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TOUCH&FEEL


〜 第46回 〜 2008.08.16 Sat

「 花火 」

◇要約版◇

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(タイトルコール / 男声)

MIKI IMAI... TOUCH&FEEL


 こんにちは。今井美樹です。海、浴衣、かき氷。みなさんはどんな夏を楽しんでいますか?

 今井美樹「TOUCH&FEEL」。今週のキーワードは「花火」。




♪ INDIA 「 SOBRE EL FUEGO 」




 今井美樹「TOUCH&FEEL」。真夏にぴったりなリズムですねぇ。チャカ・カーン(Chaka Khan) のレシオでヒットしました「スルー・ザ・ファイヤー(THROUGH THE FIRE)」のラテン・カバー。インディア で「ソブレ・エル・フエゴ」をお送りしました。

 お知らせのあとは、極上の花火をご紹介します。


(タイトルコール)

MIKI IMAI... TOUCH&FEEL





 TOKYO FM 今井美樹「TOUCH&FEEL」。今週は「花火」をキーワードにお送りしています。

 東京でも、大きな花火大会が開催されて、楽しんだ方も多いと思います。あれはあれでね、見応えがあって楽しいんですけれども。日本人の琴線に触れるような、情緒あふれる花火といえば、「線香花火」。

 そこで! 今週の情報は「大江戸牡丹」。これは、純国産の線香花火の名前です。もともと線香花火って、江戸時代に、日本人がつくり出したものなのに、今では線香花火のほとんどが中国産で、純国産のものはとっても希少なんだそうです。

 今ここにね、東京・蔵前にある「山縣(やまがた)商店」さんからお借りしてきた「大江戸牡丹」、純国産の線香花火があるんですけども。ちょっと見てみますね。

 もうねぇ、赤い箱に入ってるの。で、金の文字でね「大江戸牡丹」って入ってて、すごくねぇ、うやうやしく、開けるとね、うわ〜♪きれい〜♪ すごく色鮮やかな線香花火。

 もうね、この、開けた瞬間が、花火が「ふわぁ〜」っと上がっている感じの、色の鮮やかさというか、グラデーションなんですけどもねぇ。

 線香花火の3分の1ぐらいが、鮮やかなピンクになっていて、そこから黄色、グリーン、そして青、紫、そしてまたピンクと、「サ〜」っと色がグラデーションになっています。本当にきれいな色。

 この色を見ているだけで、気持ちが涼やかになる感じなんですけども。このねぇ、和紙も、静岡の富士市でつくられたもので、この色の染めもね、このお店のオリジナルなんだそうですよ。

 線香花火って、0.1gの火薬を、和紙に縒(よ)ってつくるらしいんですけれども。その火薬の配合とか、材料とかももちろん大事なんだけど、和紙の縒り方に、繊細な手わざが必要なんですって。この縒り方で、「パチパチパチ」の長持ち具合とかも、違ってくるらしいですよ。

 実は、国内でつくられている線香花火って、1998年には一旦、コストの安い中国産に押されて、生産廃止となったんですって。それを、この山縣商店の四代目の社長さんが、「江戸の文化を継承しなければ!」という熱い想いで、2年かけて完成させたそうなんです。

 ただ、最大の難関は、さっきお話したように、最高の「縒り」。これができる人が、もうなかなかいらっしゃらなかったそうなんですよね。それで、探しに探してやっと出逢ったのが、84歳の名人のおばあちゃんだったんですって。

 この線香花火の1本1本に、そのおばあちゃんの技が受け継がれているんですよね。そう思ってやってみると、夏の夜、またしみじみとした気持ちで、線香花火が楽しめそうです。




♪ 土岐麻子 「 土曜日の恋人 」




 今井美樹「TOUCH&FEEL」。独特な世界感でグルーヴする、土岐麻子さん。大好き♪ オリジナルは山下達郎さん。「土曜日の恋人」お送りしました。


 TOKYO FM「TOUCH&FEEL」。今週は「花火」をキーワードにお送りしています。

 最近は、娘が「花火をやりた〜い」と、急に言い出して。パパと散歩に行ったついでに、おもちゃ屋さんで花火を買ってきたとか、そんなたびに「今日はやりた〜い!」とかって言い出して。庭でやったりするんですけど。

