夢惑う世界 雑記帳 随想録<澪標> 気ままにひと言 |
4.1.2.8−51 気ままにひと言 |
2019年3月27日 森みつぐ 3日前、我が家の桜も咲き始めた。盆栽の御殿場桜である。2年前、母の卒寿のお祝いに孫が持ってきた盆栽である。その隣には、2年前、米寿のお祝いの長寿梅の盆栽も花を咲かせていた。ただ、この長寿梅の花がいつもに比べて貧弱に見えていた。それ以前から長寿梅の下は小さなゴミが落ちていたし、近くの窓には、有翅のアブラムシも付いていたのである。
桜が開花したので写真を撮って、ついでに長寿梅も撮ってみた。その後パソコンで見たら、なんと長寿梅には、アブラムシがびっしり付着しているのである。私の弱い視力では確認できなかったのと、長寿梅にアブラムシが付くなんて考えていなかったので、ショックであった。このアブラムシは、ハイビスカスに付着しているアブラムシと同じと思われる。
ただハイビスカスが置いてある場所は居間だが、長寿梅は玄関である。ここに来る前に移ったのかも知れない。私の所には、もう1種アブラムシがいる。カランコエやブーゲンビリアで見つかるが、こちらは、それほど多くは繁殖していないようで気を使うほどではない。今年、鉢を外に出すようになったら、アブラムシ退治に力を注がなくてはならないかも知れない。
2019年5月15日 森みつぐ 昨日、久し振りのジョギングをした。昨年、母が骨折入院した10月以来である。昨年はゴールデンウィークに引っ越ししたので、最初のジョギングは、今年よりもひと月も遅い6月であった。母の介護を始めてから、私の時間は母次第である。以前は、短い時間だったが読書は欠かさなかったが、今のところ、まだその時間を確保できていない。
ジョギングもその一つである。これからも健康を保つためには、運動が必要であるので、ジョギングは続けたいのだが、その時間を確保することは出来ないままだった。もしできるとしたら、母がデイサービスに行っているときだが、その週1回の日は貴重な時間で、ジョギングに割り当てる余裕はなかった。
とは言っても、走ってみることにした。今までは、50分位のジョギングだったが、距離を短く30分位にして、昨日、久し振りにジョギングしたのである。最初は走り方がぎごちなくスピードは出ないし、息切れもしてスピードの出しようもなかった。それでも、なんとか2回の信号待ちを除いて、走り切ることが出来た。筋肉痛になるような走りではなかったが、次はいつ走れるのだろうか。
2019年5月22日 森みつぐ 毎年この時期には、もう昆虫採集の道具を持って定山渓の森林を歩き回っているのだが、今年は、その目途は立っていない。母の介護中には、やはり無理のようである。デイサービスセンターには、週一回通っているのだが、週二回以上でなくては、その時間を確保することは難しそうである。
今日、庭で洗濯物を干していたら、微かだが遠くからセミの聲が聞こえてきた。エゾハルゼミである。今年は、ゴールデンウィークの初めから暖かい日が続いていたので、既に定山渓の谷間では、啼いているのだろうが、ここ平地でも聞こえてくるようになった。この辺りで、チョウではモンシロチョウしか見ていないので、寂しい限りである。
今は、動植物との関わり合うのは、庭の花壇しかないのである。春の花たちは終わりに近付き、冬を越し芽を出し始めた花たちと春先に蒔いた種子が芽を出した花たちに、これからを託すほかない。種子は蒔いてから3週間は経つので、今、芽を出してないのは、もう期待できないだろう。もしかすると私が、土深く埋めてしまったかも知れないからである。種子はいっぱい残っているし、2年目の種子は全て蒔いておいた方が良さそうなので、明日明後日には、蒔いてしまおうと思っている。
2019年7月17日 森みつぐ 6月に入って、あるとき昆虫の書籍や用具を置いた奥の部屋を覗いたら、カーテンの左側がだらりと垂れ下がっているのに気が付いた。閉めた覚えのないカーテンが閉まって、だらりと垂れ下がっているのである。壁伝いにやっと歩くことができる母の仕業であろう。カーテンを閉める時にバランスを崩して、カーテンにしがみついたと思われる。怪我がなかっただけでも幸いであると思うしかない。
