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  update 2007. 7. 8

踏 破 日 2007/04/30
コースタイム 13:00〜15:30
歩 行キロ 4.4q
累 計キロ 41.0q
踏 破 率 8.3%

 
わかりにくい品濃坂

境木地蔵〜JR戸塚駅
 

(前の 権太坂は最初の気合モード へ戻る)

  

   境木地蔵をあとに相模国へと進む。この辺の道は横須賀線の東戸塚駅開業以降かなり整備され、それだけ昔を偲ぶ景観が失われてしまっている。写真は焼餅坂という下り坂で、右には大きなマンションが建っている。(意図的に構図からカット)

   

  

    さらに進むと両側の盛土のため少し薄暗い道となるが、ここが品濃一里塚(日本橋から9里)跡である。一里塚の本来の姿は道の両側に盛土があり、その上に榎(エノキ)を植樹してある形とされる。この点につき品濃一里塚跡は両側の盛土が残存しており、当時の雰囲気が比較的良く残されている一里塚跡として県の史跡に指定されている。

  →品濃一里塚の案内板はクリック

 

   

  

   道はJR東戸塚駅東側を南下するように続く。左側に果樹園がしばらく続くが、その雰囲気はここが旧東海道?と思わずにいられないような“変哲のない”道であり、少々当惑せずにはいられない。

   その当惑が果たして正確な道を辿っているのだろうか?という疑念を抱かせるわけだが、やがて右写真のT字路にぶつかるので迷わず右折してみよう!

   

  

    すると広い車道とクロスする歩道が現れるが、これこそが旧東海道でOKである。自分が初めて歩いた昭和55年秋の時点では国鉄東戸塚駅はまだ開業直後の頃で、今のような整備された車道やビル群は皆無であった。その変貌・発展ぶりには驚くばかりなのだが、旧東海道が歩道橋になってしまったと言うのも昭和→平成の時の流れを感じさせる出来事ではある。

    
  

 しばらく歩き再び国道1号線と合流する。大型トラックやバスがひっきりなしに行き交う様子は、ある意味では古今を通じてヒトとモノの大動脈たる東海道らしいとも言える。

  さて、道は不動坂交差点にさしかかる。車道の案内板にもあるように左右に分岐しておりどちらが旧街道?と思うところだが要注意! 写真にも示したように、一番目立たない左側の細道が正確な“旧街道”なのである。もっとも程なく合流してしまうのではあるが、例によりこだわる向きには落とせないポイントなのである。

 

    

 

   旧街道は国道1号線に再合流し、戸塚宿が近づいてくる。そろそろ日本橋から10里の一里塚跡があるはずだよな〜と思いながら歩いていたら、なんと見過ごして下の吉田大橋まで来てしまった。明らかに自分のチョンボで、シマッタと思いながら今来た道を逆行する。(本日2回目で恥かしや…) 肝心の一里塚跡は右写真にもあるような歩道脇にある簡素な看板で、こりゃ見落とすよ〜戸塚観光協会サン!!(必死に言い訳、これまた情けなや…)

    

  

   戸塚宿の錦絵にある吉田大橋は右写真の信号の先にある。ちょっとわかりにくいかな…?

    

 

  そして戸塚駅前の踏切。ラッシュ時には開かないことで有名?であるが、今回はさほど待たずに渡れる。

  さて15:30、冬季なら本日はここまでだろうが取材当日は日が長い。よ〜し、今日中に藤沢まで行くぞ! 

  →次は遊行寺坂でヘタるです。