夢惑う世界 雑記帳 随想録<澪標> 気ままにひと言 |
4.1.2.8−53 気ままにひと言 |
2022年1月26日 森みつぐ 気象庁から2月〜4月の3か月予報が出ていた。北海道では、2月は平年並みの気温だが、3月4月は高めに推移するとのことで、平年より多く降り積もった雪も早く融けそうである。今、花壇の上には、130cmほどの雪が堆積しているが、3月下旬には土の薫りが漂っているだろうか。
昨年より2011年から2020年までの気温が加算された新しい平均気温になっているが、最近の平均気温は、以前の平均気温より最低気温も最高気温も0.7℃前後高くなっている。多分1週間や10日ほど季節が早く進んでいるようなので、花壇の作業も早まって、お花の手入れも早まるものと思っている。
平均気温が高くなると夏の高温期もさらに高くなると思っていたら、夏の気温は以前の平均気温と然程変わらなかったので、ちょっとは安心しているが、でも最近の夏は暑くなっているようにも感じているのだが、どうなのだろうか。1月下旬の今が寒さの底となっている1月も終わり、2月に入ると気温が上昇へと向かう。3月の雪融けを思いながら、窓から雪深い外を眺めている。
2022年2月23日 森みつぐ 先週、夜中眠っているときに、電子音が聴こえてきて目が覚めた。時計を見ると1時50分頃であった。母の介護をしているので、微かな音でも敏感に反応する。周囲を見渡すとストーブの液晶画面が変である。“ストーブ壊れたかな?まだまだ寒い冬なんだけど!”シーリングライトを点けて、布団から起きた。
ストーブの操作スイッチを押したり、電源コードを抜いてリセットを掛けたりしたが変化が見られない。“なんか変だ!”と思ったら、どうも初期設定に戻っているようだったので、時刻合わせを行った。机の上に置いて、消したはずのデジタルフォトフレームが表示されていた。これで分かった。短い時間の停電、瞬停が起きて、復帰したときにストーブの電子音が鳴ったようである。
地震による長期停電は数年前に経験したが、瞬停は久し振りである。前回の記憶は、もう残っていない。影響があったのは、今の2つと正確な電源周波数で動く時計、電気ファンヒーターであった。今の電気製品は電源スイッチ部も電子機器なので、瞬停でも止まってしまうようで自動復活はしない。今回は。瞬停のテストができたと思って。今後に役立てたい。
2022年3月9日 森みつぐ 庭に降り積もった雪と雪かきで上乗せされた雪が、花壇側でやっと1mほどになった。塀の柵の高さが約105cmなので、やっと柵の上が見えるようになっている。建屋側は、物置への通路を確保するために、雪は40cmほどになっている。その雪が、花壇側に上乗せされているのである。
もう既に、8回ほど雪山崩しを行っている。1.5mほど積もった雪が、やっとここまで減らすことができたが、これからは今までに降り積もって締まった雪なので、なかなか融けない。ただこれからは気温も上昇し、雪ではなくて雨が降る日も増えてくるので、これらに期待する。去年は、この時期花壇の上に残った数10cmの雪以外は、既に融けていた。
今年は、何とか3月中には花壇の雪が融けたらいいと思っている。もし、1日10cm融けたなら10日間で積雪0となるのだが、それは難しそうである。1日5cmだとすると、20日間で積雪0となり、3月中に何とか花壇が見えてくるかも知れない。今年は、これを目標に雪山崩しを行ってゆくことになりそうだ。もう既に、春に植える宿根草や球根を取り揃え始めている。
2022年3月23日 森みつぐ 3月も下旬に入ったが、庭にはたっぷりと雪が堆積している。今日から気温が上昇する予報だが、どうなるだろうか。花壇の土が顔を出さないかと期待はしているが、予報通り気温が上昇するかにかかっている。今年も3月5日の啓蟄が過ぎ、最初に見た虫さんは、ユスリカの仲間であった。ベランダの窓に止まっているのを見たとき、部屋の中かと思ったら、窓の外側であった。ユスリカが一番なのは、いつもの通りであろうか。
