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TOUCH&FEEL


〜 第2回 〜 2007.10.13 Sat

「 コミュニケーション 」

◇要約版◇

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(タイトルコール / 男声)

MIKI IMAI... TOUCH&FEEL


 こんにちは。今井美樹です。無事2回目を迎えた、今井美樹「TOUCH&FEEL」。

 あなたの笑顔がこぼれるときって、どんなとき?




♪ Linda Lewis 「 ALL MY LAUGH 」




 「私の笑顔全部あげる!」。な〜んてこんなこと言われたらうれしいですよね。自然に笑顔があふれてくる リンダ・ルイス のキュートなナンバー、「オール・マイ・ラフ」でした。





 今井美樹がお送りする「TOUCH&FEEL」。今週は「コミュニケーション」っていうことについてちょっと考えてみようかな〜と思っています。

 実は今、私の目の前にねぇ、ひとつの写真集があるんですけれども。写真集のタイトルは「スーパー・スターズ」。フォトグラファーは レスリー・キー(Leslie Kee)。

 これはですね、2006年のスマトラ沖地震の、津波被害者へのチャリティーのために撮り下ろされた、アジアのさまざまな国内外のアーティストたち、300人以上、撮り下ろしている作品です。

 実はね、私も撮っていただいたんですよね。(笑) ありがたいことに。この中に、参加させていただきました。

 今ね、ここでペラペラめくっていても、役者さん、ミュージシャン、それからスポーツ選手も、本当にありとあらゆる方たちがいらっしゃって、非常にアーティスティックな作品なんですけども。

 なぜこれを出したかっていうと、レスリー がこの津波の被害者の方たちのチャリティーのために、自分ができることは何かっていうことで、「僕は写真を撮る」と。その写真で、少しでもその被害にあった方たちの役に立てたらっていう、その気持ちに、声をかけていただいて賛同した人たち、みんなここに参加しているんですけれども。

 コミュニケーションの持ち方っていろいろあると思うんですけど、たとえばこの写真集でいうと、Leslie の想いに、どんどん自然に同調して、その大きなエネルギーがひとつの作品となり、それを買っていただいた方のその想いが、実際の具体的な金額になり、それが最終的に被害に遭った方たちに届くっていう。

 なかなか、お互いに向き合ってするコミュニケーションだけじゃなくて、こちらから何かボールをどこかに向けて「バーン」と投げて、届かせたいと。ある種一方的かもしれないけれども、何かそういう、ボールの投げ方でないとできないような、でもすごく大切なコミュニケーションの仕方もあると思うんですけど。

 なかなか、心で思っていても、きっかけが上手くつかめなくて、行動に移せないみたいなことも、やっぱりたくさん、あったりすると思うんですね。

 私も今回、これに参加させていただいて、ただ写真を撮られるっていうことだけではなくて、そこから自分の何かを伝えたい。そこからあの人の何かを感じ取りたいっていう、すごく大きなコミュニケーションの手段だったりするので。

 仕事柄そういうことをね、経験させていただいたことは、私にとってはね、いろんなことを感じたりするのに、とても大きなものとしてね、心の中に、大切な宝物として、積み重なっています。




♪ 荒井由実 「 卒業写真 」




 荒井由実、「卒業写真」。お送りしました。


(タイトルコール)

MIKI IMAI... TOUCH&FEEL


 今井美樹がお送りしている「TOUCH&FEEL」。今週はコミュニケーションについて考えているんですけれども。

 たとえば私のことを取り上げて、(笑) ちょっとお話をさせていただくと、もうすぐ公開になりますが、映画に参加させていただいているんですね。久しぶりに。いろんな理由があって、最初はずっと「できません」と、お断りをしていたんです。

 でも結果的に、映画のお話を受けることになったきっかけというのが、主人公の役を、役所広司さんがおやりになるっていうことが、何度目かのお話をいただいたときにわかったんですけども。

 そのときに、頭に「ふぁ〜っ」と浮かんだ画が、その「幸弘(ゆきひろ)さん」という主人公が、だんだん最期に向けて、永遠のさよならをするところに向かっていくんですけれども。

 こんな環境のこんな境遇の中で、この夫婦が投げ合っている、会話というキャッチボール。この夫婦はどういうふうに、この会話をキャッチボールするんだろうかっていうことをね、役所広司さんの声を具体的にそのイメージしたとたんに、すごく「ふわ〜っ」とイメージが広がってきて。

