アマチュア無線JO1VRVの部屋
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アメリカ ハムライセンスの取り方


狭い日本から飛び出してみませんか?
アメリカのハムライセンスを日本で取ってみませんか。
ライセンスを取ってグアム、サイパン、アメリカ本土ほかからアメリカのCALLサインで運用できます。


イメージ
資格
アメリカ圏で運用を予定している人
アメリカに住所があること
アメリカ人でなくてもどこの国の人でも取得できますが政府関係者は制限されます。
年齢制限、ARRL入会有無についても制限ありません

CALL SIGNSを取得するだけで運用しない人はCALL SIGNSの枯渇から取得しないように言われていますので取得することは避けるようにするべきです、二つ目のアメリカの住所はあくまでも住居があることを想定しています、FCCからのライセンスはアメリカの住所に送られます、したがって住所が不明、その他の理由でライセンスが届かずFCCに戻った場合はライセンスが無いということからCALLサインがあっても運用できませんので注意が必要です。

アメリカとは相互協定が結ばれており、日本のCALLでアメリカで運用できますので運用するだけの目的であれば必要ありません。
アメリカと相互協定が結ばれているが日本とは結ばれていない国からの運用には必要に成ります、またアメリカからの運用でもクロスライセンスのことを知らない人がいて問題が起きることがあり、長期の運用にはアメリカのライセンスを使ってQSOすることがベターです。
またアメリカのライセンスを取得するとアメリカ圏では日本CALLを使って運用(クロスライセンス)はできなくなりますので注意が必要です。

ライセンスの種類と運用範囲
ライセンス別運用できるバンド周波数マップ

テクニシャンクラス
運用周波数:28MHz〜V/UHF帯(50〜1240MHz) 出力1.5KW
HF:出力200W 
3.5MHz:3.525〜3.600MHz (CW Only)
7MHz   7.025〜7.125MHz (CW Only)
21MHz 21.025〜21.20MHz (CW Only)
28MHz 28.000〜28.300MHz(CW、RTTY and data)
      28.300〜28.50MHz (CW and SSB)

ジェネラルクラス
運用周波数:1.8MHz〜UHF帯全てのバンド、出力1.5KW
出れない周波数帯
3.5MHz:3.500〜3.525MHz、3.60〜3.80MHz
7MHz  :7.00〜7.025MHz、7.125〜7.175MHz
14MHz :14.00〜14.025MHz、14.150〜14.225MHz
21MHz :21.00〜21.025MHz、21.200〜21.275MHz

アマチュアエクストラクラス
運用周波数:1.8MHz〜UHF帯バンド、出力1.5KW
制限なし。
注:
5.3MHz帯運用:50W Dipole anntena Max。
Spread Spectrumモード:100W Max。


試験概要
概要はアメリカ無線法規、ライセンスによる出れるバンド、試験に関すること、無線工学:オームの法則、電力計算、波長計算、半導体素子、回路部品の役割、簡単な論理回路電波伝搬、安全基準ほか。

詳細
テクニシャンクラス

ジェネラルクラス

エクストラクラス

試験のクラスはテクニシャン、ジェネラル、アマチュアエクストラの3つがあり、下からひとつづつ合格しなくては成りません、いきなりジェネラル、アマチュアエクストラは受験できません

試験問題はNCVECが管理し、Question Poolとして公開されています。
ARRLでも見る事が出来ます。

2011年7月にGeneralが変更になっており、2012年7月にはExtraが変更になります。
Element 2 : 2010.07.01 - 2014.06.30 Technician
Element 3 : 2011.07.01 - 2015.06.30 General
Element 4 : 2008.07.01 - 2012.06.30 Extra

横浜VEチームによる来年の試験予定は次のとおりです。
来年はExtra Question Pooが変わることから3月、6月は現行のものですが9月からは新しい試験問題に成りますので受験する場合は新しいQuestion Pooで勉強する必要がありますので注意してください。
試験予定 (あくまでも予定ですのでWebで確認してから受験するようにしてください)
2012年間予定
1回目:3月17日(土曜日)
2日目:6月24日(日曜日)
3回目:9月29日(土曜日)
4回目:12月9日(日曜日)

試験方法
筆記試験のみでモールスなどの実技試験はありません。
4回答(A、B、C、D)から選択する方式
問題、回答共に英語です
日本で受ける場合は、試験説明等は日本語/英語で行われます、問題/解答用紙は英語ということです
問題は、法規、電子工学、無線工学などで日本の試験より範囲が広い問題が出題されます
国内試験のように問題集の値が試験では変わってくることはありません、従って英文正解を暗記することで合格できます。

合格基準
テクニシャン
出題:35問、正解率:75%以上 正解:26問

ジェネラル
出題:35問、正解率:75%以上 正解:26問

アマチュアエクストラ
出題:50問、正解率:75%以上 正解:37問

試験は合格しなければ上位のクラスを受験することはできません、合格した場合は追加で受験料を払う必要なく上位のクラスを受験することができます。
テクニシャン合格、ジェネラル合格した場合はエクストラもそのまま支払わず受験できます。

一般的に、不幸にも合格できなかったときはその場で再受験することができます、再受験には申請書(FORM-605)作成と受験料15ドル相当を提出することにより受験することができます、ここが国内試験と違います。
再試験の回数は受験者と試験責任者が相談し最終的には試験責任者が決定します。
おおよそ各クラス2、3回くらいです、テクニシャン2回、ジェネラル2回、エクストラ2回も可能です。

過去問題
過去問題は何処にもありません、本も売っていません、Web公開もしていません。
試験問題は多くの種類があり各試験場で準備する問題も違ってきます、何時々何処々の試験場でどのクラスでどんな問題が出題されたかということは把握ができません。
不幸にも不合格になった場合は次の受験ではわずかに勉強を行うだけで合格できるでしょう過去問を意識したり何十回も受験する必要はないほど難しくありません。