そして3月11日の朝、朝刊を取ろうとして玄関のドアを開けようとすると、足元に何かが落ちているのに気が付いた。蛾がいたのである。掴まえてみると既に死んでいたが、羽化したばかりの新鮮な個体であった。まだまだ雪深く寒い日が続いていたのに、何処で蛹化していたのだろうか。そしてどうやって玄関の中に入ったのだろうか。良く分からないが、今年最初の展翅標本作りである。
花壇で見かける蛾の幼虫は、ヨトウガが一番多いのだが、今回のはどうもヨトウガではなさそうだった。ヤガの仲間はやはり似たのが多いので、同定するには至らなかったが、初めて掴まえたヤガのようである。今年も昆虫採集には出かけられそうにもないが、庭で細々と虫さんを楽しんでいくことだろう。こんな所でも、初めて見る虫さんに出会うことがたまにはあるので嬉しいものである。
2022年5月11日 森みつぐ 今日も、真っ青な空が広がり朝から気温が上がっていた。洗濯日和である。外に出て洗濯物を干していると近くで金属音のような音がしたので。振り返って見ると、カラスが一匹柵に止まっている。ちょっと近付いても、全く逃げようとしない。“なんだ、こいつ!”と思いながら、再度、洗濯物を干していた。
“キャっ!”という声で振り返ると、柵の横の歩道を歩いていた女性が、びっくりして声を上げたようだった。多分、カラスに気付かず近付いた時に、突然、カラスが飛び立ったのだろう。それから、また洗濯物を干していて、ふと花壇の方を振り返ると、カラスが猫除け用に設置している結束支柱1本を咥えて飛び去るところだった。去年からである。巣造り用に結束支柱と針金ハンガーを盗ってゆくのである。
猫除け用なのだが、カラス対策として結束支柱同士を洗濯ピンチを結んだビニール紐で固定して、引っこ抜いても持って行けないようにしていたのだが、一部単独で使っていたのが盗まれた。そして、本来の使用方法である鉢に使用していたのも、鉢そのものをひっくり返されていたので、これも同じように処置した。猫とカラス、困った隣人である。
2022年6月29日 森みつぐ 10日以上前だろうか、膝の具合が何か変だった。ちょっと動きがぎごちなくなってきていた。“膝が悪くなってきた?齢のせいだろうか?とうとうそんな齢になってしまったのだろうか?”しゃがみ込んだり、立ち上がったときに、スムーズに動くことができなくなってしまった。母の介護が難しくなって、“これは、ちょっと考えなくてはならない。”と思っていた。
ところが、その後、膝痛だけでなく太腿も痛み始めた。“えっ”と思ったけど、“これって、筋肉痛でないの?”もしかしたら、膝痛だと思っていたのは、筋肉痛なのかも知れない。膝の周囲の筋肉痛なんて初めてなので、何とも言えないが、どうもそうである。半月以上前に母が腰痛で(圧迫骨折だった)で動けないということで、ベッドやソファーで立ったり座ったりをするときに、私は腰を低くした姿勢で介助していた。今までは、母も足に力を入れて動いていたが、今は、そうはいかない。
この姿勢と言うのは、大きな負荷をかけながらスクワットをしているのと同じではないだろうか。多分、膝痛ではなく筋肉痛なので、そのうち痛みは鎮まるだろうと思っていたが、しゃがみ込んだりするときは、まだ少し違和感がある。ただ今は、かなり改善してきている。これが治ったら、またひとつパワーアップしていることだろう。
2022年8月17日 森みつぐ 2日前、居間の窓から花壇を見ていたら、モンシロチョウが1匹花の周りを翔んでいるのに気が付いた。花に止まるというより、葉っぱに止まりながら移動していたので雌だろうと思って見ていた。そうしていたら執拗に、イベリスに止まっては翔ぶを繰り返すようになった。イベリスは、アブラナ科の花である。