カーテンレールの状態を調べてみると、左側と真ん中のネジが、完全に石こうボードの穴を崩してしまって、右側のネジだけでやっと支えている。カーテンレールは伸縮できないタイプだったので、穴の位置を変えられないので、まずは再度ネジを強く締め直して何とか取り付けたが、一週間後、やっぱりカーテンレールが宙ぶらりんになっていた。そんなことを繰り返していると穴がだんだん大きくなってしまい、別の方法を考えることにした。どうしても駄目ならば、最後の手段として、右側のネジも外して、全体的に左に移動して取り付けるしかないと思っていた。
その前に、もう一つ試すことにした。穴が大きくなってしまったお蔭で、石こうボードの裏には板があるのが判明したので、4つ穴が開いた金属平板を買ってきて、補強用として両端をネジ止めして、一つの穴はカーテンレールを止める穴、もう一つの穴は、それが失敗したときのために、カーテンレールを移動させて取り付けるための穴なのである。駄目になったネジ穴をネジ穴専用のパテで埋めて、平板を取り付け、そしてカーテンレールを取り付けると、無事カーテンを付けることができた。まあ、これからもいろいろあるかも知れないが、驚いてなんかいられない。
2019年7月31日 森みつぐ 25℃前後の過ごしやすい気温だったのが、先週土曜から30℃を超えるようになった。日曜の29.9℃は愛嬌であろうか、その後は確実に30℃を超え、加えて熱帯夜にも襲われている。5月に30℃を超える真夏日が3日続いたので、今年の夏は。もっと暑い日が続くように思っていたのが現実になった。
先週の木曜には、既にアブラゼミが啼いていたが、本格的に啼き始めたのは、30℃を超え始めてからである。ツクツクホウシが啼き、昨日はエゾゼミも啼き始めた。そして叢では、ハネナガキリギリスもギース・チョンと鳴き始めた。一気に訪れた真夏である。
アブラゼミの初鳴きの日、我が家のテラスにひっくり返って足をばたつかせている雌のミヤマクワガタがいた。昆虫採集を始めてから、今年は、初めて昆虫採集に出かけることがなさそうである。これも、人生の一コマであろう。でも、いつも庭に出て、害虫や益虫、そしてちょっと立ち寄っただけの虫さんを眺めている。先日は、玄関を開けたらアリガタバチのオスがいたのだが、母と一種だったので掴むことができなかった。あと一月で夏も終わる。
2019年8月14日 森みつぐ 昨日、今年2回目のジョギングをした。3ヶ月振りのジョギングである。3ケ月前、母がデイサービスに行く日に、何とか今までより距離を短くしてジョギングを始めたのだが、その後、私の歯医者通いが始まってしまって、結局その時間が取れないままだった。私は歯医者には、極力、冬に行くようにしている。春から秋にかけての趣味の昆虫採集に行くのが、妨げられないようにするためである。ただ今回の冬は、母の介護が始まって歯医者に行く余裕がなかったのである。
昨日は、歯医者もお盆休みだったので、久し振りにジョギングをすることにした。冬明け後の初めてのジョギングに比べたら、足が浮いたような感じでもないし、何とか走ることができたが、最初の5分位は息遣いも荒くなってきつかったが、その後は順応して来て、何とか走り続けることができそうだった。ツクツクホウシやアブラゼミ、そしてハネナガキリギリスの鳴き声を聞きながら走るのは、清々しい。
途中、青い花を咲かせるヤグルマギクが生い茂っている歩道で立ち止まって、咲き終わって枯れ始めた花を3つ4つ千切った。ヤグルマギクは園芸花なのだが、繁殖力が強いので、何処かの庭から飛び出してきたのだろう。4〜5年前にぽつんと咲いているのを見たが、その後、毎年増え続け、今は、その歩道の両端いっぱいに咲いている。これもジョギングの楽しみである。
2019年8月28日 森みつぐ 昨日、母がデイサービスに行ったので、久し振りにホームセンターに花を見に行った。毎年、8月も下旬になるとセミの聲は途絶えてくるのだが、今年はどうなのか自転車に乗りながら耳をそばだてていたが、残念ながらセミの聲は聴こえて来なかった。例年通り、セミの季節は終わったのである。
