第十五回:Oh My little Girl(2001.11.29)
歌詞を見る尾崎豊の代表曲のひとつ。デビューアルバム「十七歳の少年」の中に収録されていますね。尾崎豊も、本当によく歌われるアーティストの一人ではないでしょうか。
この「Oh My little Girl」は、彼の曲の中では比較的前向きな内容になっていると思います(僕は、「十七歳の少年」以外はほとんど聴いたことはないので、もし間違っていたらすみません)。個人的にはそれほど好きなアーティストではありませんが、この曲は素晴らしいと思います。なぜそれほど好きでないかというと、他の曲(「十五の夜」、「卒業」など)の歌詞の内容がどうしても好きになれないからです。まあ、それは個人個人の主張があるのでこれ以上どうこう言うつもりはありません。
比較的、歌うにはやさしいメロディーと素直な歌詞。カラオケにはもってこいの曲ではないでしょうか。どちらかというと、社会問題やら難しいことをテーマにした曲というのはあまり好みではないもので、そういった曲はできるだけ歌わないように僕はしています。ポイントとしては、やさしく歌う。落ち着いた雰囲気の曲なので、あまり声を張り上げたりしないようにする、ということでしょうか。
自分で読み返してみると、あまり好意的な文章ではないのでファンの方はいやな思いをするかもしれませんが、「目の前の問題を誰かのせいにする」というのは嫌いなので、つい辛口の文章になってしまいました。
第十四回:昴(2001.11.17)
歌詞を見るこの「カラオケの鬼」も久々の更新になります。今回は、宴会芸で優勝した記念としてこの曲を取り上げたいと思います。
まあ、僕より年上の人であればこの曲を知らない人はほとんどいないと思います。アリスというバンドが解散した後に谷村新司がソロとして発表した曲です。そして、彼の代表曲でもあります。一時期は、カラオケで歌うと嫌がられる曲のひとつ(他に「マイウェイ」など)に挙げられもしましたね。
谷村新司といえば、僕はどうしても清水アキラの物まねを思い出してしまいます。あの、「テープ芸」を初めて披露したのが谷村新司の物まねではなかったでしょうか。僕の宴会芸も、はっきり言えば清水アキラのパクリです。今でこそ少しブームは過ぎたかもしれませんが、「ものまね」が世間に与えた影響は決して小さくないと思います。あの番組をきっかけにして復活したタレントもたくさんいます(美川憲一、にしきのあきらなど)し。
いまさら、この曲について語ることもないので簡単にポイントだけを述べると、「なりきって歌う」ことでしょうか。あの独特の「濃さ」を出すのは結構大変かもしれませんが、雰囲気を出すことが出来れば嫌がられることはないと思います。
第十三回:シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜(2001.10.26)
歌詞を見るご存知、ミスターチルドレンの代表曲のひとつ。僕と同じ年齢くらいの男性であればカラオケでミスチルの歌を聴かないほうが珍しい、というくらいではないでしょうか。
ミスチルがミュージックステーションに出て「Cross Road」を歌っているのを見たときに、「目つきの悪いボーカルだな・・・」というのが第一印象。その時は、まさかこんなにビッグネームになるとは思いもしませんでした。単に、僕の視点が余計なところに行っていたということですね。見る目がないということです。その後は、「Innocent World」「Tomorrow Never Knows」などシングルも200万枚を超えたり、アルバム「Atomic Heart」も400万枚近く売れるなど日本のトップに君臨しています。
このコーナーの流れから行くと、選曲としては「抱きしめたい」なのですが、アップテンポな曲が少なかったので今回はこちらを取り上げることにしました。
