夢惑う世界 雑記帳 随想録<澪標> 気ままにひと言 |
4.1.2.8−49 気ままにひと言 |
2018年6月6日 森みつぐ 午前中に、引越業者が段ボール箱を引き取りに来た。300箱近い段ボールに驚きながらも、物置から運び出していった。これで物置も空になり、自転車も園芸用具も仕舞い込むことができそうである。
引越業者が来たときは、庭で花壇の手入れをしていた。土曜に植えていた菊の葉が散らばっていたのである。そして花壇には、小さな糞があちこちに転がっていた。猫の仕業のようである。隣の庭から我が家の庭は、猫の通り道になっていて、ふかふかの土の所をトイレとして使っているようなのである。雪国の札幌で野良猫はいないのではないかと思われるので、飼い主がしっかり管理をしてもらわなくてはならないだろう。取り敢えず、齧られた菊には、円柱の支柱を立てておいたが役に立つだろうか。
午後、2階の標本箱の並び替えを行い、3時間でやっと終えた。ここ数日、真夏みたいな日が続いていたが、そこで気が付いたことがある。前、住んでいたマンションでは北側の2室を標本室にしていたため、真夏でも気温は26℃前後だったのだが、今日、2階では28℃もあった。晴天の日は、朝から2階は陽がたっぷり当たるのである。沼津に住んでいたときは、こんなものではなかったが、28℃が標本に対してそろそろ何かを考えなくてはならない気温であるような気がしている。ただ湿度が30%台であった。ひと夏、気温と湿度のデータを取らなくては・・・。
2018年6月13日 森みつぐ 先週は真夏のような暑さだったのに、今週は一気に気温が下がり4月中旬並みとなっている。今日も10℃ほどで、本州の真冬である。朝晩のみならず、日中もストーブの火が燃え上がっている。11年前に札幌に帰って来てから、6月にストーブに火が入ることはなかったのだが、最近の気象の異常さは、やはりまともとは思えない。
マンション住まいの4月中旬には、羽毛布団から毛布に変えていたのだが、戸建に引っ越したら、やはり毛布だけだと寒くて羽毛布団を引っ張り出してしまった。これは、集合住宅と一戸建ての住宅の差だと思っていて、ある程度の覚悟はしていた。先週、徐々に暖かくなってきたので、一月半ぶりに毛布に戻ったのだが、今週、また羽毛布団の出番となったのである。今回は、異常気象のせいだろう。
4月、5月と引っ越しの準備や後片付けで、定山渓への山歩きは、2度しか行けていないのだが、昆虫は全般的に少ないように感じた。エゾハルゼミは賑やかに啼いているのだが、うるさく付きまとうハエやアブが少なく、また大発生をよく目にするマイマイガたちの幼虫も見かけない。ただ今年は、カエデの葉裏にびっしりアブラムシが付着しているのを見かける。今年の昆虫たちはどうなるのか分からないが、来週の気温は平年並みに戻るようである。
2018年6月27日 森みつぐ どうなっているのだろうか。相変わらず寒い日が続いている。今日は、梅雨前線が北上して来て、一日中札幌は雨である。来週はもう7月だというのに、なかなか20℃台に回復しない。朝は、まだストーブの出番のままである。マンションから一軒家に引っ越したからかも知れないが、それにしてもまだ羽毛布団の世話になっているのである。
せっかく植えた庭のミニトマトやピーマンは、なかなか大きくなってくれない。百日草、ダリア、アスターの種を蒔いておいたのに、発芽はしたもののその後の成長はごく僅かである。今後も雨は続くものの気温は上昇して本州の梅雨時みたいに蒸し暑くなるようであるが、さてどうなるだろうか。7〜8月は、何とか回復して欲しいものである。
たった今、ラジオから流れてきた天気予報によると、“明日は暖かい空気が入って来て、蒸し暑くなる”といっているが、そうあって欲しいと願うばかりである。例年6月は半袖のTシャツで過ごすというのに、今年は、その上にもう一枚重ね着をしなくては肌寒くてどうしようもないのである。結局、5月、6月は、野山を歩いたのはたった2回だけであった。
2018年7月25日 森みつぐ 昨日、母の所へ行く途中、近くの樹木で突然、ツクツクボウシが啼き始めた。1回きりの啼き聲である。一週間くらい前から、多分セミと思われる物体が飛んでいるのを見ていた。セミは羽化してから、一週間くらいして啼くようである。でもまだ、この辺りでは、本格的に啼いてはいない。そろそろアブラゼミも含めて啼き始める頃である。
本州以南の恐ろしい暑さの中、テレビのニュースで2週間くらい前からアブラゼミやクマゼミの啼いている姿が映し出されている。札幌にはクマゼミほど喧しいセミはいないので、不幸中の幸いなのだろうか?そのうち、札幌にもクマゼミが生息することになるかも知れない。
今日、2週間振りに定山渓に歩きに行ってきた。バスを降りた途端、聞こえてきたのはコエゾゼミの聲だった。2週間前には、まだエゾハルゼミの聲が僅かだが聞こえていたが、今日は、もうコエゾゼミだけだった。今年は、ここの林道では、木材の搬出をしていて、林道は拡幅されトラックや重機が走っている。帰り道、札幌に戻って来て12年目にして、初めて大きなミヤマクワガタのオスが歩いているのに出くわした。“トラックに轢かれてペッチャンコになるよ!”
