遠くにありて… >  宮古島の方言 

沖縄本島の方言と宮古島、それに石垣島の方言は、それぞれがほぼ独立しているように思えます。
似たような言葉もあるが、同じ沖縄県でも宮古島と沖縄本島ではまったく違う言葉で表現されている事のほうが多いです。
たとえばポピュラーなところで、「いらっしゃい」を沖縄本島の方言で言うと
「めんそーれ」ですが、宮古島の方言では「んみゃーち」となります。
ところが、これで驚いていてはいけません(^。^)。宮古島の中でも、八つの島それぞれでびみょ〜な違いがあります。さらに!宮古本島は四つの市町村からなっていますが、この四つの市町村間でも、びみょ〜に、びみょ〜に違っていたりします。

最近はインターネット上で宮古島の方言を紹介しているサイトが増えていますが、沖縄が本土復帰する前には、方言が野蛮な言葉だという事で「学校では方言を使わないように」との指導がなされた事もあったようです。しかし、その後(今日まで)そういう間違った認識は当然ながら消え失せて、逆に方言を後世に長く残そうと考える人たちが増えているようです。インターネット上での紹介なども、そういう動きの現れかもしれませんネ。

一方で、年齢の若い人たちは段々と方言を話さなくなりつつあるようで、私たちの世代(30代)でも既に「聞いて理解はできるが話す事はできない」という人が結構います。
最近では理解すら不可能という若者も増えているかも知れません。
そう言う私も、何を隠そう方言はあまり得意ではないのです。一応、友人と話す時は全て方言で話すのですが、かなり障害(?)があります。そういう訳で、このサイトで紹介できる方言もそう多くはありません。あしからず(^_^;)

方言には文字で表現しきれない発音というのが存在します。他のサイトでもいろいろと工夫して文字表現していますが、未だに「ビンゴ!」的な表現に出会った事がありません。そもそも方言を文字にしようとする事が間違いかもしれません。
本物の英会話を身につけるには「生きた英語」を学ぶ事が大事なように、方言も、ほんとに方言で会話ができるようになるには、その地へ行って生きた言葉を耳で覚えるのがいいんでしょうが・・・
まぁ、ここでは気軽に、話しのタネ程度に楽しんで下さい(私の方言もその程度だし(^^ゞ


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