00/09/30〜 00/10/12

スロちゃんは、友達の飼っていた可愛いスローロリス。
旅行のため預かることになりました。理由あって里子に出され、今は広島にいます。
ほんのひとときミルをドキドキさせた、懐かしい想い出です。

こんにちは
ボクが、スローロリスのスロリです。なんだかぼけてる画像で、（ごめんね）ボクの魅力が100%伝わるか心配ー！（だからごめんねーってば）

今、バナナを食べているところ。甘くて大好き！もっとちょうだい！

　お外に出てみました。　　冒険しちゃおっかな〜

あれれ・・
ボクのお家何で毛布にくるまれてるの？

そーなんです。理由は二つ。一つは勿論防寒。もう一つは、ラン子ママお家事情で、ミルのケージと並んでいるため、目隠しを兼ねて・・・　左端にちょこっと出ているのがミルのお家。スロちゃんのおうちは立派だね〜
ミルは、スロちゃんが来たときから
「何だ、ナンダ、なんだ〜ぁ」って感じでトチ狂ってました。お猿さんは、ちょっと臭いが強いかも。ミルは気になって仕方ありません。

ちょっと、ちょっと、
あなたはだぁれ？？？？？

あららら、みーたん。
食べられちゃうかもよ〜〜〜〜

だって、あたちのお家の隣に引っ越してきたんでしょ。ご挨拶しなくちゃいけないわぴ！

だから、
いーんだってば。

（ちなみに、これが二人の最短距離です。危険を伴うので、一緒に室内に放すことはありませんでした。）

エキゾチックアニマル

スローロリスは、表情、仕草、どれをとっても見ていて飽きない可愛さがあります。
でも、密輸によって売買されていることを、考えたことありますか？
今回里親を捜すに当たり、初めて考えさせられた事実です。勿論、そんな悪徳業者ばかりでは無いでしょう。しかし、エキゾチックアニマルは、犬・猫などをペットとして飼う感覚とちょっと違うようです。
「珍しい動物を側に置きたい」コレクター的考え方の人が多いようです。だから、たいてい複数の動物を飼っている人が多いです。（実際、スローロリスを販売している人からの情報）　
勿論、手元に置けば愛情いっぱい育てるでしょう。でも、欲しがる人がいる限り、密輸のため捕獲する人も減らない事実。しかも、密輸されてきたスローロリスは、みんな数年も生きられずに死を迎えます。環境の変化に特に弱いロリス。そればかりでなく、高い木の上に逃げるロリスを振り落として捕獲するため、なんと頭蓋内出血を伴い、外傷が死に至らしめているという驚くべき事実（某ＴＶ局放送）。特に、最近ブームに乗って、いろんな種類の動物が出回っています。凶暴な動物、巨体に育つ動物、人には、決してなれない動物・・・・　　どれをとっても、主導権を握るニンゲンの扱い次第で、運命が決まります。
初めて、動物を家族として迎え、いろんな事を考えるようになりました。それまで、何となく感じていてもすーっと頭の上を通過していったこと、それをいちいち考えるようになりました。
ただ、動物を飼ったら、絶対捨てることだけは止めましょう。絶対、絶対止めましょう。動物も、ニンゲンも不幸になるから。そして逃がさないこと。

スロリとの出会いは、動物に対するいろんな事を私に考えさせてくれました。広島で、今も元気にしているでしょうか。元気でいると、信じています。

＊これは、実際の体験・経験したことに基づいた個人的な感想であり、エキゾチックアニマルの飼育を反対する物ではありません。　どんな動物も愛情一杯、責任持って育てましょうね。

Introduction