2018年8月1日 森みつぐ 10日余り前からだろうか、家の中からコバエがいなくなっている。もしかしたらコバエも、30℃を超えるような真夏は苦手なのかなと思ってしまう。多分、また涼しくなったらコバエとの格闘が始まるに違いない。コバエがいない世界なんて、到底考えられないのである。
マンションに住んでいたときには、真夏でもコバエは部屋の中を飛んでいた。今の一戸建ての家と何が違うかを考えると、マンションでは最高室温が28℃位であった。今は、外気温と同じだけの室温になってしまって、天気が良ければ30℃なんてすぐである。夏眠でもするのであろうか、それとも涼しい場所で避暑しているのだろうか。
マンションのときは、外から窓の開閉時に入ってくるより、多分、他の住居(下の方の階)のドアから出てきたのが、自室のファンなどによる空気の流れに乗って、ドアの隙間からやって来るように思われた。室温も28℃位なので、夏眠する必要はなく、安定した室温の中で、ずっと発生を繰り返せばいいのである。ところが一戸建てでは、そうはいかない。札幌では、お盆も過ぎると涼しい秋風が吹いてくる。その頃には、またコバエが現れるのだろうか。
2018年8月8日 森みつぐ 今年の夏は、暑く長い夏になると思っていた。7月下旬から8月初めまで続いた暑さだったので、今年の夏は、かなり長く続くように思っていたのだが、一年で一番暑くなるこの時期なのに、朝夕は、すっかり過ごしやすくなり、日中もせいぜい平年並みの気温となっている。極端な気候の変化は、未だに続いて、今年、一戸建てに引っ越してきた私にとっては、室内の温度が集合住宅と一戸建ての住宅の違いからくるものなのかどうか、判断できないでいる。
先日暑い中ジョギングをして、やっと足も元に戻って来たのを感じた。今年遅れて始まったジョギングだったが、一ヶ月位は筋肉痛ではないが膝の辺りが痛くなるのを繰り返していたのだが、前回のジョギングから痛みもなくなり、足も少し軽くなったようであった。セミの聲を聞きながら走るのもまたいい。7月24日今年初めてツクツクボウシの聲を聞いたが、その後、10日経ってやっとツクツクボウシが本格的に啼き始めた。その間にアブラゼミもエゾゼミも啼き始めていた。
10日間くらい続いた暑さのとき、室内から一旦消えたコバエが先日から涼しくなったと思っていたら、また室内にコバエが現れ始めた。札幌では、コバエが夏眠すると言っても、こんなものであろう。また10月まで、コバエと知恵比べをしなくてはならないようである。
2018年9月5日 森みつぐ 本州で猛威を振るった台風21号は、北海道を掠めて通り過ぎて行った。札幌では、強風をもたらす進路だったので、軒下に置いてあった鉢は前日に玄関に取り込んでおいた。台風は真夜中に札幌を通り過ぎて、朝にはもう風の音は鳴り止んでいた。ベランダの窓から外を見ると、ミニトマトの支柱が抜けて倒れていた。
外へ出てみると、ピーマンもまた南東方向に倒れていた。その他には、倒れているのはなかったが、菊もアスターも百日草も南東に傾いていた。取り敢えず、ミニトマトの幹の裂けてしまった部分を取り除いて、残った部分は9月末まで頑張ってもらうことにした。ピーマンは折れていなかったので、ピーマンや他の花は、元の状態にして、あとひと月は楽しませてもらう。
午後、ジョギングをしたら、国道沿いのイチョウの街路樹の葉が千切れたように歩道に散乱していた。街路樹下の花の多くは、北を向いて倒れている。私の所とは違っていた。私の家の裏には、中規模の病院が、どっしりと構えている。南から吹いてくる風が、この病院にぶつかって東へと勢いよく流れているのである。私に庭は、風の通り道となっていて、他の家よりも影響が大きかったようであった。
2018年9月12日 森みつぐ 台風21号が通り過ぎ、庭のダメージを受けたミニトマトなどを片付け、玄関に取り込んでいた花の鉢をまた軒下へと出した翌日の未明に地震が起きた。熟睡していたが、当然目が覚めた。ただ跳び起きることはなく、布団の中で様子見をし、棚が倒れるほどではないが、何処が震源地なのか知りたくてテレビを点けた。
