極楽バンコク5日間


2003年10月18日(土)その1

楽しい旅も今日で終わり。あっという間に過ぎてしまう時間がちょっと淋しい。今日は18:00にチェックアウト。それまで有意義に過ごさなきゃね。
今日は、エステと買い物とタイ料理のほか、私たちの大きな目的を達成するのだ。
それは
「象にのること!」
思いっきり観光客だけど、やっぱりタイにきたら象に乗らなきゃね〜と行きの飛行機の中で盛り上がっていたのだ。

成田のJCBカウンターでもらったパンダツアーという現地旅行会社主催の
「バンパイン宮殿とアユタヤ 象でお散歩」というツアーが安くて、内容もなかなか気に入ったので、昨日電話で申し込んでおいたのだ。象に乗れるところはローズガーデンもあるけど、せっかくなら世界遺産アユタヤ遺跡も見てみたい。おまけにJCBプラザを通じて申し込むと10%オフになるし。

本来ならホテルまで迎えにきてくれるんだけど、APECのため私たちのホテル付近は大型バスが通行できなくなっているそうで、パトムワンプリンセスホテルまで来てほしいとのことだ。集合時間は7:00。
なので、今朝は5;30起床。待ち合わせのホテルは、BTSナショナルスタジアム駅に隣接されたホテルだ。
BTSの乗り換えもあるし、隣接されたホテルと言っても、駅とホテルの間には東急、マーブンクロンという巨大ショッピングセンターがあるので、ある程度かかることを予想していかなければならない。くっそー、APECのおかげで早起きしなきゃじゃないかよー。

朝6:00過ぎのBTSはまだそれほど混んでいない。
ホテル最寄のプロンポン駅
タイ語はやっぱり判読不可能
スカイトレイン 車内 シートはプラスチック製


予定通り7:00少し前に、指定されたホテルのロビーに到着。受付をすませる。
私たちが参加するのは「象さんとお散歩 アユタヤ遺跡とバンパイン宮殿」というコース。このコースには往復バス利用と、往路バスで帰路は船という2コースがある。私たちは時間の関係で往復バスコースだ。
バスには2コースのお客さんが乗るので、40人乗りのバスがほぼ満席状態で出発だ。

パンダバスは、乗合の観光バス。いろいろな人が集まっている。これだけのお客を集めることができるのだから、ツアー代金も安くできるのだろう。
私たちは二日間プライベートチャーターしちゃったわけだから、やっぱりイマイチって感じを受けた。ま、でも普通のツアーってこんなもんなんだろうな。
代金も安いんだから、仕方ないよね。

バンコクから1時間ちょっとで、バンパイン宮殿に到着。ここは、王室の夏の離宮である。
17世紀にアユタヤ26代プラサートトーン王によって夏の離宮として建てられ、その後歴代王室の夏の宮殿として使われてきた。
アユタヤがビルマ軍に倒されてからは荒れ果ててしまったが、今のチャクリー王朝のラーマ4世によって再建され、ラーマ5世によって宮殿などが増設された。
現在も王室の管理となっているが、国王は特別のときにしかここへはいらっしゃらないそうだ。しかし、海外からのVIPたちがアユタヤを観光される時には、休憩所として、あるいはランチをここで取られたりするそうである。

ホ・ヘム・モンティエン・テラワット
ラーマ5世によって作られた仏塔である。この中にはアユタヤのプラサットトーン王の像が置かれている。
とうもろこしのような形をした仏塔はクメール様式のものである。
仏塔はタイ語でチェーディーもしくはプラーンと呼ばれる。

ホ・ウィトゥン・タッサナー

1881年ラーマ5世によって作られた見張り塔。宮殿の外を見張るために作られたもの。
3階建ての塔には上ることができ、園内の風景を見渡すことができる
このようなヨーロッパ風の建物がとても多い 庭の剪定が象さんなの、かわいい♪

プラ・ティナン・ウェーハート・チャムルーン

中国風建築の宮殿。屋敷内は見学できる(撮影不可)。
屋敷内には漆黒の中国家具、中国陶器、動物や植物が描かれたタイルなどで豪華絢爛に装飾されている。
この屋敷はラーマ6世が好んで使用されていたという。

池にうかぶタイ式の建築物
バンパイン宮殿には、西洋、東洋いろいろな趣向をこらした建物が点在している。

宮殿と名の付くところはどこでも広大な土地だけど、ここももちろんそうだった。
ヨーロッパ趣味の庭園と、趣向をこらした数々の宮殿はまさしく別世界。バンコクの汚い街並みとは雲泥の差である。
ゆっくりお散歩したい・・そんなふうに思える宮殿だった。

ブーゲンビリアがいたるところに タイの国花 ゴールデンシャワー

バンパイン宮殿をあとにして、さぁ次の目的地へ・・・というところでトラブル発生。
バスが故障したのだ。「今、直していますので少々お待ちください。」といわれたが30分たっても直る気配はなさそうだ。
私たちのツアーは、船で帰る人と、バスで帰る人が混載している。私たちのようにバスで帰る人はともかくl、船で帰る人は、船の出航時間までには乗船しなければならないのだ。ここでの遅れはかなり厳しいだろう。バンコクから新しいバスを手配するにも、到着まで1時間はかかる。
急遽、駐車場でとなりに止まっていたバスをお借りすることになった。
このバス、小学生が修学旅行で使っているものらしく、小学生がバンパイン宮殿を見学中に、このバスのドライバーが我々を次の訪問地まで送ってくれることになったようだ。
しかし、ガイドさんからは「すいません、
このバスは冷房がついていないんです。扇風機はありますが・・・
なんですとー(笑)!この暑い国で、まさか冷房なしの車に乗るとは思わなかったなー。
で、乗ったバスがまたすごいバス!!
天井の扇風機も笑えるけど、それより内装がものすごーく派手!天井の色とシートの色、カーテン、とにかくハデハデである。おまけに、写真じゃわからないけどミラーボールがくるくる回ってたりして〜(笑)
このバス、また運転がめちゃめちゃ荒っぽい。時間がおしているのもあるんだけど、その遅れを取り戻そうとするのか、猛スピードで走るのだ。一般道をぜったい100キロちかく出ていたに違いない。
なんてったって、観光バスがびゅんびゅんと一般乗用車を追い越して行くんだから〜。
このあたりの道は、一応舗装されているとはいえ、状態がいいとはいえない。もう揺れる揺れる・・・。怖いったらありゃしないわ。

20分ほどのドライブだったが、生きた心地がしなかった。バスを降りてまたまた驚いた。
乗るときは急いでたので、バスのデザインまでゆっくり見れなかったのだが、こんなすごいバスだったとは・・
ドライバーさんは、いかしたお兄ちゃんだった。
ここでこのバスとはお別れ。今度は小学生を迎えに、またまた猛スピードで戻っていったんだろう。


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