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MIKI IMAI... TOUCH&FEEL こんにちは。今井美樹です。月と太陽。あなたはどちらが好きですか? 今井美樹「TOUCH&FEEL」。今週のキーワードは「神秘」。 エイティー・ポイント・ラブ(80. Love) TOKYO FM。今井美樹「TOUCH&FEEL」。 存在自体が神秘といえる エニグマ。国境も民族も文化も、彼らの音楽の前ではボーダレスです。 93年のアルバム「エニグマ・セカンド(ENIGMA 2)」から、「リターン・トゥー・イノセンス」お送りしました。 MIKI IMAI... TOUCH&FEEL 今井美樹がお送りする「TOUCH&FEEL」。今週のキーワードは「神秘」。 世の中に神秘的なできごとや現象はたくさんあると思うんですけれども。今週は、2009年、宇宙規模で起きる大きなできごと。「皆既日食」の話題です。 「日食」というのは、月と太陽が重なって見える現象ですけれども。今年の7月22日、朝から正午過ぎにかけて、今世紀最も長い時間、6分42秒間ですって。そんな長い時間の日食が起こるんだそうです。 ただ、同じ日食でも、場所によって見え方が違っていて、月が太陽をちょっとだけ隠す「部分日食」とか、月より太陽がほんのひと回り大きく見える「金環日食」とかありますけれども。 「皆既日食」というのは、太陽が月に全部隠れてしまうという状態のことですね。つまり、月が太陽を覆い隠す瞬間は、昼間でも暗くなる! ということですよね。 しかも、夜の暗さよりもちょっと明るい、紫色のような雰囲気らしいんです。これちょっと、ゾクゾクっとしません?(笑) これはまさしく、宇宙の神秘ですよねぇ〜。 ただし、この状態を見ることができるのは、日本の中でも、鹿児島県の屋久島よりももっと南の、「トカラ列島」という場所だけなんだそうです。 しかも、今年はなんと46年ぶり。東京などは部分日食なんですけども、46年ぶりということで、さらに6分以上も観測できるというのは本当に珍しくて。 天文学的にも、世界中から大注目の状態であるので、この皆既日食を見るために、すでに昨年11月頃から、このトカラ列島へのツアーが用意されているんですけれども、10日で、37万〜38万円以上のツアーが、もう完売していたりするらしいですよ。 いや〜すごい。「味わってみたいなぁ〜♪」っていう気が、(笑) しますけれども。 それにしても、みなさんトカラ列島って知ってました? あまり聞いたことのない島じゃないかなと思いますけれども。 7つのね、小さな島々で、650人の人々が暮らしいているところなんですって。この島の中でも一番長い間見ることができるのが、「悪石島(あくせきじま)」。これ、悪い 石の 島 と書きます。 7月22日、10時53分過ぎから、6分25秒間。夏の青い空が、紫がかった、黒のような、神秘的に見える瞬間。ちょっと、体験してみたいですよね〜。 エイティー・ポイント・ラブ(80. Love) TOKYO FM。今井美樹「TOUCH&FEEL」。難病と闘いながらも、活動的に制作を続けるアメリカのシンガー。 ビクトリア・ウィリアムス の2003年のアルバム、「シングス・サム・オール・ソングス(SINGS SOME OL' SONGS)」から、「ムーン・リバー」をお送りしました。 今井美樹がお送りしている「TOUCH&FEEL」。今週のキーワードは「神秘」。 ということで。さっきのね、皆既日食。私、いつもそういうの「うわぁ〜!」と思っても、やっぱり東京で丸々見ることってなかなかそうないじゃないですか。 部分日食とかそういうのは、ちらっとニュースで見たりすることはあっても。実際にこの目で、その空で、見たことは、ないんですよね〜。 私にとって、何か神秘的っていうと、「ふっ」と単純にというかね、思うのはやっぱり、宇宙を感じる空というかね。 普通の空を見上げるというよりも、その空っていうのは、宇宙とつながっているという感覚の意味での空だったり。 そういう、果てしないものへの憧れっていうのかな。私はね、そういうものに、すごく日常でも「ふっ」と、心を奪われてしまうことが、(笑) 間々あって。 