うつろひ

透明で、うつろひゆく。

IN PRAISE OF SHADOWS
杉本博司/現代美術センターCCA北九州/1999年初版
品切れ中
Condition;良、函付き

杉本博司のアーティストブック。映画館の長時間露光や、静かな海原と水平線の写真など、“時間”という抽象概念をモチーフにした作品で知られ、海外からも注目されている杉本。この本では、撮影したロウソクを透明フィルムにプリントして収録されていて、うつろう炎が、凍結してしまったかのようです。21.5p×16p。→more


ヴォルフガング・ライプ展
松本透ほか/東京国立近代美術館/2003年初版
品切れ中
Condition;良

国立近代美術館で開催された、現代のドイツを代表する彫刻家ヴォルフガング・ライプのわが国で初めての回顧展のカタログ。ライプは、近代の科学が人間の生と死、心や精神の問題を扱いえぬことに深く失望して、医学の道から芸術へと転じ、自然素材への芸術的な働きかけを試み、精神性の高い作品を発表し続けています。このカタログでも、《ミルク・ストーン》や花粉の仕事、そして大がかりな舟のインスタレーションなど、彼の代表作を紹介しています。28.6p×23p、109頁。→more


はじめもなく終わりもない 宮脇愛子―彫刻家の軌跡
酒井忠康ほか/神奈川県立近代美術館/1998年
price;¥1,500
Condition;良

神奈川県立近代美術館で開催された宮脇愛子の展覧会のカタログ。ステンレス・ロッド作品“うつろひ”をはじめ、 国際的に活躍する作家のこれまでの仕事を回顧したカタログです。27.5p×21.6p、125頁。


若林 奮 展
市川政憲ほか/東京国立近代美術館/1987年
品切れ中
Condition;少汚れ

東京と京都の国立近代美術館で開催された若林奮の展覧会カタログ。時流にくみせず、彫刻の本質を追及しつづけた若林奮。2003年に若くして逝去されましたが、このカタログでは、〈振動尺〉と〈所有・雰囲気・振動〉という二つの仕事をとりあげています。実は、私の一番好きな彫刻家です。27p×21p、82頁。→more


ジャン=ピエール・レイノー展 1,2 2冊組
水戸芸術館現代美術ギャラリー/1992年
品切れ中
Condition;並

水戸芸術館で開催されたレイノー展のカタログ。人間の生と死をみつめ、人間存在の根源を問う作品を発表しつづけるレイノー。この展覧会では、水戸芸術館の要請に応じて、水戸市内に滞在し、タイルや放射性物質・化学薬品などの表示ステッカーなどを駆使して作品を制作。『記号』をテーマとした展示がおこなわれたようです。カタログの1では、レイノーの代表作を、2では、館での展示風景を紹介しています。29.7p×21p、1は143頁、2は39頁。→more


AION KENJI KOBAYASHI
小林健二/用美社/1990年
品切れ中
condition:並、プラスチックカバーに傷あり、作家献呈署名入り

目のつけどころがいい「用美社」から出版の小林健二の大部のアーティストブック。17歳の作品からはじまる小林健二の仕事がカラー図版多数で紹介されています。34.5p×26.5p、243頁。→more


小山穂太郎展 Phantom
栃木県立美術館/2002年
品切れ中
Condition;並

栃木県立美術館ほかで開催された、小山穂太郎の展覧会カタログ。映像を表現の核にしている小山。映像の化石ともいうべきオブジェやフィルムプロジェクションなどが紹介されたこのカタログを眺めていると、うつろいゆく時間、遠い日々の記憶などが、眼の奥で流れていくような感覚にとらわれます。27p×22.5p、167頁。→more


倉重光則 ギャラリー現 作品集1
倉重光則/ギャラリー現/1993年
品切れ中
Condition;並

ギャラリー現が発行した、倉重光則の作品集。ネオン管や蛍光管を作品の一部に取り入れ、光と物体、物質とのかかわりを追求してきた倉重光則。この本では、1992〜89年「不確定性正方形」、1989〜84年「青い欲動」、1985〜83年「連鎖反応」、1983年〜79年「機能・図解」、1979年〜75年「機能・媒体」、1974年〜70年「浜辺に積もった白い雲」、というように新作から過去へ遡って、作品を紹介しています。29.6p×21.1p、116頁。→more


北欧の美術 静寂を見る・叫びが聞こえる
西武美術館/1987年
品切れ中
Condition;並

西武美術館でおこなわれた、19世紀末から現代までの北欧の美術シーンを展望した展覧会のカタログ。デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン5カ国の重要な作家たちが紹介されています。29p×22p、158頁。→more


現代フィンランド絵画
ジョン・ボールトン=スミス/形象社/1972年初版
品切れ中
Condition;並

19世紀後半から現代までの、フィンランドの現代絵画と版画を紹介した本。フィンランドの画家は、アルヴァー・アールトやタピオ・ウィルカラなどの国際的な名声を得ていませんが、次々と生まれていった新しい芸術的思想を吸収しつつも、他のヨーロッパ諸国とは、ひとあじ違った独創性に満ちた世界が、紹介されています。21p×14.8p、78頁。