極楽バンコク5日間


2003年10月16日(木)その3

お寺見学終了後、ランチの前に、ツアーお決まりのショッピングだ。連れて行かれた先は、典型的な観光客相手のお土産物屋さん。
宝石はじめ、タイシルクやベンジャロン焼などの工芸品、ドリアンチップスやチョコレートなどの食品まで何でも売られている。
そして、お客一人一人に日本語の話せる店員がつき、サービス満点というか、何とか買わせよう作戦である。
ここで私は、サファイヤの小さなピアスを悩みぬいた末に買ってしまった。本当に小さな石なのだけど、デザインがとても気に入ったのだ。
日本で買うより確かにずいぶんと安いし、タイに来た思い出にもなるし・・と理由をつけて(笑)。
お揃いのペンダントトップも売っていて、これも安いし素敵だったんだけど、そこまでは予算がない。
しかし、私の傍らにくっついていた担当のオバサン、私たちが帰る間際まで、私の耳元で「ペンダントトップすてきね。安いね。」と繰り返していた。(笑)

私が、ピアスを物色している間に、ユウコちゃんとマイコちゃんも、調子よくお買い物をしていたようだ。まるで、「がっちり買いまショー」状態。(古いっ!)
結局、何だかんだとお買い上げ。私たちっていいカモ!

12時を回ったので、次はランチ。
ツアーについているランチなんてたいしたことないかなーって思っていたら(だってツアー代金1000円だし)、ヒルトンホテルの中華レストランで飲茶だった。
さすがヒルトン、高級な雰囲気がただよっているわ〜。
で、この飲茶、驚いたことにものすごい量。前菜を食べたあとに運ばれてきたせいろたち。
これだけでもすごいのに、この後、再びこれと同じくらいのせいろがやってきたのだった。
おいしいんだけどね、さすがにつらいわ、この量は。

これでひととおりの市内観光はおしまい。
あとは、タイ式マッサージの時間まで自由にショッピング。といっても、車は私たち専用だから好きなところへ連れて行ってもらえる♪
とりあえず、今日は
ワールドトレードセンターへ行くことにした。
ここは巨大なショッピングセンター。とにかくその大きさにびっくりだ。
外国人観光客用のデューティフリーもあれば、タイのデパートZenと日本の伊勢丹の2店舗のデパートが入っており、周辺にもたくさんのお店がある。
まずはDFSをひやかしたあと、シルクショップ 
ジム・トンプソンでダンナのおみやげにネクタイを購入。
その後、伊勢丹の下着売り場へ。お目当てはもちろん
ワコール・トリンプ商品。タイではこれらの商品が激安で買えるので、日本人女性には大人気なんだそう。
日本と比べると、色やデザインはそう多くないけど、確かに安い。こんな値段で買っちゃうと、もう日本で買えなくなりそうだ。
あ、戦利品の写真については、ご勘弁くださいね。(笑)ごくシンプルなヤツばかりですので・・。

お買い物をしていると、時間が過ぎるのはあっという間だ。ふと、気がつくと、もうガイドさんとの待ち合わせの時間。
え〜っ、まだ食料品売り場に行ってないよ〜。
まま、まだ帰国までは時間があるからね。そうあせらずいきましょ。
とりあえず、待ち合わせ場所に向かう私たち。しかし、甘かった。
ワールドトレードセンターは何しろ広いのだ。しっかり道に迷ってしまい、ちょっぴり遅刻してしまった。

ショッピングの後は、お楽しみのタイ式マッサージ。
行ったところは、BTSチットロム駅に程近い
ヤシロマッサージというお店。
バンコクの市街は、大きな道路が何本も通っていて、こういう道路には大きなビルやおしゃれなお店が並んでいるが、そこから入った小さな小道(ソイ)には、古い汚い建物が並び、人通りもぐっと少なくなる。大通りとはまったく違った雰囲気だ。昼間でもちょっと怖い感じだった。
このお店もそんなソイにあった。
ソイに入るとこんな建物が並んでいる ヤシロマッサージ

まずは靴を脱ぎ、足を洗ってもらって部屋に通される。3人が一緒の部屋に入ると、マットレスが3つ並んで置かれ、それぞれカーテンで区切られている。
そして、用意された施術着に着替える。この施術着、薄いクレープ地というのか、そう、オヤジの夏のパジャマみたいな感じのものだった。
タイ式マッサージは、皆さんもご存知だろう。
日本の指圧は、指先だけで行うマッサージだが、タイ式のマッサージはそれこそ全身をつかって、揉み解すだけでなくストレッチの要素を含んだマッサージである。時に、それはプロレスの技のようであったり、柔軟体操のようであったりするのである。

