夢惑う世界 雑記帳 随想録<澪標> 気ままにひと言 |
4.1.2.8−37 気ままにひと言 |
2013年10月30日 森みつぐ 今日は、コバエを7〜8匹退治した。もう外は、天気が良くても最高気温は14〜15℃程度であるが、初雪は、もう少し先になりそうである。窓を開けるのは、週1回、洗濯物をベランダに干すために、短い時間開閉するだけである。コバエとは、私の住む札幌では、染色体の研究で有名なキイロショウジョウバエである。この事実を知っている人は、余りいないかも知れない。
先週の土曜日に洗濯をして、コバエが室内で姿を現したのは4日後の水曜日である。この間、コバエは、室内で何をしているのだろうか。生ゴミの所にも、姿を現さないのである。これは、今週だけでなくて、先週もそうだった。水曜日、カーテンを開けた明るい窓でコバエが歩き回り、生ゴミに近付いてくるのもいる。ただ、生ゴミの容れ物には、防虫ネットを被せているので、ネットに止まっては地団駄を踏んでいるのである。
窓の開閉は、極力短く行っているつもりなのだが、毎週10〜20匹侵入してきている。入ってくるところを直接目撃してないから分からないのだが、もしかしたら、別の進入路があるのではとも思ったりしている。来年は、ちょっと調査してみようかな。
2013年11月13日 森みつぐ 雪が降り始めた。積雪50cm以上の大雪になったところもあるが、札幌は薄っすらと降り積もる程度であった。降り積もった雪も少し融け始めた頃、親の所に行くのに、自転車に乗った。まだ日当たりの悪い歩道は、雪が残っている所、凍結している所があったが、いつもの通りゆっくり走っているので問題はない。ただ、ブレーキをかけて止まろうとすると、ズルッと滑る。
今冬の気候も、極端に変動しそうである。今まで温暖な日が続いていたが、一気に気温が下がったので、衣服も靴も冬物になった。しかし金曜日からは、天気予報は雪マークではなく雨マークが暫く続くことになるようだ。街路樹の周りの雪の上は、黄色いイチョウの葉でびっしりと覆われていた。
坂道を下ってくる帰り道、既に多くの所では、雪は融けていたのだがその坂の5m位が、未だに凍結していた。ブレーキをかけながらゆっくりと下ってきたが、ズルッと滑ってしまった。足を地面につけたが坂道は凍結していて、靴も滑り転んでしまった。スピードが出てないので怪我はなかったが、危ないところだった。まもなく、自転車から健康のために徒歩に変わる冬が近付いてきた。
2013年11月27日 森みつぐ 今朝、カーテンを開けると外は薄っすらと雪化粧していた。ただ昼過ぎには融けて、また枯れ草色の景色になっている。でも明日からは、すっかり冬景色になりそうである。明朝、目を覚ましてカーテンを開けるのが楽しみである。これから4ヶ月、札幌は、白い雪に覆われた冬がやって来る。
冬の間、自転車は使えなくなる。親のところに行くときは、以前は、バスを利用していたが、昨年からは、健康を考えて歩き始めた。昨冬は、雪が多く特に寒い冬だったが、ひと冬、バスを使わず歩き通すことができた。片道、途中スーパーなどに立ち寄ると4kmほどの距離である。学生時代も会社員時代もこれほど遠い通学、通勤はなかったが、昆虫採集時には、もっと長い道程を歩くので心配はしていなかった。ただ、朝方はとても寒い。
今年の冬も、まもなく始まる。今冬も平年より雪が多く寒い日になるという天気予報になっているが、昨冬ほど極端な冬にはならないだろう。今週、まずは最初の往復8kmの歩きが始まることだろう。
2013年12月4日 森みつぐ 「経済協力開発機構(OECD)は3日、65の国・地域の15歳の男女計約51万人を対象に行った2012年国際学習到達度調査(PISA)の結果を公表した。日本の平均点は、「読解力」が4位(前回8位)、「科学的応用力」は7位(同9位)と、全分野で前回に続き上昇。大幅に順位を下げた03年、06年調査からの復調傾向を鮮明にした。文部科学省は、「脱ゆとり教育」を掲げた新学習指導要領などの成果と分析している。(読売新聞より)」
