たいせい しんきゅういん  THE TAISEI CLINIC OF ACUPUNCTURE




当院鍼灸治療の原則


世界標準の中医鍼灸です



 鍼灸医学は数千年の伝統を持つ優れた治療法ですが、実際の治療にあたっては、 ただ痛い部位或いは病気の局所に鍼灸をすればいいというわけではありません。
 私どもは、効果的で即効性のある治療を確保するため、「中医学」に基づく鍼灸治療 を行っております。 「中医学」とは、中国伝統の医学のことで、英語で"Traditional Chinese Medicine" として中国のみならずアメリカ合衆国やヨーロッパ諸国でも普及しています。 いわば、グローバルスタンダード な医学となっているのです。
 具体的には、まず「四診法」によって、症状や体質を中医学的に診断します。 患者さんの病状を見る、内臓の状態を反映する舌を見る、声や呼吸音を聞く、病状や経過を聞く、 脈をとる等です。

左 中医気象と地理病理学 上海科学普及出版社 1997年 (当院蔵書)
右 中医心理学 科学出版社 1996年 (当院蔵書)
このような事柄まで、中医学は包括しており、それも考慮して診断を行う

 こうして診断することを「弁証する」と言います。 中医学では、患者さんの病気の部位だけでなく、 内臓を含めた全体の状況を把握します。  特に、陰陽、虚実、寒熱、表裏の八綱弁証、臓腑弁証、 経絡弁証等が重要です。  

 弁証(診断)ができれば、あとはそれに従って身体内で起きている矛盾を解消するように「論治」 (中医学理論に基づいて、経穴(ツボ)と刺法・手技などを決定し、論理的に治療すること)を実行 します。
  こうした方法を「中医学による弁証論治」といい、日本ではあまり行われていませんが、 世界的には標準的な鍼灸治療法として定着しています。
 したがって、治療に先立って、治療しようとする病気や症状の他にも、患者さん にとっては、それとは関係無いと思われる事柄(例えば睡眠状況、体質、大小便など) をお聞きすることになります。 正確な診断をするためには、これらが正確であることが 求められますので、ご協力をお願いいたします。



大成鍼灸院 苫小牧市北栄町
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