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「赫い渓を往け」番外(過去編)

… あと「あ」がき?…

 

 

「同じネタでも、出す時期を間違えると失敗する」――そのことを書き進めるごとにひしひしと感じつつ、でも「始めちゃったんだから」と必死で書き上げた作品でした。以前、咲夜と惣哉のお話(「君の夢音」)を書いたのは、3年前の年末。同時に思いついたこのお話は、その後シリーズを「並木通りのシンデレラ」「11番目の夢」と進める中で、すっかりお蔵入りになってしまいました。
 もしかしたら、永遠に日の目を浴びない方が良かったのかも、とは思いますが、中にはこれからシリーズを順に読まれる方もいらっしゃるはず! ……との願いを込めて。

 勇気を出して、この作品に手を付けてくださった「あなた」。このあと「並木通り」を一気に読み返すと切なさ倍増ですっ!(……本当か?)。是非是非、トライしてみてくださいね。そして「さくやズ」びいきの方へは……いつになるか分かりませんが、ふたりのお話もまた書いてみたいなと思ってます。どうぞお待ちくださいね。朔也は「秘色」の亜樹とキャラが微妙にかぶるので、かき分けが難しいんですけど……。でもでも、大好きなキャラには変わりないので、頑張ってみたいです。

「赫い渓を往け」を書いてから、本当にたくさんの作品を手がけてきました。そのすべてをどんなかたちであれ、どうにか完結させてきたことが私のささやかな自慢です(笑)。いえいえ、まだまだ今抱えている連載もあったりしますし、温め中の次回作もありますが。頭の中に浮かんでくるシーンを文章に起こすのは未だに難しくて、毎回PCを前にうんうんと唸っております。でも、ひとつ書き上げたときの達成感、そしてUPしたときの充実感が何とも言えず、ここまで続けてきた感じです。

 本当に、こんな行き当たりばったりな運営におつきあいくださる読者様には感謝してもしきれないほどです。ちょうど年末になりましたが、今年一年たくさんの温かいお心を本当にありがとうございました。来年も、そして再来年も、こうして皆様と年末を迎えることが出来るよう、細く長く頑張っていきたいと思います。

 それでは、どちらさまも良いお年を。来年もよろしくお願い致します。

 

 

2004年12月21日
『夏色図鑑(旧・おひさま☆パフェ)』管理人・広瀬もりの

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