脱ゆとり教育の成果とは、何を意味しているのだろうか。ゆとり教育は、学力云々で導入されたわけではないはずである。教員の長時間労働の問題、学級崩壊など子どもたちの心の問題等々が背後にあったはずである。また、ゆとりのない詰め込み教育が始まっていることに、私は危惧を感じるのである。子どもの一時期に、学力が世界のトップクラスでなくても、何の問題はないのではないだろうか。
子どもの成長時に、知識以外に身に着けなければならないことがいっぱいあるだろう。知識偏重教育への反省が、ゆとり教育だったはずである。また、同じ失敗を繰り返すのであろうか。そうでないことを信じたいものである。
2013年12月11日 森みつぐ 11月末に、新しいパソコンを買った。性能では、Windows XPで一生、十分だと思っていたのだが、OSがどんどん新しくなってゆく中で、Windows XPのサポートが終了するだけではなく、いろんな周辺機器もXPに繋がらなくなるので、8年使用してきたXPを新しいパソコンにすることにした。
最初、操作性がXPに近いだろうと思われるWindows 7を考えていたのだが、いっそのこと最新OSであるWindows 8(残念ながら8.1ではない)搭載のパソコンにした。昼間は、昆虫標本の撮影をしているので、夜、Windows 8の入門書を片手に設定して、外付けディスクを利用しXPから8にデータを移した。インターネットも電子メールも、それほど問題なく設定できたので、思ったよりも早くWindows 8パソコンで作業を始めている。
ただ、XPとは操作性の違いがあるので、少し戸惑いながらの作業となっている。XPのとき240MBの外付けディスクを利用していたが、8では1TBがあり、もうディスク容量では、困ることはないだろう。初めて購入したWindows 98パソコンと一緒に買ったスキャナーは、今でも健在であるが、サポートドライバーはXPまでであった。Windows 8のバックアップとしてXPも使い続けるつもりなので、スキャナーもまだまだ活躍してもらう。Windows 8のスタート画面は、私には不要であるのだが、いろんな操作に早く慣れなくてはならないようだ。
2013年12月25日 森みつぐ 新しいパソコンWindows 8にして、私のホームページがどう表示されているか見てみた。“なんか違うな!?”Windows XPに買い換えたときは、インターネット・エクスプローラ(IE)は、IE6だったが、今は、もうIE10になっている。古いバージョンのIEでも問題なく表示されるように、バージョン・アップしないでIE6のまま使用していたのである。
そしてモニタの画像解像度は、目に負担をかけないように、1920×1080ではなく、1024×576に使用していたが、今回のモニタは、21インチワイドと大きくなったので、1600×900に設定して使用することにした。そしたら全てのページではないが、画面幅いっぱいに表示されるページがある。表示幅は、1200ピクセル以上にならないようにしているが、何故か間延びして画面幅いっぱいである。前のモニタでは、気付かなかっただけで、ずっとこうだったみたいである。他にも確認していたら、数点、予期せぬ表示になっていたが致命的なミスではないので、いい方法が考えついたら改善することにした。
画面幅いっぱいの問題は、私のミスである。そのミスにすぐ気付いたので変更を行った。あとは、そんなに問題ではないので、ぼちぼち考えてゆくことにする。Windows 8になって、電子メールOUTLOOK.COMも、慣れていないせいか、使い勝手が良くない。まだまだ使ってゆくと、いろいろありそうだけど、慣れる他ないようだ。
2014年1月1日 森みつぐ 毎年、年の初めに今年のささやかな抱負を書いているが、まともに達成した年はなかった。それでもやっと、昆虫標本の撮影が終わり、まずは、データベースの原データの一つが揃ったことになるが、画像処理をしないと使えないデータなので、今年も淡々と進めるほかない。窓際に置いてある撮影のセットは、周囲の遮光用紙を外したので、部屋は少し明るくなっている。