 私が子供のときの線香花火って、持つところが細い木みたいになってて。先っぽが「火薬ですっ!」っていうのがついていて。(笑) そこを「プチプチ」っとやる感じだったんですけども。

 最近のは、さっき大江戸牡丹の線香花火を紹介したように、きれいに縒ってあるやつが多いですよね。こないだ我が家でやったやつも、何種類か花火が入ってる中に、そういうのが入っていたんです。

 それで、最初のうちは、「きれいね〜♪」とか言いながら、私も普通にやってたんです。「ポト」っとすぐ落ちて、「ママ下手」とか言われながら。

 それがねぇ、3本目ぐらいに、なぜか「あれぇ? ママ点かない。あっ、すごい燃えてきた。どうしよう」と思ったら、火薬のほうを私が持っていて、手で持つ紙縒(こよ)りの先が「ひらん」となってるほうに、なぜか火を点けていたのに、全然気づかなかったんですよね。(笑)

 なにげな花火も、我が家の中では非常に想い出深い話になってしまうんですけども。(笑) 花火をやるときに、家で飼っている、1歳半ぐらいのドーベルマンのルーリーも、放しているものですから、彼女も寄ってくるんですよ。

 だけど、手に持ってやる、ロケットみたいに「シュシュシュ〜」って先に飛び出すみたいなやつ。あれのところに、えらく好奇心を持って寄ってくるんですよねぇ。鼻先を。だから危なくって。花火が「シュ〜シュ〜」してる間に、グルグル手で回したりすると、首がグルグルになっちゃったりして。

 花火って、あっという間に終わっちゃうじゃないですか。始めるときの、バケツを用意したりとか、蚊に刺されないように「虫除けスプレー」をしたりとか、そういう下準備のほうが時間がかかっちゃって、(笑) あっという間に終わる気がするんですけども。

 その儚さがね、切ない感じというか。夢が「ふわっ」と広がって、あっという間に終わって。でもまた「今度やるときが楽しみだね」っていう感じで。「え〜、もっとやりたい」っていうのを、「だってもう全部終わっちゃったからないもん」って言いながら、部屋に引き上げて行くんですけど。

 そういう、ちょっとした時間が、今 我が家にとってはね、結構 夏の風物詩になっています。

 でも、たまには、東京ディズニーランドで「ドッカンドッカン」上がってるようなのも、見せてあげたいな〜とも思うんですけども。なかなか、人混みの中に入っていく勇気と体力が、我が家には今ないものですから。親たちがね。(笑)

 なかなかそういう思いをさせてあげられないんですが。でもこうやって、親子で、地味に花火をやるのが、彼女の中で夏の想い出になってくれてるといいな〜なんて思っています。




♪ SONIA 「 ETERNAL FLAME 」




 今井美樹「TOUCH&FEEL」。1989年の大ヒット。ザ・バングルス(THE BANGLES) のカバー。ソニア で「エターナル・フレーム」お送りしました。


 「TOUCH&FEEL」。今日は、花火をキーワードにお届けしました。いかがでしたでしょうか。

 花火は、もともと中国が発祥の地らしいですねぇ。丸ビルホールでは、8月8日から21日まで「チャイニーズ・ドリーム in 丸の内 中国現代美術展」が開催されています。

 中国 若手アーティストの作品が展示されていますので、気になる方はぜひ、足を運んでみてください。


(タイトルコール)

MIKI IMAI... TOUCH&FEEL





 今井美樹がお送りしてきました「TOUCH&FEEL」。いかがでしたでしょうか。

 花火。夏の間、もうちょっとやってみたいな。今度は「ドン」と打ち上げられる花火、やってみたいな〜と思っています。(笑)

 番組では引き続きみなさんからの情報や選曲テーマ、メッセージなど、たくさんお待ちしております。どんどん送ってください。

 メッセージは「feel@tfm.co.jp」。こちらのほうへどんどん送ってください。

 ハガキでも受け付けています。宛先は、郵便番号102-8080 TOKYO FM「今井美樹 TOUCH&FEEL」まで。楽しいこと、いろんなこと書いて、どんどん送ってくださいね。お待ちしています。

 それでは! 素敵な週末を。今井美樹でした。じゃあねぇ♪ バイバ〜イ♪




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