ケニヤ撮影旅行13日間




2004年4月28日(その1)

マサイマラも朝は寒い。マラサファリクラブでは、頼んでおくとモーニングコールの時に熱いコーヒーをポットにいれて持ってきてくれる。濃い目のコーヒーで体がしゃきっと目覚める感じだ。
(ロビーでも早朝からコーヒーサービスをやっているので、こちらで飲む人も多かったデス)

ここでのサファリは、国立公園ではないので、厳しい規則はない。いつもよりちょっと早めに出発する。
夜に雨が降ったらしく、道がかなりぬかるんでいる。悪路がますます悪路になっていた(笑)

まずは、昨日のライオンがいたところへ向かう。
いたいた!ライオンのプライドだ。オスの姿は見えなかったけど、メスが数頭とチビライオンたちがいる。昨日見たときは、木陰にいたのだが、朝は涼しいのでずっと手前に出てきていた。
子供たちはほんとうにかわいい。じゃれあって遊んでいる姿はいつまで見てても飽きることはない。
人間がこうして近づいても、恐れることも嫌がることもなく、あくまで自然体。まるで人間の存在なんて、目に入っていないかのようにさえ思われる。
いつも人間に追い掛け回されているから慣れちゃってるのかな?でも、インパラやシマウマだって毎日人間を見ているはずなのに、近づいたり目が合ったリするとすぐに逃げちゃうのに。
そんなことを考えているとナフタリが言った。「本当に強い動物は、人間を怖がったり逃げたりしないんだよ」・・・なるほど、そういうものなのね。


ライオンのプライドを後にすると、サバンナにライオンのカップルがいた。
こちらは2頭だけで、ゆっくりと歩いている。まるでハネムーンにでも出かけているかのようである。一頭が立ち止まると、もう1頭も立ち止まる。片方が歩き出せば、もう片方も・・・と、とても仲がよい。



マサイキリンの群れに合った。なによりもその毛並みの美しさにびっくりする。
やっぱり、背の高いキリンは、狭い動物園の柵の中より、この広いサバンナの方がよく似合う。というより、これが本来の姿なんだね。
こんなにひろいサバンナを悠々と自由に歩きまわれるなんて、気持ちいいんだろうな。
その高い視線からは、どんな光景が見えるのだろう。











チータがいた!
無駄のないしなやかな体は、本当に美しくて思わずうっとりしてしまう。
よく見ると、子供が3匹一緒だった。生後1年を過ぎた子供たちは、首から背中の毛に産毛が少し残っているものの、ほとんど親と同じ大きさだった。こんなに大きな子供を3匹も食べさせていくのは、お母さんも大変だろうな。
実際、お母さんチータのお腹はぺったんこ。何にも食べていないのがわかる。

チータの子育ては18ヶ月。この3匹も、もうじき1人立ちする時期になるだろう。


 

マサイマラにもゾウの群れはいる。でも、群れといってもずいぶんと小さなものだ。
アンボセリであんなにすごいゾウの大群を見てしまった後なので、あんまり感激がないのよね。
最初にゾウを見たときには、1頭でも「わーーーい♪」って喜んでいたのに。
ちらりと、ゾウの写真を撮って、ナフタリに「もう十分。違うところに行きましょ」という。
「ゾウはもういいのか?」って顔をされたけど、とりあえず車を発進させた。

次は、何にあえるかな・・ってワクワクしていたのに、見えてきたのはロッジのゲート。
あれあれ・・・まだ11時半だよー。いつもより1時間も早いじゃん(汗)
大丈夫か・・ナフタリさんよぉ。




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