今年から標本撮影に替わって、標本のデータ収集を行う。すべての昆虫を一匹ずつ体長などの寸法を測り、名前を調べ直して、間違っていたり空白になっているラベルを作り直したりするので、かなり時間がかかりそうである。まずは、画像処理が全て終わったセミを始めたが、予想を遥かに超えた時間がかかった。このままだと7〜8年はかかりそうだけど、どうなることやら分からない。
これらデータと画像が揃って、やっとデータベースができるのだが、まだまだ先は長い。そして今年からは、動画を少し扱ってみようとも思っている。動画を撮るときは、採集を半ば諦めて撮ることになるので、今まで映したのは、ごく僅かである。今年は、ちょっと増やして、動画編集も勉強である。
2014年1月8日 森みつぐ Windows 8にしてから、文書を作成していると、日本語変換が今までと何か違っていることに気が付いた。今までの変換と比べて、使い勝手が非常に悪いのである。“なんだか変だな?!”と思いながらも、Windows 8の操作方法を調べたり、ホームページ更新の準備などしたりで、時間が過ぎていったのだが、そろそろ何が原因か調べようと思っていた。
そんな折、日本語入力データが無断で送信されているというバイドゥIMEの問題がニュースで流れた。私のパソコンは、レノボ製である。レノボがIBMのパソコン部門を取り込んだので、性能的には大丈夫だろうと思って、安いレノボ製のパソコンにしたのである。調べてみると、案の定、マイクロソフトIMEを押し退けて、バイドゥIMEが動いていた。手書き入力も単語登録もできない理由が分かった。早速、アンインストールして、今は、マイクロソフトIMEが動作している。最初、スタート画面からWebメールOUTLOOK.COMを使用すると日本語入力ができなかったが、バイドゥIMEのアンインストール後は、日本語入力ができるようになった。
初期時と比べて、今は、スタート画面もデスクトップ画面も、かなりカスタマイズしてしまっている。使いそうもないソフトは、アンインストールしてしまったのである。ただ、モニタに難点があった。21.5インチワイドは、見やすくていいのだが、画像処理をしていると、淡い色調の差が区別できないのである。これでは、満足できる画像処理ができないので、画像処理をするときは、以前使っていた20インチワイドのモニタで行うことにした。それでも、致命的ではないので、まずは順調であろうか。
2014年1月23日 森みつぐ 「米海洋大気局(NOAA)は21日、2013年の世界の年間平均気温は14.52度で、1880年以降の134年間で4番目に高かったと発表した。…(省略)…年間平均気温が20世紀の平均気温を上回るのは、1977年から37年連続。二酸化炭素などの温室効果ガスの排出により、地球温暖化進行したためとみられる。(読売新聞より)」
年間平均気温の上位10位は、いずれも1998年以降が占めている。明らかに、何が原因となっているのかを誰もが、分かっているはずである。目先の便利さを追い求めて、いつの間にか地球の気候まで変えてしまった。一人ひとりの影響は小さいかも知れないが、人全体の影響は、なんと大きいことか。
ただ人は、一度手にした既得権を、そう簡単には手放しはしないのも現実である。マイカーをやめて、バスや電車のしようとはしない。地球温暖化で暑くなれば、クーラーで冷やせばいいと悪循環を繰り返す。異常気象が続いても、便利さを手放すことはあり得ない。温室効果ガスの排出は、毎年増える一方である。
2014年1月29日 森みつぐ 「基本給を一律で引き上げるベースアップ(ベア)の実現を焦点とする2014年の春闘が27日、始まった。昨年までのベアゼロ時代から一変し、安倍首相が賃上げを重ねて促す中、労使とも賃上げを前提に交渉する異例の展開となりそうだ。(読売新聞より)」
連合のベア要求は、5年ぶりだという。この間に企業は、利益を内部留保として蓄財してきている。労働組合としては、当然の要求を再開するだけということだろう。経済の好循環やデフレ脱却のためと政府は説明するが、それらを固定化してきたのは大企業の自己保身によるものだろう。