その代わりハネナガキリギリスは、何匹も元気に鳴き声を競い合っていた。鳴く虫の女王でもあるカンタンの鳴き声は、より一層秋の気配を感じさせる。紫の小花をいっぱい咲かせているクサフジも大きくなり、モンシロチョウよりもモンキチョウの姿の方が多く見られるようになった。これからますます秋の気配が濃くなってゆくのだろう。
2週間振りにホームセンターに行くと、秋植え春咲きの花の球根が売り出されていた。今年一年、花壇の手入れをしていたので、来年に備えて植えようと思っていた球根を買うことにした。今年の経験を踏まえて花壇の整理もしなくてはならないし、また家の壁側の花壇も整理する必要があるので、秋は忙しくなりそうである。
2019年9月4日 森みつぐ 黒と黄の縞模様に、特に目立つ白い腹部末端を見たら、他のマルハナバチとすぐ見分けられるのがセイヨウオオマルハナバチである。初めて見たのは、札幌に引っ越ししてきてまもない11、2年前の母の庭でのことだったと思う。多分、春先にエゾムラサキツツジに来ていたのを見たのだろう。
札幌郊外の定山渓の山林を歩き回っていたが、一度もセイヨウオオマルハナバチを見ることはなかった。まだ北海道本来の自然の中には、入り込めないでいるのだろう。去年、今のところの一軒家に移り住むと、まもなく植え込みのドウダンツツジに来ているセイヨウオオマルハナバチを見つけた。そのうち採集も撮影もできるだろうと考えていたのだが、いつも網を持っている訳でもないし、カメラも同じであり、何の進展もなく今年を迎えていた。
今年、庭にはいろいろな花が咲き乱れて、ときどきセイヨウオオマルハナバチが訪れていた。あるときセイヨウオオマルハナバチが訪れているのを見つけたので、カメラを持ち出して来て、写そうとしたがなかなかじっとしてくれなくて、結局何処かへと飛んで行ってしまった。そして先日見つけたとき、カメラを取り出すより毒ビンを持って来て、やっと1匹採集することができた。この次からは、やはりカメラである。のんびりと待つほかないだろう。
2019年11月27日 森みつぐ 雪が完全に消えてしまった。でも明日からは寒気が入り込んで、雪が降るようだがどうなるだろうか。まもなく12月である。例年、秋から冬に季節が変わるときには、本格的な西高東低の冬型の気圧配置になる前に、北海道では、道南方面に移動性の低気圧が発生して、札幌の南区では、東風や北風が吹いて雪が降り積もることが多く、その後、本格的な冬となり西高東低の気圧配置となると西風になる。西風になると南区方面は、西に位置する千m級の手稲山系にブロックされて山を越えてくる雪が降る程度である。その後、冬も終わる3月に、初冬と同じような移動性低気圧が大雪を降らしたりするのである。
それが今冬は、最初から本格的な冬型の気圧配置になったので、南区では雪があまり降らない日が続いている。私としては、そろそろ雪が降り積もって根雪となって欲しいと思っている。何故ならば、花壇に植えてある花たちに影響を及ぼしそうだからである。霜や低温の影響を心配しているのである。
雪で覆われると氷点下10℃や20℃になっても、雪の下は氷点下数度に保たれると思われるから、寒さの心配は、もうしなくて済むのである。去年は雪の積もる前には、アネモネの芽は出ていなかったが、今年はかなり芽吹いている。これがどういう結果をもたらすかは分からないが、早く根雪になって欲しいと思っている。
2019年12月11日 森みつぐ 12月も中旬になったのに、今日、花壇の雪は風前の灯火になってしまった。10センチ位雪が降り積もっても、その後の暖かさで消えてしまっている。今日も夕方から明朝にかけて雨が降るとのことなので、花壇の雪は、また完全に消えてしまうことだろう。ただその雨も、日中、気温がどんどん下がって雪になるみたいである。予報では、今月下旬まで暖かいとのことなので、まだ暫らくはこんな状況が続くのだろう。
花壇では、来春開花するアネモネが、既に発芽しているのが多くなっている。これから3ヶ月間、雪に埋もれてしまうのだが、春になったら無事花を咲かせるのだろうか。そう言えば、球根を掘り上げ忘れていたアネモネの球根が、芽を出しかなり葉を茂らせているが、それも、降り積もる雪でどうなるのか心配でもあり楽しみでもある。また東側の植え込みに植えたリコリス(ヒガンバナなど)は、植えるのが遅かったので、結局、花を咲かせることはなかったが、まだ葉が青々としていて、来秋が楽しみである。
