断末魔のような呻きと共に全てを吐き出し果てたあとも、玄太はいつまでも果瑠の身体を離そうとはしなかった。汗も涙も全てを分け合って、我を忘れて求め合う。どんな金持ちにも貧乏人にも平等に与えられた性愛のかたちは、長い間錆び付いていた真実の扉をいとも簡単に開いてしまった。 「あったけぇ……、ちんまいガキだとばっかり思っていたのによ。いつの間にか化けたもんだな、おめぇも。もったいねえ、同じことならもっとマシな野郎にさっさと色仕掛けすりゃあ良かったのによ。……馬鹿な奴だな」 玄太はいつまでも花開いたばかりの柔肌を丹念に味わっている。自分がこんな風に求められることを不思議に思いながらも、果瑠はその甘い束縛から逃れようとはしなかった。驚くほど素直に、身体が玄太の欲求に従っていく。まるでこうなることが当然の成り行きであるかのように、全てを受け止めていた。 「何言ってんだか、その馬鹿の片棒を担いだのはどこのどいつだ? ……まあ、担いだんだか担がれたんだか。そんなのは、もうどうでもいいことだけどね」 しっとりとまとわりついてくる体臭、熱い息。決して手放さないようにと、その背中に爪を立てる。ここにふたりがいたこと、確かな夜があったことをきっと自分は忘れない。どんなに時が過ぎても、心に肌にしっかりと焼き付けておこう。そう心に誓いながら、果瑠は短い眠りについた。
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「これを、……おめぇに渡しておこうと思ってな」 そう言っておもむろに懐から取り出されたのは、あちこちがすすけた小振りな麻袋だった。丁度、両方の手のひらに乗る大きさのそれを受け取ってみて、驚く。ずしりとした重量感はその中身を袋の上からでもしっかりと知らしめていた。 「俺と俺の弟妹たちの命の値段だ。婆さまにも誰にも見せることが出来なかった、一枚として手を付けてはいない。だがな、おめぇには世話になった、本当に感謝してる。嫁入りの支度金としてはちっと気が早いが、受け取ってくれ」 その言葉に驚いて見上げると、奴はさらに自分の首根っこからあの鈴を外す。そして、そのまま果瑠の首にそっと回した。 「これはおかあが最後に俺たちひとりひとりに身につけさせた鈴だ。もしも……いつか弟妹の誰かが訪ねてきたら、俺のことを話してやってくれ。同じ鈴を付けている、きっとすぐに分かるから」 「……玄太」 どんな風に答えたらいいのだろう、感情を抑え込んだ口調はいつもの玄太のものとは似ても似つかない。全て吹っ切ってすっきりした気分なのか。それとも必死で堪えているのか。様々な思いが頭を過ぎり、喉の奥に言葉を詰まらせた。 「こんなの、受け取れるわけないだろ? あたしには荷が重すぎるよ」 この鈍い重みはたぶん銀貨だ。人買いは銭のかさを多く見せるために、支払いには金貨ではなく銀貨を用いるのだと聞いたことがある。わざわざ小さな袋にみっちりと詰め込むことで、受け取った者が喜ぶとでも思ったのか。かたく縛った口を開けば、何千何万もの悲痛な叫びが飛び出してきそうである。 「そ、そんなこと言うなよ、果瑠。俺はこれから囚われの身だ、銭など持って行けるはずもねえ。な、受け取って貰えればそれでいいんだ。どんな風に使おうと恨んだりはしない」 ――やはり、どこまでも自分勝手で無責任な男だと思う。だけど、これでこそ玄太なのだ。そんなことは初めから分かっている。 果瑠はゆっくりと息を吐いた。それから静かに顔を上げる。 「じゃ、これは預かっとくよ。あんたが戻ってくるまで、きっちりしまっといてやるからさ。あたしが出来心を起こして散財しないうちに、とっとと帰ってお出で」 今、自分は一体どんな顔をしているのだろう。きちんと笑えているのか、それとも醜く歪んでいるのか。玄太の瞳がゆらゆらと揺れている。夜明け前の闇は帯になって辺りを流れ、東の山際がうっすらと明るくなってきた。 「けっ、馬鹿言うな。その頃にはおめぇもすっかり婆さんになってるだろうが。腰が曲がった老いぼれに出迎えられたところで、嬉しくもねえや」 ようやく、玄太はその頬に笑みを浮かべる。目尻の辺りが濡れていたが、果瑠は気付かない振りをした。 「何言ってるんだか。あたしが婆さんになる頃には、あんたもとっくに爺さんだろうよ。いいじゃないか、それでも。あたしにとってはきっと大した時間じゃないね、……そうさ、あっという間さ」 まだ少し湿ったままの羽織を肩から掛けてやる。一通りは繕ってみたが、それでも無惨な傷跡ははっきりとうかがえた。 「さ、行っといで。