たとえばケニアのねぇ、マサイマラに初めて行って、テントでキャンプみたいなのしたときにね、夜っていうのが、本当に「黒って、こんな色なんだ」っていう感じだったんですよ。 夜って、うっすら月明かりだのなんだの、都会にいると街の明かりが後ろにあって、空をちょっと染めてたりするから、「夜」って言っても、黒じゃないじゃないですか。 でも、「闇」っていう感じの、「黒!」「漆黒」っていう感じの。(笑) 感動というよりも、ものすごく心を揺さぶられた光景だったんですよ。 黒しか見えない。何も他に見えないんだけど。「黒」というその世界にね、ものすごく、心を揺さぶられたし。 マチュ・ピチュに行ったときの、無音を感じる、「無音」っていう感じの、真空な感じがするんですよ。上に行ったときに。 空は、白が混ざったような透けるような青空でね。音を感じない、空気の揺れを感じないような、真空のようなね、静寂だったのね。 それもすごくね、要は「見る」と「聞く」っていうよりも「感じる」っていう言い方が一番正しいと思うんですけど。 前にもお話した、マウイ島のハレアカラという山に行くのが大好き。そこで、宇宙を感じる空を見るのが好きだったりとか。 やっぱり、空につながる感じっていうんですかねぇ。海に溶けていく感じっていうか、海と空とが全部つながってるっていうか。 自分もその、つながってるものの中に、気がついたら溶けているっていうかね。つながってる感がね、たまにね、「ふっ」とすることがあるんです。 ほんのたまにですけど、自分のライブでも、ステージのとき瞬間、空と「スーッ」とつながってるような、そんな感覚に陥ることが、今までに数回ありましたけれども。 だから、音に包まれてるっていうか、音楽の波に抱(いだ)かれているっていうかね。そういう意味では、もしかしたら、音楽をするっていうことが、私にとってはものすごく大きな、神秘的なことなのかもしれないな〜。 そう思うと、音楽をやらせてもらってるっていうことが、すごく幸せなことだな〜なんて、思えてきました。 グルーヴ・マスター、ロイ・エアーズ が、愛の神秘について書いたマスター・ピース。メリー・クレイトン(Merry Clayton) のアンシーなボーカルもいいですよね。 ロイ・エアーズ、「ミステリー・オブ・ラブ」お送りしました。 今井美樹がお送りしている「TOUCH&FEEL」。今週は神秘をキーワードにお送りしてまいりましたけれども、いかがでしたでしょうか。 私ね、若い頃見た映画でねぇ、フランスの映画で「ル・グラン・ブルー(LE GRAND BLEU)」とか、あの サム・シェパード(Sam Shepard) が出ている「ライト・スタッフ(THE RIGHT STUFF)」。あとね「ガタカ(GATTACA)」。この辺の映画は大好きで。 決してスピリチュアルな映画ではないんですけど、全く違うんですけど、大いなる果てしない存在がね、ものすごく、心をわしづかみに、(笑) 私はされるんですけども。あのときの感動が、今でもすぐに思い出される、そんな映画でし た。 神秘をイメージさせるような、そんなもので自分の心の中に「ふわぁ〜」っと何かがね、湧き出てくるような、そんなことを味わってみるのも、素敵なんじゃないかなと思います。 神秘的な体験って、みなさん日常の中でも、いろいろあるかと思いますけれども。でも「へぇ〜こんなことって」っていうような、そんな非日常な体験をするとね、本当に、心がすごく豊かになるというか。脳がものすごくリラックスするっていうか。そんなことってあるような気がします。 新たな価値観が自分に生まれて、すごくパワーアップしたり、そういう意味では、今年はまだ始まったばかりですので、これからいろんな体験して、みんなで心豊かに、元気に過ごしたいな〜と思います。 MIKI IMAI... TOUCH&FEEL 今井美樹がお送りしてきました「TOUCH&FEEL」。いかがでしたでしょうか。 番組では引き続き、たくさんのメッセージをお待ちしております。どんどん送ってください。 メッセージは「feel@tfm.co.jp」こちらのほうへどんどん送ってください。 ハガキでも受け付けています。宛先は、郵便番号102-8080 TOKYO FM「今井美樹 TOUCH&FEEL」。こちらまでどんどん送ってください。 それでは! 素敵な週末を。今井美樹でした。じゃあねぇ。バイバ〜イ♪ |