極楽バンコク5日間


2003年10月18日(土)その2

さあ、世界遺産アユタヤの観光だ。

アユタヤは1350年、中部タイのウートン王が開いた王朝である。
クメール族やビルマ族からの攻撃を避けるため、四方を川に囲まれた中州に首都がおかれることになった。
アユタヤ王朝は、その地理の優位性をいかし、国際的な貿易港として栄えることになる。アジア諸国はもちろん、ポルトガル、スペイン、オランダ、フランス、イギリス等のヨーロッパ諸国との貿易も行われてそうである。日本でも徳川時代の御朱印船貿易の大きな取引先はアユタヤであった。
山田長政が日本人町の頭領であったが、最盛期には1500人もの日本人がアユタヤに住んでいたといわれる。
そんな繁栄をみせたアユタヤだが、1767年ビルマ軍の攻撃により、滅亡してしまう。5つの王朝と35人の王様によって統治されたアユタヤの歴史は417年で幕を閉じることとなった。

ワット・チャイ・モンゴン

1357年に建てられたお寺。
ビルマ軍攻撃の後は荒れ果てていたが、1957年に修行僧がもどってきて、修復が行われた。

← 大きな寝釈迦像が横たわっている。アユタヤ型の仏像は、顔が広く、鼻も広いのが特徴。とても愛嬌のある顔をしている。日本の仏像とは違っているよね。

→ 高さ60メートルもあり目を引く仏塔がヤイ・チャイ・モンゴンだ。これは19代の王様が、ビルマの副王と戦って勝った記念に建てられたもの。


← 本堂にあるご本尊。
ここは写真撮影も許可されている。
さほど大きな本堂ではないが、庶民的で親しみのもてるものだった。
日本では、「どうか○○できますように」とお願い事をするときにお賽銭をする。
タイでは、お賽銭をすると、いつか必ず自分のところに帰ってくるといわれているそうだ。だから、余裕のあるときは、みんな必ずお賽銭をして、手を合わせている。



← ワットを取り囲むように、黄色の法衣を纏った仏像が並んでいる。
ずらりと並んだ仏像は圧巻である。静かにワットを見守っておられるのだろうか。
これだけのたくさんの仏像だが、みんな少しづつ顔がちがっているのである。

バスのトラブルのため、見学時間が短くなってしまったのが残念。
もうすこしゆっくりできたらよかったのに・・。

次はいよいよ象に乗るんだ。
エレファント・キャンプでは、象に乗ってお散歩ができる。(10分で200B、30分500B)
こんな大勢ツアーで行って大丈夫なのかしら・・と思ったが、心配なかった。
客待ちの象さんです→
みんな、よく訓練されてるの。
写真を撮ってもらいたい人は、最初に申し込んでおきます。(300バーツ)



さあ、お散歩に出発〜。象の背中ってあたりまえだけど、すごく高い!
しかし、乗り心地がいいとは言えないね。象さんが一歩一歩、歩くたびにかなり揺れる。
どすん、どすんといった感じかな。そのたびに、体が右へ左へと傾き、バランスをとるのが大変。
おまけに足の置き場がないのですごく不安定。かなり怖い!
最初は10分なんて短いーって思ったけど、10分で十分だったわ。(笑)
背中の上から、別な象に乗っているマイコちゃんの写真を撮ろうとするけど、揺れるのでなかなかシャッターが押せない。それよりも、怖くてそんな余裕もないのよね。
私たちは最初に写真を申し込まなかったけど、デジカメで撮った写真も売られている。
←がその写真。(1枚160バーツ)結局、こういうアングルで写るには撮ってもらうしかないのよね。

ここでまたまたトラブル。
私たちが乗った象は、象の中でもひときわ大きい象。他の象が、下のほうに見えたもの。
で、パラソルが途中で電線にひっかかってしまったの。象使いのお兄さんが大慌て。
「危ない危ない」って慌ててはずしていた。あー、感電しなくてよかった。

スタート場所から、遺跡の見える場所まで行ってUターンして帰ってくると10分くらい。Uターン場所は、遺跡をバックに写真を撮るのによい場所だった。
お兄さんがいるので、カメラを渡すとシャッターを押してくれます。
たった10分間だったけど、念願の象乗りができて、いい経験だったわ〜。


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