ぐずぐずしていると、世が明けちまう。村の者に顔を見られたら、また面倒なことになるだろうからね」 ゆっくり背中を押して促しながら、その一方でいつまでも手放したくない気持ちが大きく膨らんでいく。自分たちはとっくにひとつになっていたのだ、互いにそれに気付かないままに。 「あ、……ああそうだな。じゃ、ちょっくら行ってくるわ」 広い背中が手のひらから離れていく。追いかけてそこにすがりつきたい衝動を、果瑠は必死に堪えていた。辛いのは玄太の方だ、あとに残る自分の苦しみなど何てことはない。こんな時だからこそ、笑顔で送り出そう。自分に出来るのはいつだってそれだけだ。 大股に遠ざかっていく背中が辻の向こうに消える頃、白んでいく東の方から一番鶏の声がした。
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濡れものをぎっしりと詰め込んだかごを抱えて丘を上がると、物干しのところで一服する。この季節は夜明けが遅く日暮れが早いので、うかうかしていると洗い物が乾かなくなってしまう。そうは言っても河の水は冷たく、なかなか仕事もはかどらない。 「ああ、今年もなかなかの実の付き方じゃねえか。これなら、気前のいい正月支度が出来るってもんだな」 柚子の大木は返事をすることもなく、たださらさらと枝を揺らしている。玄太がいなくなって二度目の収穫はもうそこまで来ていた。明日にでも角の家に使いをやって、荷車の手配をした方がいいだろう。
「……ねっ、姉さんっ! おい、また俺の腰巻きを勝手に洗っただろ。勘弁してくれよ、まったくっ! 自分の洗濯くらい出来るっていつも言ってるだろう?」 表の方からそんな声がして、ハッと我に返る。振り向いた先にいたのは、あの小助であった。威勢のいい声とは裏腹に、まだ寝間着姿のまま。お天道様が上りきった刻限では情けないことこの上ない。 「なぁに言ってんだか、あんな風に汚れ物を山と溜め込んで威張りくさるんじゃねえよ。だいだいな、昼近くまで寝てるようなぐうたらに、大きい口を叩かれる筋合いはないと思うがな」 「ひっでぇ〜! 俺がここんとこ野営の当番だって、知ってるくせに。村の平和に一役買ってんだから、ねぎらってくれたっていいじゃないか」 相変わらず、自分の方が年上なのに「姉さん」呼ばわりする癖は抜けていないらしい。まだぶつぶつ言っているのを放っておいて、さっさと竿に洗濯を広げ始めた。 「文句言う暇があったら、とっととてめぇの腰巻きを喜んで洗ってくれる女子をかっさらって来な。そういや、向こう辻のとこの茜はどうした? 村の者の話によれば、ずいぶんと熱を上げていたそうじゃないか」 いつの間にか隣の空き家に住み着いた小助は、今ではすっかり村の人間になっている。気前ばっかり良くて軽々しさが抜けきれない若造のままだが、それでも人なつっこい性格でどこに行っても可愛がられていた。 「うわ、もう姉さんの耳に入ってるし。……その話は少しヤバイよ、あの女はなかなかのくせ者でさ。上手く行くかと思えば、つんとそっぽを向いちまう。あああ、また落ち込んできた。いいや、顔でも洗ってくる」 肩を落とした後ろ姿に、知らず笑みがこぼれてしまう。本当に楽しい男だ、深刻に悩む暇もなく今までを過ごして来られたのも奴のお陰だ。彼はあんな風に言っていたが、村の噂によれば茜という女子もかなり脈がある様子である。あそこは一人娘だし、もしかすると婿に収まることになるかも知れない。 一度背筋を伸ばしてから新しい洗濯物にてを伸ばすと、今度は丘の下の方から甲高い泣き声がしてきた。その声は次第に音量を上げながらどんどん丘を登ってくる。 「……おやおや、相変わらず賑やかなことで」 そう呟く果瑠の口元は柔らかな笑みのかたちに縁取られていた。
一通り干し終えてから表に回ると、先ほどの泣き声の主は小助に何かを延々と訴えている最中であった。年の頃は5つ6つ。小助と並ぶと、年が離れた兄弟と言った感じに見えた。何とも微笑ましい光景である。 「だからな、言っただろ。おめぇのやり方じゃ、駒が勢いよく回るわけもねえ。あっちはそれを知っていて、わざとけしかけて来るんだよ。全く、すぐに挑発に乗るんだから、馬鹿な奴だ。俺がいくら買ってやったって、これじゃキリがねえだろうが」 小助のしゃべり方も、果瑠と接しているときとはだいぶ違っている。最初は小さな子供の扱い方がよく分からなくてすぐに泣かせていたが、これも慣れというものだろうか。