 その奥さんである美和子っていう人と、役所広司さんが演じる幸弘は、どういうふうにセリフをつないでいくんだろうか。そしてこの、なんでもないけれどもとても穏やかな、静かなシーンがどういうふうに、その空気感が彩られていくんだろうかっていうことにすごく興味が出て。

 私は私で、自分の実生活の家族との中での時間の紡ぎ方、夫婦の時間の紡ぎ方というのがあります。でも逆にいうと、家族の時間の紡ぎ方も、夫婦の時間の紡ぎ方も、我が家は我が家のものでしかなくて、我が家のことしか知らないんですね。

 だけど、映画の中でね、実際の家族ではない時間を体験できたことでね、それを通じて気がついたやさしさだったり、それをむき出しにするだけではないやさしさ。でもむき出しにすることが、実は一番ほしかったやさしさだったりとか。いろんなものをね、疑似体験できて、私はすごくねぇ、感じることが多かったんですよね。

 だから、家族っていう一番近い、本当に自分が素になれるところでとるコミュニケーションが、実は一番難しいんじゃないかなって、どこかで思っているところがあるんですけども。

 でもだから、家族のコミュニケーションっていうものをね、この映画の家族のように、丁寧に紡ぎ出していきたいな〜っていうのをねぇ、改めて感じました。




♪ Louis Armstrong 「 WAHT A WONDERFUL WORLD 」




 ルイ・アームストロング で、「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」でした。

 今井美樹がお送りしている「TOUCH&FEEL」。今週はコミュニケーションについて、いろいろ考えてみたんですけども。

 先週ね、この番組でラジオについてお話しました。そのラジオっていうものがねぇ、ある意味私にとっては、すごくいろんなことをみなさんとコミュニケーションをするという、大きな場所だったりするんですけれども。

 目の前に実際に人がいるわけではないけれど、ネットとかそういうものとは違って、直接この自分の声というものを使って、この温度を伝えていくというか。この距離感がね、非常にリアリティーがあって、私にとっては、とても大切な、空気感だなと思っています。

 そしてね、この番組なんかはね、今まで私がやらせていただいた番組と違ってね、みなさんからの情報もね、いただきたいんです。私が知っていることだけをみなさんにお伝えするという、一方方向からのコミュニケーションのとり方というよりも、逆にみなさんからたくさんのことを教えていただいたり。

 この番組で、私も新しい情報とかいろんなものを知って、感じて、そしてそれを、みなさんにお伝えできたり。

 そういうね、いろんな音楽、情報、物、そして気持ちが、みなさんと共有できるような、それこそキャッチボールできるような、そんな番組にしていきたいな〜と思っています。本当にタイトル通り、「TOUCH&FEEL」という感じなんです。(笑)

 そんなことなので、みなさんからのね、メッセージとかそういうものもお待ちしておりますので、どんどん、いろんな想いを伝えてください。

 そして、この番組はねぇ、「丸の内商店会」というところがスポンサーになってくださっていますけれども。その丸の内商店会の方々ともね、いろんな情報を交換しながら、いろいろコミュニケーションをとって、みなさんにお伝えしていければいいな〜と思っています。

 すごく、私自身が楽しみにしています。みなさんも楽しみに、これからも待っていてください。


(タイトルコール)

MIKI IMAI... TOUCH&FEEL





 今井美樹がお送りしてきました「TOUCH&FEEL」。いかがでしたでしょうか。

 先週もちょっとお話をさせていただきましたけれども、今週もちょっと私からのお知らせです。

 10月27日、映画「象の背中」が、全国ロードショー公開されます。もうすぐです。ドキドキします。(笑) ぜひみなさん、観てください。すごくいいお話ですよ。役所広司さんが素晴らしいです。ぜひご覧になっていただきたいと思います。

 そして11月7日、私のマキシシングル、「祈り」というタイトルの曲が出ます。マキシシングルというぐらいですから、他にもいろいろな曲が入っておりまして。ちょっと楽しいシングルになっておりますので、ぜひこちらのほうも楽しみにしていてほしいな〜と思っています。

 来週も、こだわりの音楽とともに、心地よい時間をお送りいたします。番組ではリクエスト曲や、取り上げてほしい情報、そして私へのメッセージもお待ちしております。どんどん、送ってくださいね。

 メッセージは「www.tfm.co.jp」へ、どんどん送ってください。

 それでは、素敵な週末を。今井美樹でした。




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