(2007/9/6(木)加筆修正)
ブームフート部修理・補強後(塗装済み) |
この事例は、ブームフート部の亀裂修理・補強(1)・(3)と同じような亀裂修理ですが、こちらは現場で、機械を分解せずに、ブームが油圧ショベル本体に取り付けられたままで修理作業を行ったものです。
このように、(手間がかかる等の理由で)機械を分解しない状況で修理を行う場合は、鉄の溶断で生じる高温の酸化鉄や溶接のスパッタ・スラグ等で傷つかないように、修理箇所周囲のガラスや油圧パイプのロッド(銀色のメッキ部分)、電気系統(配線)などに、不燃布や薄い鉄板などでカバーをかけておくこと(養生)が必要になります。
修理箇所の周りに養生を行うのはやや面倒ですが、機械の他の部分を傷つけずに修理作業を行うためには、そのように十分な準備が不可欠です。