それは、ひとりきりで正月を迎えて間もなくの夕暮れだった。 取り込んだ洗い物を部屋の中に広げていると、戸口を叩く音がする。こんな時間に誰だろうと不思議に思って出てみれば、そこにはすっかりやつれて顔色も悪い小助が立っていた。 「……玄さんは西の果てに流されることに決まったよ、暮れのうちに出発していった」 通り一遍の簡単な取り調べて、玄太はただのひと言も言い訳をしなかった。その潔い態度には、遠方からやって来たお役人様も舌を巻いたと言う。 「そうかい、首の皮一枚は繋がったってことだね。ま、そんなところだろうよ」 その頃までには、すでに玄太がお社様の近くで浪人を斬り殺してしまった話は村中に広まっていた。 罪人を出した村と言うことで何らかのお咎めを受けるかも知れないと一時は辺りに緊張が走ったが、そんな心配をよそに毎日は変わりなく暮れていく。顔見知りの誰も彼もから憐れんだ眼差しを向けられても、臆することもなく平気な振りをして過ごしていた。 ――西果ての地。 話には聞いたことがある。重い罪を背負った者たちが流される最果ての地。そこは夏でも冷たく凍てつくような大地で、ほとんどの者たちは二度と故郷の土を踏むことなく現地で息絶えていく。 玄太は強い男である、大抵のことにはくじけるはずもない。しかし、いつまでと期限も決められていない服役に果たして最後まで耐えることが出来るだろうか。すでに覚悟は決めていたが、やはり事実として突きつけられると気の遠くなる思いがする。 「す、すまねえっ……! 俺が……俺が余計なことを玄さんに吹き込んだばっかりに、とんでもないことになっちまって。俺、姉さんに何て言って詫びたらいいか分かんねえよ……」 玄太の子分とは言っても、果瑠よりはよっぽど体格のいい男だ。肩を落として泣きじゃくる姿は情けないとしか言いようがない。だが、それを笑うだけの気力もゆとりも果瑠には残っていなかった。 「何だ、このガキは。お前の……じゃ、ないだろうな」 骨と皮ばかりに痩せ細った小さな身体、すすけて白くなった髪に肌の色も分からないほどに汚れた肌。がさがさになった手で小助の衣をしっかりと握りしめながら、大きな濃緑の瞳で果瑠を見上げていた。実際に子供を産んで育てたことのない自分にははっきりとは分からないが、すでに三つ四つと言ったところか。小助がどこかの女子に産ませた子としては、いくらなんでも育ちすぎている。 「……あ、こいつはな、近頃お社様の近くをうろうろしている奴でさ。親もいないし、家らしい家もないしで、残飯を漁って食いつないでいたらしい。前々からヤバイとは思っていたんだが、あの時もその辺をちょろちょろしていてさ、あろうことか物陰に隠れていた刺客を見つけてしまったんだと。本当に間抜けな奴でさ……」 玄太はこの子供を助けようとして、刺客ともみ合うことになったという。向けられた刃を振り払おうとして、そのまま相手の胸に突き刺さってしまった。 「もしも、コイツがいなけりゃ、玄さんだって無茶はしなかったよ。仲間を呼んで、大勢で取り押さえることだって出来たんだから。生け捕りにして洗いざらい吐かせた方がいいってことくらい、ちゃあんと分かってた。だけど、あの人はこういうの放っておけないから……」 そこまで言うと、小助はまたぼろぼろと涙を流した。大きな瞳は興味深そうに小助と果瑠の間を行ったり来たり覗いている。やがて、彼は小さな口元を動かして言った。 「ねえ、玄さんは? 玄さんは、どこ? ボク、礼を言わなくちゃいけないんだ。だって、助けてもらったんだもん。そう言うときはきちんと頭を下げろって、死んだとうちゃんとかあちゃんが言ってたよ」 小助はハッとして視線を落とす。そして再びこちらに向き直った彼は、次の言葉も吐き出せない様子であった。果瑠としてもどうしていいものか、すぐには上手い返答が浮かばない。 この子供は何も知らないのだ、玄太が今どこにいるのかすら。ただ感謝の言葉を伝えたいと思って、小助のあとを付いてきたのだろう。疑うことを知らない眼差しは、冷たく突き放すことが出来ないほど澄み切っている。 「そうかい、……そりゃ偉いね」 果瑠はその場に膝をつくと、子供と目線を合わせた。そしてゆっくりと微笑む。 「だがな、玄太は今いないんだ。大切なお務めで、とんでもなく遠いところに出掛けている。……そうさね、戻るまで待ってるかい? 粥の支度ならすぐに出来るから、お前は小助に身体を拭いてもらいな」 「……姉さん?」 小助がとても信じられないと言わんばかりの面持ちでこちらを見る。ぴくぴくと震える頬骨の辺りを見つめながら、果瑠は言った。 「この小屋もね、ひとり住まいにはちっと広すぎてな。ま、あの馬鹿が戻ってくるまでの辛抱だ。――ほら、あんたもとっとと足を洗いな。飯は大勢で食った方がうまいだろ?」
