日本では幻の(?)ミッチェル・アイディールです。仕方なくカベラスで買ったらエアメールで届きました。そういえば(ほとんどこじつけですが)、アメリカって郵便局が国営なんですね。で、この間の衆院選、なんとかのひとつおぼえ「郵政民営化」で与党大勝です。与党に票が集まったのは、「俺たち民間は苦しいんだ、公務員を俺たちと同じ立場に引きずり下ろしてやれ」っていうことみたいに思えます。おんなじ労働者なのにねえ。日本人は、「上見て暮らすな仲間をたたけ」。得するのは支配層だけなのに。 (2005/11/10)

 釣りの世界にも似たような構図が・・・。

 伊自良湖です。長良川中流に合流する支流・伊自良川上流のダム湖です。ここでスモールマウスバスが見つかったと天下の朝日が報道しておりました。怒らないのかって? 巨悪河口堰の前には、スモールごときで怒る気もしませんわ。
 とりあえずひとつ予言しときましょ。数年後、御用学者がこんなコメントを出すでしょう。「アユの減少と河口堰運用の間に関連性は認められません。考えられるのはスモールマウスバスの食害です」。よかったな、水資源機構! (2005/10/28)

 LT-FG-00です。なんのこっちゃって? これはシマノが88年から98年(たぶん)までスピニングに使ったグリスです。このグリスのテストをやったのが私。私はミッチェルX3みたいにきれいな(X3はクリアーグリーン)グリスが好きなのですが、なぜかこういう色のが合格しちゃったんですね。当時の上司S氏いわく「うちのグリスはみんなアミエビの汁みたいな色やな」。僕のせいじゃないもん・・・。
 思えば、このグリスにいたるまで、実に9種類もの試作グリスを潤滑油メーカーに作らせました。最初のサンプルなんか、耐久試験5分でリールのギアが摩滅しましたからね・・・。こういうのを見てるから、リール用純正品以外の油脂類を使っている人を見ると、怖いことするなあと思うのです。 (2005/10/13) 

 このグリスの名前は、潤滑油メーカーの人に「名前どうしますか」と聞かれた私が、「何でもいいです」と答えたために、潤滑油メーカーでつけられたものです。「タケナカ1号」とか言ってたら、この名前が社内で10年使われたのやろか・・・。

  イトウさんです。これは河口堰ご褒美水族館の魚ですが、イトウっていえば最近イトウの釣れる管理釣り場もあるようですね。個人の価値観だといわれればそれまでですが、管理釣り場でイトウ釣りたいですか? 海外ならともかく、北海道なら誰だっていつか行ける日もあるかもしれませんよ。そんな時、「ああこの魚、管理釣り場で釣ったなあ」なんて、悲しくないか・・・。
 私は管理釣り場はニジマスだけでいいと思います。ちゃんと管理されていればすばらしい魚です。最近の管理釣り場は、イトウどころかホシスズキやストライプドバス、人為的に作られた交配トラウトなど、ちょっとやりすぎじゃないかと思います。 (2005/9/28)

 あまりやりすぎると、ネタに困ったメディアがバスの次のターゲットにするかもしれませんよ。正義の味方づらして日ごろの鬱憤を晴らしたい人はごまんといるんですからね。


 三重県の某管理釣り場です。ここ2年くらい水質が悪化気味でしたが、これはミノーやストリーマーへの反応を上げようと入れたワカサギが動物プランクトンを食ってしまい、植物プランクトンが増えてしまったからだそうです。だから今年の夏(例年6〜9月は休業)は予定を前倒しして池の水を抜き、ワカサギを取り除いて水質の回復を図るとマネージャー氏は言っていました。
 ところが、(理由は知りませんが)マネージャー氏は辞めてしまい、水抜きは行われず、代わりにホシスズキ(!)を放して夏も営業を続けています。先日様子を見に行ってきましたが、水質は・・・。こんな無理をすることになったのは、近くにできた新管理釣り場に釣り人が流れているからのようです。僕は釣れなくても1日投げていればいい人なので、広いここのほうが好きだったのですが、そうじゃない人のほうが多いということなんでしょうか。 (2005/9/13)