花壇にアブラナ科植物を植えたのは、今年が初めてであった。5月下旬に植えたのだが、花壇にはモンシロチョウが頻繁に訪れていたのにも拘らず産卵することはなかったのだが、今回は産卵した。チョウの間にも個体差があって、食草の選り好みがあるのだろうか。キャベツだとほとんどの個体が、卵を産み付けるのかも知れない。
モンシロチョウの幼虫を育てたのは、記録を取り始めてからは1回もないので、多分、小学生以前であろう。これからは、幼虫を育てることを楽しみたい。ただイベリスの葉はかなり小さいので、屋内でキャベツやレタスの葉を与えることになるだろう。イベリスには、1匹や2匹をそのままにして生育状況を見ようと思っている。あと2日もすると、孵化するだろう。
2022年8月31日 森みつぐ 半月ほど前だろうか、薄暗くなってきた夕方、カーテンを開けて外を見ると網戸に大きな蛾が止まっているのに気が付いた。翅裏の模様からしてシタバガの仲間のようであった。“ラッキー!”と思って、捕虫網を手に外に出て、網戸に近付いて行ったが、蛾にとっては活動時間帯である。あっと言う間に飛んで行ってしまった。
小高い山が近くにあるが、“こんな住宅地にもシタバガがいるんだ”と思いながら惜しいことをしたものである。ところが先日、花壇の手入れで日中に玄関を出たり入ったりしていたら、ドア近くの壁下にゴミが落ちているのに気が付いた。“なんだろう?”と思って近付いて見ると、シタバガである。家の中に入って網を持って来て、今度は蛾の動作が鈍いので、掴まえることができた。
図鑑で調べるとオオシロシタバであった。半月ほど前の不確かな記憶なのだが、多分、同じ種のようであった。当然、同じ個体ではないのだろうが。オオシロシタバは、北海道には多いようであるが、初めてなのでラッキーである。今は、このように相手から近付いてきたのしか掴むことができないが、それを楽しみに、まだ昆虫採集は続いている。
2022年9月7日 森みつぐ 昨夜から台風による強い風が吹いていた。今年一番の強風である。屋外に置いてある鉢が心配だが、平時から風が強い所なので、倒れないように鉢を置いているつもりなのでそれほど心配はしていなかった。ただミニシクラメン1鉢とサイネリア2鉢は小さく軽いので、吹き飛ばされないように物置に仕舞い込んだ。
今朝早くには、台風は通り過ぎて風は鎮まっていた。庭の被害は、然程なかったようだった。中形のプランターが横倒しになって、土がこぼれていたのと、ハイビスカスの鉢2つが斜めになっていたが、枝が絡み合って倒れてはいなかった。そして、小さな軽い鉢5つが倒れていたが吹き飛ばされなかったので、問題はなかった。クジャクサボテンの大きな鉢3つは、互いに密着させて倒れないようにしていたので、全く変わっていなかった。
隣の家との間にある平時から強い風の通り道となっている西花壇も、今は草丈の高いのを植えていないので、ほぼ問題はなかった。ただ草丈の低いセイヨウクモマソウの根が取れてしまっていたのだが、強風のせいなのかは不明である。他の花壇では草丈の高いのは、強風に煽られて斜めになってしまったのは、今年は囲いや支柱を極力抑えてしまったからであろうか。来年は、鉢の固定方法と手間のかからない囲いの方法を考えなくてはならないと思っている。
2022年9月14日 森みつぐ 昨日、花壇の手入れをしていたら、大きなマルハナバチがガイラルディアの花に吸蜜に来ていた。“トラマルハナバチかな?”と思って花の手入れをしていたら、どうも違うようだった。この花壇で見かけたマルハナバチは、今までコマルハナバチとセイヨウオオマルハナバチの2種だけだった。
まずは、カメラで動画を録ってみた。吸蜜に夢中で、カメラには全く気にしていないようだった。今日、その動画を見たら、どうも初めて見るニセハイイロマルハナバチのようだった。それも、この時期としては珍しく女王蜂のようである。私の主な採集地は山地なので、平地のマルハナバチであるニセハイイロマルハナバチは、初めてである。まだ私の採集品の中には、ニセハイイロマルハナバチは入っていない。