阿見(アミ)と言う名の子供は、どこから見ても果瑠と同じ「あいの子」だった。 きっとこのなりでは、どこに行っても邪険にされてしまうだろう。かつての自分がそうであったように。それならば、と思う。果瑠の婆さまも若くして亭主に先立たれ、女手ひとつで娘を育てた。そんな生き方も悪くないだろう。自分の腹を痛めた子供かどうかということは大した問題じゃない。 その後。どういう訳か小助までがこの村に留まり、不思議な共同生活が始まった。 村の者たちも初めのうちは物珍しそうに眺めていたが、その辺は気のいい男と小さな相棒が和ませてくれる。小助は男手の足りない家々を回っては畑仕事や雑用を引き受けて駄賃をもらい、阿見もこの頃では果瑠のために洗い物を預かってきてくれるようにまでなった。
「姉さん、ちょっと行ってくらあ。俺、今日は仕事が昼からだし、ひとっ走りして阿見の駒を取り返してくるよ。全く、あいつらと来たら、人から巻き上げることしか考えてねえんだから」 いつの間に支度を終えたのか、小助が明るく声をかけてくる。足早に丘を降りていくその後ろを、阿見も慌てて追いかけていった。 ふたりの背中が丘の向こうに消えていくのを見送ってから、果瑠はゆっくりと天を仰ぐ。高く啼き声を上げながら、大きく羽を広げた鳥たちがゆったりと旋回していた。 「ほぉら、ご覧。羽根のあるものたちは、あんな風にどこまでも飛んでいけるんだ。こんな風に地面に這いつくばっていないでね」 誰に話しかけるわけでもなくそう呟けば、首根っこに下げた鈴が、ごろんと音を立てた。
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雑穀を炊いて握り飯をこしらえていると、程なくして阿見が戻ってきた。 息を切らせているその手には、先ほどは持っていなかった色鮮やかな駒がある。昨日向こう村まで用足しに出掛けた小助が土産にと買ってきてくれたものであった。 「物見櫓(やぐら)の当番をしていた衛門さんが知らせてくれた。街道をえらい立派なお役人さんが馬に乗ってやってくるんだって。何か粗相でもすると怒りに触れて斬られるかも知れないって、子供はみんな家に帰されたんだ。村長様もそんな知らせは聞いてないって青くなってる」 衣の裾をまくり上げた膝の上まで泥がはねているのに気付いて、濡らした手ぬぐいで拭ってやる。口ばっかりは一人前だが、まだまだ手の掛かる奴だ。この分じゃ草履も洗わないと使い物にならないから、昼からは他のを出してやらないと駄目だろう。 「おやまあ、それはまた物騒なことだね。全くお上がしっかりしてくれないと、あたしらまでがとばっちりを受けるんだからたまったもんじゃない。まあ、いい。あんたはしばらく大人しくしてな。小助は村のもんたちと一緒かい?」 阿見が小さく頷くのを確認してから、果瑠は握り飯作りを再開した。
玄太がいなくなってからこっち、国中の治安はますます乱れるばかりである。 新しく国をまとめることになった竜王様はご立派な御方であったが、いかんせん御歳も若く地方の重臣たちとの折り合いも悪い。 こっちから見れば、そんなお偉方のいがみ合いなどどうでもいいことである。それなのにこの頃ではことあるごとに中央の役人たちが国中を周り、「視察」などと名目をけては金品を荒らし回るのに辟易していた。こんな貧乏人だらけの村にまで頻繁に押しかけるようになってはお終いである。
「うわっ、姉さんすごいよっ! あの馬、ちゃあんと鞍も付いている! すごいなあ、立派なもんだよ。ああ、あの衣の艶やかなこと……!」 大人しくしてろと言ったのに、目を離した隙にもう阿見は戸口の隙間から外をうかがっている。油断も隙もあったもんじゃない。全く迂闊な奴だ。 ここは一度きつく言い聞かせなければと立ち上がったとき、すぐ表で馬のいななく声がした。
「ひいいっ、どうしよう! 止まった、やべぇ……こっちに来るっ……!」 すっかり腰を抜かしてしまった阿見は、土間にへなへなとしゃがみ込んでしまう。 その次の瞬間、がらりと建て付けの悪い引き戸を器用に開いて、視界に入りきらないほどの大男が姿を見せた。目のくらむきらびやかな衣装では、どこにその者の顔があるのかもすぐには確認出来ない。 呆然としている果瑠たちに構うことなくずかずかと土間に入り込んだお役人は、やがて頭の冠を外すと声も高らかに叫んだ。 「おおぅ、果瑠っ! ――今、戻ったぞ」
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