今冬は、このまま雪は例年と比べて少ないと思われるが、冬の終わりの3月には、どか雪になるかも知れない。どっちにせよ、この冬の積雪期間は3ヶ月間であろう。3月末には雪も融け、その後の花の開花も早まるかも知れないと期待しているのだが。
2019年12月18日 森みつぐ 今年も終わりに近付いてきた。そろそろ年賀状を作ろうと思い、母と私の年賀状のイラストを決めた。年賀状は、ほんの数10枚なので、インクジェットプリンタで印刷することにしている。いつもの通り試しに印刷してみたら、明るい日の出の太陽が、どす黒く印刷されて出てきた。
どうも最近、赤色が良く出ていないようなので、少し気にしていたが、やはり駄目であった。ノズルが詰まっていたら、筋が入るので、そうではなさそうである。プリンタは、週に1回位は使っているが、そのほとんどがモノクロ印刷で、カラー印刷はあまりしていない。それでも、カラーのインクは減ってゆくのだが。光の3原色であるRGBカラーは、印刷でのCMYKカラーから作り出される。だから赤色も、CMYKカラーの配色から作り出される。
そう言えば最近、Y(イエロー)の残量が少なくなっていた。ただ、ここ最近は、モノクロ印刷ばかりなので、Yが無くなるまで気にしないで使っていたが、それが原因かも知れないと思い新しいYと交換してみた。そして試しに印刷してみたら、綺麗に印刷された。今まで、ときおり変な色と思っていたのは、多分このような原因だったのだろう。また一つ、勉強をした。
2019年12月25日 森みつぐ クリスマスだと言うのに庭には、ほとんど雪がない。花壇の上に僅かばかり疎らに白い雪が、霜柱で持ち上げられた土の上に乗っかっているだけである。あと3カ月もしたら、今度は春の陽気で雪が融けてしまう季節を迎えると言うのに。昨日、母がデイ・サービスに行っている間に、母の部屋の大掃除をした。
去年は、大掃除が出来なかった。ちょうど一年前、母の介護を始めたばかりだったので、大掃除をする余裕がなかったのである。母の部屋は出入りが少ないとは言え、普段見たりはしない箪笥の上には、やはり白い綿埃が溜まっていた。何処を漂っているのか綿埃は、居間なら一週間もしないうちに、棚が白くなってしまう。今日は、狭くてもいろいろな物が置いてある洗面所の大掃除をした。母の様子を見ながらの大掃除なので、思うように時間が取れないのだが。
明日からは、台所、居間、玄関、トイレとなるだろう。もう一部屋あるが、ここは趣味の本などが置かれていて、冬の間は冷蔵庫代わりに使われているだけなので、他の所が終わったら最後に、綿埃を払って掃除機をかけるくらいであろう。お風呂の掃除は、風呂上りにいつもより丁寧に行えばよい。2階は、標本室なので、今回も何もしないつもりである。窓ガラスは、寒い冬ではなく、春に行うつもりである。この家に移って来て、初めての大掃除である。
2020年1月1日 森みつぐ 大晦日、庭には除雪した雪を残して、すっかり地面が出てしまった。昨夜、かなり強い雨が降っていたので雪がまた融けてしまうかも知れないと思っていたら、やはり雪が消えてしまっていた。昨夜の雨は、夏でも珍しいほどの強い雨だったのである。今年は、ひと月ほど季節が遅れている感じがする。
大晦日、元日と札幌は大荒れであるという予報なのだが、私の住む辺りは、それほど雪は積もらないと思っていたが、大晦日の夜、雪が降って来ていた。元日の朝、目覚めると外は、またまっ白になっていたが、雪はせいぜい5〜6センチである。最近真冬日も続いているのだが、ここ最近の極端にぶれる気温の上昇があれば、またこれ位の雪だと融けてしまいそうである。
明日までにあとどの位の雪が降り積もるのか、やはり花壇の草花のことを考えると心配してしまう。積雪がないと毎日霜柱が立つので心配してしまうが、やはり春が来るのが待ち遠しい。マルチングしているガザニアも、無事なのかどうか心配である。1月中旬からひと月間は真冬日になるが、3月にもなれば雪融けが始まる。そろそろ日が暮れる時間も、少しずつ遅れてくる頃である。
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