ONE DAY EXTRA
テクニシャン、ジェネラル、エクストラを順に受験、合格した場合を、”ONE DAY EXRA”と呼んでいます、受験結果の様子では約3割くらいの方がこの快挙を得てEXTRA合格証書を持って帰宅しています、従って受験する場合はテクニシャンだけ、テクニシャン、ジェネラルまでと言わず、エクストラを含めて勉強し受験することをお勧めします。
これに必要なのは模擬試験の実施です、受験前1週間は模擬試験を行ってレベルを上げるようにしてください。

模擬試験
Ham Test
Ham Test

W8MHB
W8MHB

QRZ.COM
QRZ.COM

Road to Amateure Extra
エクストラ養成ギブス

アメリカのライセンスを使って日本のアマチュア局開局申請
アメリカのライセンスがあれば日本のアマチュアライセンスが無くても国内で開局ができます。
(従事者免許証は発行されません)

テクニシャンクラス:4級同等の開局申請ができます。
ジェネラルクラス:2級同等の開局申請ができます。
アマチュアエクストラクラス:1級同等の開局申請ができます。

実際のエクストラ問題と解き方

Subelement E5 Electrical Princples
E5B07〜E5C03
R−L−C接続回路での電圧、電流位相計算またはインピーダンス、位相計算問題である。

ヒント
コンデンサとインダクタを比較しコンデンサが大きいときは電圧より電流のほうが進む
コンデンサとインダクタを比較しコンデンサが小さいときは電圧より電流のほうが遅れる
Leading:進む、Lagging:遅れる

E5B07 (C)
What is the phase angle between the voltage across and the current through a series R-L-C circuit if XC is 500 ohms, R is 1 kilohm, and XL is 250 ohms?
A. 68.2 degrees with the voltage leading the current
B. 14.0 degrees with the voltage leading the current
C. 14.0 degrees with the voltage lagging the current
D. 68.2 degrees with the voltage lagging the current
正解はCです。
実際に計算すると、
Z=1000+j250−j500=1000−j250Ω
r=√(1000x2乗ー250x2乗)=1030
Θ=Tanx−1 (−250/1000)=−14°
Z=1030、−14°
と成ります

しかし計算は必要ありません。
まず回答は殆ど14です、そしてXCとXLを比較しXCが大きいわけですからヒントから電圧が遅れることに成ります。

次も同じような問題です。

E5B11 (B)
What is the phase angle between the voltage across and the current through a series RLC circuit if XC is 25 ohms, R is 100 ohms, and XL is 50 ohms?
A. 14 degrees with the voltage lagging the current
B. 14 degrees with the voltage leading the current
C. 76 degrees with the voltage lagging the current
D. 76 degrees with the voltage leading the current
正解はBです。
上の発想で解くと
まずは14を選ぶ、XCとXLを比較XLが大きい。電圧が進む、で正解はB



今度は位相が加わった問題です。

E5C01 (B)
In polar coordinates, what is the impedance of a network consisting of a 100-ohm-reactance inductor in series with a 100-ohm resistor?
A. 121 ohms at an angle of 35 degrees
B. 141 ohms at an angle of 45 degrees
C. 161 ohms at an angle of 55 degrees
D. 181 ohms at an angle of 65 degrees

ヒント
XL又はXCとRの値が同じ場合の位相は45°と成る
XL又はXCとRの値が同じ100Ωの場合は141Ωと成る
ヒントから、45°で選んでも、インピーダンス141Ωのどちらで選んでもBと成ります。
実際の計算では
Z=100+j100
|Z|=√(100x100+100x100)=141
XL、Rの比率が1:1のため位相は45°
に成ります。



次は、XL、XC、Rがつながった計算です。

インピーダンスは、XL、XCが同じ値の時は打ち消しあい、Rのみと成ります
位相は、XL、XCが同じ値の時は打ち消しあい、角度は0(ゼロ)に成ります

従って、100Ωでかつ0°のDが正解です。

E5C02 (D)
In polar coordinates, what is the impedance of a network consisting of a 100-ohm-reactance inductor, a 100-ohm-reactance capacitor, and a 100-ohm resistor all connected in series?
A. 100 ohms at an angle of 90 degrees
B. 10 ohms at an angle of 0 degrees
C. 10 ohms at an angle of 90 degrees
D. 100 ohms at an angle of 0 degrees

次は、位相が変わった問題です。
XLまたはXCとRの位相差問題です。
ヒント
XL又はXCとRが300Ω対400オーム(又は逆)の時はインピーダンスは500Ωと成る
XL又はXCとRを比較しRが大きいときは45°より小さい位相になる
XL又はXCとRを比較しRが小さいときは45°より大きい位相になる
実際の計算
Z=400+j600−j300=400+j300
|Z|=√(400x400+300x300)=500Ω
Θ=Tan−1(300/400)=37°

ヒントから、500か、40°より小さい位相(37)のAを選べば正解です。

E5C03 (A)
In polar coordinates, what is the impedance of a network consisting of a 300-ohm-reactance capacitor, a 600-ohm-reactance inductor, and a 400-ohm resistor, all connected in series?
A. 500 ohms at an angle of 37 degrees
B. 900 ohms at an angle of 53 degrees
C. 400 ohms at an angle of 0 degrees
D. 1300 ohms at an angle of 180 degrees


次は、位相にプラス、マイナスがついた問題です。
XL又はXCとRを比較XL又はXCが大きいとは45°より大きい位相になる
XLの時は誘導性となりプラスになる
XCの時は容量性となりマイナスになる

インピーダンスは前の問題から500、XCだからマイナス、Dが正解です