ちょうど地震速報が流れていて、NHKのアナウンサーが慌てふためいた様子で速報を流していた。震度6強とのことだった。札幌市北区で震度5強で、他の札幌の区については流れていなかった。多分、私の住んでいる地域は震度4位に思えた。暫らくテレビを見ていると、突然テレビが消えた。停電である。ここで起きても仕方がないので、また眠りに就くことにした。朝起きても、まだ停電のままだったが、ガスは問題ないし、水も出るので生活には問題なさそうだった。本州に住む妹から、母の所に電話したけど誰も出ないと電話があった。今日は、母の所に行く日である。いつもは、買物をしてから行くのだが、今日は直接行った。母の所も問題がなかったのだが、電話がFAX付きだったので、電気がないと電話も使えないのである。その夜、暗くなった時点で、さっさと寝ることにして床に入った。それから1時間ばかりで、電源を入れておいたラジオから声が聞こえてきて、復電したことに気が付いた。また起きてインターネットを利用していたら、突然つながらなくなった。電話もつながらない。母の所から近い電話局のバッテリーが切れてしまったようである。母の所は、私の所から一日以上遅れて復電したようである。そして、また電話も復活した。
今のところ、全道停電の影響と流通が滞ったことによる食料品の品薄状態が、私の所でもまだ回復していない。私も牛乳や豆腐などが手に入らないけど、一週間くらいは何ら問題なく暮らせる。スーパーに開店前から並ぶことなく、庭の花の手入れをしている。4月末に引っ越したとき、葉が全て萎れてしまったガザニアは、やっと回復して、今日蕾が一つ付いているのを見つけた。私の所では、慌てることは何もない。
2018年10月3日 森みつぐ 「中国の王毅国務委員兼外相は28日、国連総会で演説し、中国からの輸入品に関税を相次いで上乗せしているトランプ米政権を念頭に、「中国はどう喝には屈せず、圧力も恐れない」と訴えた。・・・(省略)・・・一方、同じ日に演説したロシアのラプロフ外相も、トランプ米政権を念頭に、「『 世界の指導者』の地位を維持するため、政治的などう喝や、経済的な圧力、残虐な軍事力など、あらゆる手段を使うことをためらわなくなっている」と指摘した。」(読売新聞より)
どう喝と圧力は、中国やロシアの専売特許である。その中国やロシアが口を揃えて、米国を批判している。笑い事ではないのだが、非常に面白い構図で笑ってしまう。中国もロシアも自国のことを棚に上げて、米国のどう喝や圧力を批判しているのである。
今のトランプ米政権がまともであるとは思えないが、中国もロシアも他国に対して同じことをしてきている。そのことが普遍化している国であると思っている。中国もロシアもトップが権力を掌握すると、その権力の延長をいとも簡単に変更延長してしまう。そう言えば、その手法を日本でも行った首相がいる。何故、任期の期限を設けているのか、何の意味も持たなくなっている。
2018年10月9日 森みつぐ 昨晩、皮をむいた熟れた柿の実をテーブルの上に置いていたら、いつの間にかコバエが一匹止まっていた。“この野郎!”と思って、網の用意をしていると何処かに逃げてしまっていた。食事を摂っているとテーブルの上を歩いて、柿に近付いてくるコバエを見つけた。食事中の物を少し脇にどけて、用意しておいた網に手を掛けたときに、コバエは柿に乗り移った。網を近づけて、柿の上を飛び回り始めたときに網を振った。
今年は、これが最後になればいいなと思いながら、仕留めたコバエを捨てた。そして今日は、天気も良く気温も20℃位になった。洗濯物を干すために、ベランダの窓を開けたり、玄関のドアを開けたりしていたので、コバエはどうだろうと思っていた。暗くなって夕食を摂っていると、生ゴミにコバエがいるのに気が付いた。結局、3匹を退治してしまった。