ミスチルの曲は、キーが高いこともありますが曲の終盤で大きく変化するのでいざ歌うとなると、しっかり原曲を聴いておく必要があります。特に、この曲で難しいと思われるポイントは、「♪Um〜アダムとイブの時代から … 過ちを繰り返す人生ゲーム シーソーゲーム」のあたり。「あぁぁ〜やまちをくりかえす…」という雰囲気。桜井さんのボーカルで特徴的なのは、高音になると声がかすれ気味になるところです。そのかすれ具合がちょうどいいのでしょう。その感じを出そうと思ってもなかなか難しいですし、ちゃんと高音が出るならそれにこしたことはありません。無理してかすれ声を出そうとするとのどを痛めてしまうので、自分の声でなるべく歌うほうがいいでしょう。
第十二回:もうひとつの土曜日(2001.10.14)
歌詞を見る浜田省吾ファンの方ならよく知っていることでしょう。まさしく「らしい」バラードです。本人もお気に入りの曲のひとつだといっているそうです。
僕が浜田省吾を知るきっかけになった曲は、ドラマの主題歌になった「悲しみは雪のように」です。どちらかというと、しゃれた恋愛よりも泥臭い(失礼)というか、男くさくて不器用な恋愛を描くのが得意な印象があります。それだけに、女性のファンも多いようですね。男の目から見ても、ちょっとくさい歌詞がたくさんあるのですが、その歌詞にぴったりとマッチした歌声がより浜田省吾の独自の世界を作り出しているのではないでしょうか。どちらかというと、好き嫌いのはっきり分かれるアーティストかもしれませんね。僕はかなり好きです。他にも、「ラストショー」「J・BOY」「片想い」など、好きな曲はたくさんありますが、カラオケで歌うことを考えてまずこの曲を選びました。
ここで取り上げている曲の中では、比較的歌いやすい部類に入ると思います。浜田省吾の曲は平均的な男性のキーにぴったり合うのと、それほどメロディーが複雑ではないので。歌詞の内容は、「コテコテ」といってもいいくらいです。自分の好きな女性には彼氏がいるのですが、すれちがいでほとんどその彼氏と会うひまも無くて、自然消滅のような状態。はやく、そんな男の事なんか忘れて、あなたのことを待っている誰か(自分のこと)に気づいてくれよ、というものです。浜田省吾のいい所は、こういったちょっとくさい曲をさらっと歌うことだと僕は思っています。必要以上に感情を込めるとくどくなってしまうので、あえて力を抜いて歌ったほうがいいでしょう。
カラオケで歌うことを考えて選んだ、と書きましたがいざ歌うとなると結構、場を選ぶかもしれませんね。この曲と同じ事をしても、まず成功することは無いでしょうから気をつけてください。
第十一回:Honesty(2001.10.8)
歌詞を見る初めての洋楽ですね。この曲は日本でもおなじみだと思います。ビリー・ジョエルの名曲です。カラオケの洋楽ランキングでは、必ず上位に来ているので実際に聴いたことが無くても知っている方もいるかもしれません。
ビリー・ジョエルといえば、この曲以外にも「Stranger」という曲も日本ではおなじみ。コマーシャルにも使われていました。僕がはじめてビリー・ジョエルの存在を知ったのは、実は「ものまね王座決定戦」でビジー・フォーが「The Longest time」という曲を歌ったのを見たときなんです(ものまねの番組でいい曲を知った、というのは結構あるのではないでしょうか)。「Billy Joel Greatest Hits(ビリー・ザ・ベスト)」などに収録されているので、これらの曲も聴いてみてください。「Stranger」はイントロの口笛を聴けばわかる方も多いと思います。
これまた、僕の友人のレパートリーで、酔っ払うとこの曲を歌ってくれます。僕が歌うのは、たいてい彼がいないときになります。歌うときに気をつけたいポイントは、最初のフレーズからサビに移るときの「♪It always seems to be so have to give…Honesty is such a lonely word〜」というところではないでしょうか。”give”と”Honesty”をつなげて歌うのがコツです。強弱を付けて歌うと、より感情がこもってくると思います。
この曲は、歌う人も多いので、ちゃんと歌えると一味違った印象を与えられると思います。今回は、歌詞の対訳も添えておきたいと思います。歌詞の意味をよく理解する、というのはどんな歌でも変わらないことですよね。