ニセハイイロマルハナバチの動画の中には、セイヨウミツバチも映っている。野生化したセイヨウミツバチも近くに棲み付いていそうである。庭で網を振り回しての昆虫採集はしていないが、これからは毒ビンを携帯しながら、花壇の手入れをしていた方がいいかも知れない。初めての虫さんも、いろいろいるかも知れない。
2022年12月7日 森みつぐ 12月になり、一気に一日中氷点下の真冬日になった。降った雪は、融けずに歩道上に固く圧雪されていた。先日、今冬初めて歩いて片道2kmあまりの道を、スーパーやホームセンターなどに買い物に行ってきた。冬靴を履くのも、今冬初めてである。例年は冬の始まりは、湿った雪の上を歩くことになり、歩きづらいが雪のない時とほぼ変わりはない。
ところが今回は、最初からツルツルの歩きづらい路面で、緊張した足取りで慎重に歩いて行った。お店の中に入ると足の筋肉の緊張も解けるのだが、外に出るとまた緊張して歩くことになる。その日は、滑りやすく固い雪上を、合計で4km以上を歩いて帰ったが、太腿に軽い張りを感じていた。
翌日、案の定、筋肉痛があった。歩くだけで筋肉痛になるのは、初めての事である。母の介護するようになってから、昆虫採集で歩くこともなくなり、ジョギングもお休み中になっているので、それも原因の一つかも知れない。冬の運動と言えば、買い物の出歩きと降雪の雪かきだけなので必要なことである。昨日も、買い物でほぼ同じ距離を歩いたが、今日は何ともない。今冬の筋肉痛は、もう大丈夫のようである。
2023年1月11日 森みつぐ 年末年始は穏やかな天気が続いたのだが、昨日久し振りに大雪に見舞われた。先日、札幌は平年では一日中氷点下の真冬日に突入し、2月中旬の真冬日が明ける時まで、私の住む札幌の地域では、雪は然程降ることはない。今回の雪は、冬の終わりに多い気圧配置によるもののように思われる。
昨今は、かなり寒いと思っていたら急にかなり暖かくなる、極端から極端へと振れ幅が大きくなっている。昨日の真冬日の大雪直後の4日間はプラス気温に、明日明後日は3月下旬から4月上旬並みに気温が上昇するようである。先程、昨日の降雪の除雪と排雪を終えた。玄関前と母のデイサービスの送迎車が停車するスペースの除排雪を行うのである。今回の雪は、さらさらの軽い雪なので作業は楽なのだが、母の介護の合間を見つけての作業なので、まとまった時間の作業は出来ない。
もう1月も中旬に入った。1月下旬から2月上旬の最厳寒期が過ぎて、3月に入ると雪融けが始まる。あと一月半もすると雪融けが始まると思うと、春も間近に思えてくる。多分、大雪になるのは冬の終わりなのだが、昨今の天候の急変が起こると、また大雪になるかも知れない。それでも春は、確実に訪れる。
2023年8月23日 森みつぐ 先日の夕方、ピンポンの音がしたので玄関のドアを開けると、訪問の方が少し後ろに下がるような素振りをしていた。“どうしたのだろうか?”と思っていると、足元に大きなハチが飛んでいた。追い払おうとしたのだが、逃げようとはしなかった。“なぜ?”と思い見渡してみると、玄関脇に作り始めた泥の巣を見つけた。スズバチが、巣造りの真っ最中だったようである。
そう言えば、その前日頃、玄関前を大きな一匹のハチが飛んでいた。良く見ているとスズバチであることが分かった。この辺りは札幌の郊外なので、少し自然は豊かであって、夜中には、カンタンの調べがずっと流れている。多分、そのとき、巣造りの場所を探して飛び回っていたのかも知れない。
本当は、巣作りを見ていたいところだが、何せ場所が悪すぎる。早速、泥の巣を撤去して、近くに置いてあった消臭スプレーを蒔いておいた。諦めただろうと思っていたら、2日後、同じところに巣の基礎部分が出来ていた。よほど気に行ったのか、諦めずに、再度の挑戦である。でも撤去して、スプレーを噴霧した。さて、3度目はあるだろうか。
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