足のうらから、マッサージが始まる。もちろん気持ちよいのだが、時にツボに入ったときなどは、「うぐぐっ」と声がでてしまうほど、痛かったりもする。
気持ちよくてうとうと〜、うぐぐっ 痛いっ、それが交互にやってくる感じかな。
マッサージの最中、気になったのは、マッサージをしてくれるオバサンの足の感触である。
タイ式マッサージでは、ストレッチのためなどに足も使ってくれるのであるが、この素足の感触がどうにも気持ち悪いのだ。
他人に体を触られる機会はいろいろある。マッサージだったり、病院でだったり、美容院もそうだ。それらはみんな「手」を使ってであり、「足」を触れられる機会と言うのはそうあるものではないだろう。
そのせいか、どうもこの足の感触っていうのがなじめない。この人、水虫じゃないよね〜などと、ぼんやり考えてしまった。(笑)
それでも、マッサージが終わったあとには、体がすっきりしていた。なんとなく重く感じていた足も、軽くなったよう。やっぱり、効き目があるのだわ。

このタイ式マッサージ、直接お金を支払ったわけではないので、はっきりした金額はわからないのだが、2時間で500バーツくらいが相場のようだ。
あ、最後にチップも忘れずにね。

マッサージ後は、お楽しみの夕食だ。地元でも人気のシーフードレストラン「ソンブーン」へ。
ここは、以前からおいしいと聞いていたところで、是非行ってみたいお店だったのだ。評判の蟹カレーは何としても食べなけりゃね。
ツアーの食事がたいしたことなかったら、追加で何かオーダーすればいいよね・・などとみんなで話していたのだが・・・。

昼の飲茶同様でるわでるわ・・(笑)
蟹のカレー炒め 塩茹での海老 ソースも激ウマ

本日のメニュー
 ・空芯菜の炒め物
 ・海老団子の揚げ物
 ・蟹のカレーいため
 ・チャーハン
 ・海老の塩茹で
 ・トム・ヤム・クン
 ・鱸の香草蒸し
 ・果物盛り合わせ
お飲み物は、もちろんシンハービール♪ 
評判の蟹カレー、激うまっ。
蟹と卵を炒め、カレーパウダーで味付けしたもので、タイカレーとは全く違う一品だ。辛いんだけど、まろやかでとにかく美味いっ。チャーハンにかけても絶品。
多分、私の今までの生涯において、食べてきたものの中で5本の指に入るかもしれないくらいおいしい♪(マジで) トム・ヤム・クンも今まで食べてきたものの中で一番のおいしさだった。
いや、他の料理も、とにかくおいしいのである。
もう3人とも大満足っていうか、「おいしい」って言葉しか口にでてこないので、会話が成り立たず。(笑)
しかし、量が多くて、とても食べきれない。これらの料理を残してしまうことがめちゃめちゃくやしい私たちなのだった。
いつもなら3人でゴンゴン飲むのだが、お腹がいっぱいでビールもすすまない。これもまた悔しいわ。

食事を終えて、店を出る私たちの姿は、みんなお腹を突き出して、後ろにそっくり返っている状態。即席妊婦3人の出来上がり〜。(爆)

しかーし、私たちの夜はまだまだ終わらないのだ。これから、
ナイトマーケットに繰り出すんだもんね。
ナイトマーケットは夕方の4時頃店を開き、だいたい12時くらいまで営業しているのだそうだ。
アジアン雑貨や、漢方薬、洋服やお土産物などのお店がずらりと並んでいる。デパートなどに比べたら、値段もずっと安いので、観光客だけでなく地元の人も買い物にくるところだそうだ。
お腹いっぱいで動きたくなくないモードでも、こうしてぶらぶらウィンドウショッピングしていると、不思議とお腹がこなれてきて、お買い物モードにシフトしちゃうから不思議だなぁ。
ユウコちゃん、藤のバッグを値切り倒して2個お買い上げ〜。
お店が並んでいて賑わう通り 露天も出てます

今日一日、観光も、お買い物も、マッサージも、そしてお腹いっぱいおいしいお料理も堪能して、大満足な一日だった。

「明日のフリータイムはどうするの?」ガイドのお姉さんが、私たちに尋ねてくる。
本当は、フェイシャルエステに行きたかったんだけど、今日電話してみたら、希望の時間の予約がとれない。それなら、明日の午前中もお買い物ってことになるけど、今日のうちにけっこう買ったしなぁ。どうしようか・・3人で顔を見合わせる。
「それじゃ、水上マーケット行ってみない?」と切り出す私。実は、とても行きたいところだったんだけど、他の二人があんまり興味なさそうだったから今まで言えなかったのだ。
ツアー会社のオプショナルツアーでは、水上マーケットとローズガーデンの一日観光で売っているらしいけど、明日の午後にはエステの予約が入っているから、どうしてもお昼までにはバンコクに帰らなくてはならない。
ガイドさんに「水上マーケットだけにしてっ」と無理をいい、ついでにツアー代金を値切っちゃったりして、プライベートチャーターでなんとか半日でマーケットだけ行けることになった。

ホテルにもどって、ちょっとびっくり。
エントランスのところで、昨日はなかった手荷物検査が行われているのだ。金属探知機にすべての手荷物をとおし、人間も探知機を通らなければならない。ロビーや道路にはポリスの姿も見える。
そう、20日から始まるAPEC国際会議のため、バンコク市内のホテル等で警備が厳しくなっているのだった。

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