ただ私は、物質的豊かさを獲得した日本において、再度右肩上がりの経済成長には疑問を持っている。今更、大量生産・大量消費に支えられた経済成長は、長続きはせず、一種のバブルでしかない。結局、またゼロ成長時代へと戻ってしまうことだろう。これからの日本は、物質的なものを求める成熟社会ではなく、その先に精神的なものを求める成熟社会へと舵を切る必要があろう。
2014年2月5日 森みつぐ 昨年の大晦日、親父が遺して行った8ミリフィルムのDVDが出来上がってきた。何が映っているか分からないが、2枚のDVDに収まっていた。DVDが出来たら、家族が映っているところを取り出して、新しくDVDを作ろうと考えていたので、早速、パソコンでコピーしてDVDに書き込んでみたら、パソコンでは再生することができた。
私はDVDレコーダを持っていないので、親のところに行ったときに作成したDVDを再生してみたのだが映らない。それからが、DVDビデオについての勉強である。昆虫標本のデータ収集や画像処理の合間に書き込みテストを重ねながら、やっとWindows8パソコンにインストールされていたDVD関連のソフトで、DVDビデオを作ることができた。
DVDビデオの編集、テキスト挿入やメニュー画面の作成を、フリーソフトの利用で行うことができた。複雑な処理はできないけれど、もうこれで十分である。静止画の画像処理はある程度できるし、これから作業をしてゆくことになるだろう動画の処理もある程度できそうである。
2014年2月26日 森みつぐ Windows 8パソコンを使い始めて、既に3か月が経った。以前使っていたXPパソコンは、年に1回春にデータのバックアップとしてCDに保存していたのだが、8パソコンでは、どうしようかと考えていた。そろそろ方針を決めようと思いながら、いろいろとフリーソフトを調べたり、データ保護について調べたりしていた。
まずは、98パソコンやXPパソコンにあった、もしもに備えてのリカバリーディスクを作成することにした。8パソコンでは、USBメモリーに作成するので、ちょうど安売りしていた998円の台湾メーカー16GBUSBメモリーを買ってきてリカバリーメモリーを作成した。その他にも、ディスク上にシステムイメージを作りリカバリーするCDも作成して、万が一に備えてシステムの回復ができるようにした。
データのバックアップは、XPパソコンで使用していた240GBの外付けディスクをミラーディスクとして、1日に1回自動的に、重要なデータをバックアップするように設定した。XPパソコンのときは、年1回だけのバックアップだったので、安心感は断然上がった。それに加えて、年1回春に、標本撮影画像と生態写真画像をDVD-Rに保存することにしている。これだけ対策しておけば、ある程度のトラブルに対応できるだろうと思っている。
2014年3月5日 森みつぐ 「気候変動が将来の日本に与える影響において、環境省は3日、予測をまとめた中間報告の素案を明らかにした。1年を通じた平均気温は今世紀末までに2.5~3.5度上昇し、大雨や集中豪雨の頻度が増えるという。これまでの研究などから、コメの品質低下を招く恐れや、リンゴや温州ミカンの栽培適地が北上する可能性があるほか、熱中症による死亡リスクも高まるという。(読売新聞より)」
まもなく冬眠から覚めた虫が温かくなった土の中から這い出して来るという啓蟄であるが、今年もまだ春らしい日はやって来ていない。当然、札幌では、未だに大地はすっぽり雪で覆われている。去年に続いて、今年も雪が多くなった。温暖化の影響は、単純に積雪量が少なくなってゆくという訳ではない。大きく気温が上昇すれば積雪量も少なくなるだろうが、札幌で冬に2~3度上昇したとしても、積雪量の増減は、低気圧の発達する経路によるところが大きいだろう。
日本の気温が3.5度上昇したら、本州は亜熱帯気候に変わり、海流も変わり、気圧配置も変わり、台風の経路も変わるかも知れない。北海道の気候も全く変わってしまうかも知れない。全く予想がつかなくなってしまう。ただ気温は、確実に上昇し続けるだろう。
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