極楽バンコク5日間



2003年10月16(木)その1

6:30起床。女の朝は忙しいのだ(笑)
今日の朝ごはん
ホテルの朝食は、ゴキゲンもの。
パンやシリアルの種類は多いし、ワッフルやフレンチトーストもある。
ハム、ソーセージ類や卵料理、サラダ、フルーツなどのコンチネンタルスタイルのほか、タイヌードルやお粥、タイの家庭料理っぽいお惣菜も並んでいる。
おかげで朝から食べ過ぎてしまうのだけど・・・。とてもおいしゅうございました。


今日は市内観光に出かける。
私たちのツアーは、基本的にはフリーなのだが、オプショナルとして1,000円の追加料金で半日市内観光+ランチとなる。そして、あと3,000円プラスすると、2時間のタイ式マッサージとシーフードレストラン「ソンブーン」でのディナー付となる。
私たちは、このどちらも申し込んでおいたのだ。
朝のピックアップは8:00。
オプショナルツアーといっても、車は我々3人の貸切。プライベートチャーターだせっ!8人乗りワゴンを、楽々3人で使わせてもらう。
こんな船です。エンジン付
まずは、暁の寺 ワット・アルンへ。ワットというのは「寺院」という意味だそうだ。
パークローン市場を抜け、車は船着場へ。
ワット・アルンへはここから船でチャオプラヤ川を渡っていく。
ほんの数分のクルーズだけど、川を渡る風がとてもここちよい。チャオプラヤ川には、いろいろな船が行き交っている。



← 船の中から見たワット・アルン
ワット・アルン(正式名称:ワット・アルン・ラチャワラーラーム)は、三島由紀夫の小説「暁の寺」の舞台となったところである。

この寺は、アユタヤ王朝時(1350年〜1767年)にはワット・マコークと呼ばれた小さな普通の寺院だったが、アユタヤ王朝崩壊後の戦乱の世を制したタクシン将軍が1767年、トンブリ(バンコクの隣の市)に都を制定して王朝を開くと、この寺院をワット・チェーン(チェーンとはタイ文語で“夜明け”の意)と名付け最高の格式を持たせ、第一級王室寺院とした。
トンブリ王朝は1代で滅亡し、その後現在のチャクリー王朝となる。そして、第一級王室寺院は新築されたワット・プラケオとなり、ワット・チェーンはラーマ2世の頃にワット・アルン・ラチャターラームと名を変え、ラーマ4世時に至って現在の名称となった

ワット・アルンは仏塔(プラーム)が有名である。この高さは75メートル。
仏塔はバラモン教の破壊の神シヴァの住む聖地カイラーサ山を形どっていると言われ、仏教色はほとんどないといわれている。

外壁は陶器で装飾されている
仏塔の外壁には、砕いた瓦や中国陶器がモザイク状に張り付けられており、これらの陶器に陽光があたり、きらきら輝く様は本当に美しい。
こうした装飾様式はアユタヤ時代から行われているが、これはペルシャの様式の影響を受けているとそうである。



多くの仏が仏塔を支えている 拡大するとこんな感じ

トンブリ時代、この寺のまわりには、中国人が多く住んでおり、またタクシン将軍の父も中国人だったため、中国美術の影響を強く受けた装飾が多く、現在も中国系のタイ人の厚い信仰を受けているそうである。そのためか、バラモン教やヒンズー教の神々を象った装飾をたくさん見ることができる。

本堂など、建物の中には入ることができないが、仏塔の途中までは登ることができる。ただし、階段が急なので足元には十分気をつけて! 高いところから見る、チャオプラヤ川対岸の眺めもなかなかだった。

バンコクでは、野良犬の姿をよくみかけるが、この寺院の敷地内には、なぜか猫ちゃんが多い。
ちょうど子供が生まれる時期なのか、たくさんの子猫ちゃんがのんびりお昼寝している。

日本の寺院はどちらかというと、地味なものが多いでしょう。
それに比べると、ワット・アルンはカラフルで華やかな寺院という感じがした。

ガイドさんに言わせると「これは全然派手じゃないですよ。エメラルド寺院はもっと綺麗よ!」
またここは「暁の寺」というだけあって、朝陽や夕陽に照らされるワット・アルンの美しさは格別だそうだ。
今度は、時間を変えて訪れてみたいなあ。


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