 あまり話したことはなかったけど、釣り好きのマネージャー氏がいなくなったのは残念。今後きいてくるんじゃないかなあ。


 2005年9月4日、この前アングリングファン誌で取材した秋神川へ行ってきました。取材日も不発でしたが、この日も不発でした。とほほ。
 リールはミッチェル・アボセットC1000。安っぽいおまけスプールに換装してありますが、意外にこれに助けられることが多いのです。釣り人の立場に立ったアイデアですね。このリールで秀逸なのは、500と同じボディを使いつつS字カムのストロークが拡大する特性を生かしてロングストロークの1000を作っているところ。しかもローターは別金型をちゃんと起こしています。これに対し国産ブランドは同一ボディ、ローター、オシュレーションでスプールだけ変え、1500からC3000までの機種をでっち上げちまいます。その目的は釣具店の陳列ケースの占有面積を広げて少しでも売り上げを伸ばすため。釣り具を作る目的自体が違うようですね。 (2005/9/5)


 だから、自家製ローターブレーキ(ミッチェル「Cで遊ぶ」のページ参照)をつけてでもこっちを使ってやりたくなるのです。

 物好きな人は、Pecheur.comで“avocet”と入れて検索するといろいろなアボセットが出てきて面白いです。ほかにもシマノ・エクセージとかおもしろい欧州仕様のリールも見られます。

 1988年2月21日、琵琶湖のバスです。どこかのサイトに「郵政民営化反対派はバス擁護派に似ている」と書いてありました。私は民営化推進派とバス駆除派こそそっくりだ思います。
 彼らに共通する薄気味の悪さは、なぜいまそこまで目くじらを立てるのかということと、自分たちが多数派であることをいいことに少数派を抹殺しようとしていることです。 (2005/8/25)

 みなまで言うなというところですが、こればっかで他の問題ほったらかしとか、これさえ解決すればみんなバラ色とか、白黒つけなきゃ気がすまない0・1思考とか、小池渡り鳥百合子とか・・・。


 2005年7月7日高原川のヤマメです。同月発売AF誌のスピナー特集用に型のいい渓流魚の写真が欲しいなと釣行したのですが、このクラスどまりでした。
 リールはミッチェル・アボセットC1000。6月のある日、つまらないことで気分が悪くなり、衝動的にネットで購入しました。ストレス発散のやけ買いといいますか・・・。なんですと、やけになって金を使うならステラかセルテートでも買えって? ふ、このへんが私という人間の器の大きさを示しているのよ。 (2005/8/17)

 それにしても、ミッチェルが3000円の時代が来るとはねえ・・・。

 1980年6月15日に釣った川マス(今でいうサツキマス)の魚拓とそのとき使っていたシマノKX-Uです。シマノ版ファントムGXとはいえ“BMのシマノ”初の高級スピニング。高校生だった僕はたいそう気に入っていました。でも、こいつのギアゴロには泣かされました。あのころちょっとギアゴロノイローゼでした。
 でも、最近あらためて回してみたら、たいしたゴロじゃないのですね。期待がでかすぎただけなんです。ゴロとか異音なんてね、あると思うからあるの。あなたが気にしなければそんなものは「ない」のです。そんな感覚的現象について、ネット上の文章でやり取りするのは、やめたほうがいいぞ。神経症になっちゃうぞ・・・と、某サイト掲示板を見つついつも思っております(よけいなお世話か)。 (2005/8/10)

  いまどきの高級品ときたらKXの10倍の値段ですから、すんばらしい回転を妄想しちゃうのも無理ないですが・・・。


 2005年8月3日、アングリングファン取材の安曇川水系で見つけたイモリです。こいつがいるということは、川がまだ生きているということです。私が10年くらい前フライで通っていた揖斐川水系粕川は、イモリがいなくなるのと同時にアマゴも釣れなくなりました。いつだったか、フライの佐藤SAGEさんがフライフィッシャー誌に“イモリのいるような悪い条件”みたいなことを書いてましたが、ぜんぜんちがいますよお。
 そうそう、俳優の石坂浩二氏がウルルンかなにかで「イモリのような吸血生物」なんてとんでもないことを言っていたこともありましたっけ。彼らはミミズや水生昆虫を食べるだけのいたっておとなしい動物です。困ったもんやな、東教授も。見つけたら、まだこの川は生きてるんだなと思って、そっとしておいてやってください。 (2005/8/4)

 血い吸うてみい言うても、歯もありませんて・・・。


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