マンション住まいのときは、11月になってもコバエが入って来ていたが、多分、一戸建てでは、そういうことはないだろうと思っている。暖かいマンションでは、他の部屋で発生したコバエが外に出ることもなく入り込んで来ると思われるからである。そろそろ気温も10℃台となり、コバエも絶えてしまうと思うので、あともう少しだろう。
2018年10月24日 森みつぐ まもなく雪の到来であるのだが、今年の冬は遅くなりそうである。勿論、家には暖房が入っているのだが、まだ朝と晩だけである。ただ最近の急激な気象の変動は、多分、次も同じくなるだろう。あっと言う間に雪が降り、冬に突入するのではないだろうか。
まだ庭のダリアは、黄色い花を咲かせ続けているし、今やっと、種から育てた2株のダリアも花を咲かせ始めたところである。既に、最低気温が5℃以下となっているが2種類のガザニアは、赤色の方は花が咲きそうだし、黄色の方も蕾が膨らみ始めている。そろそろガザニアは、掘り起こして室内に取り込む時期であるのだが。百日草も、まだまだ咲いているが、雪が降れば終わりになるだろう。
この暖かさのお蔭だろうか、相変わらずコバエが侵入してきている。ちょっと鬱陶しいコバエも、今日はまだ見ていないと思っていたら、夕方、生ゴミの中に入り込んでいるのを退治した。20℃を超えるのは、今年最後となるだろう。来週は、一気に気温が下がってくる。除雪用のスコップも買っていないというのに。
2018年11月7日 森みつぐ 昨日、10日振りにコバエが侵入してきた。先日、2日続けて15℃以上の日が続いたので、多分、仮死状態だったコバエが復活してしまったと思われる。即、退治することができたので、これが最後かなと思っていたら、今朝、食事を摂っていたら、目の前を飛ぶコバエがいた。“まだ、いる!”と思って食事が終わった後、生ごみの辺りを探してみたが見つからなかった。夕食時、また現れたので、今度こそは退治した。これが最後となればいいのだが。
今日から、ぐんと気温が下がってきた。来週には、最高気温が10℃を切る日も出てくるようである。もう間違っても15℃を超える日はないだろうと思っていたら、週間天気予報では16℃という日もあるようだが。明日は、最低気温は0℃となっている。霜が降りるようならば、今、まだ咲いている花たちは、まもなく枯れることだろう。
例年の初雪が降る日は、とっくに過ぎている。未だに週間天気予報にも、雪のマークが出てきていない。先日、除雪用のスコップを買ってきた。初めて使うのは、いつになるだろうか。最近、各部屋の温度も測り始めている。効率的な部屋の暖め方を考える必要がある。朝、一番寒くなるのはトイレであった。
2018年11月14日 森みつぐ 一戸建ての冬の越し方を考えている。集合住宅のマンションと違い一戸建ての住宅は、上下左右には寒さから防いでくれる隣接住宅はないので、寒さ対策を考えなくてはならない。11月になっても以前住んでいたマンションは20℃近くあったのだが、ここでは昨日の朝は15℃しかなかった。多分、真冬には10℃を下回るかも知れない。
2階は標本室なので、暖房を入れるつもりはない。問題は、1階の部屋だけである。奥の部屋は、昆虫図鑑や資料、その他諸々の書籍が置いてあり、標本撮影セットもあり、ときどき使うこともあるので常時は暖房を入れず、必要に応じて石油ストーブに火を入れればいい。この部屋は日当たりが悪いので、一日中、室温は低いままである。
居間は、ずっとストーブは点けっぱなしである。そこと隣接する寝室と洗面所も、今は、開けっ放しにすることを考えている。洗面所は、お風呂に入るとき寒いのは敵わない。洗面所を暖めるために電気ヒータを置こうとしたが、電気代が高くつきそうなので、居間と一緒にすることを考えている。一番の問題は、一番室温が下がるトイレである。夜だけでも電気ヒータを点けようと思っているが、やはり電気代と効果であろうか。まだいろいろ試してみて、一番いい方法を見つけようと思っているが、最後は、妥協かな。
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