たいせい しんきゅういん  THE TAISEI CLINIC OF ACUPUNCTURE




鍼灸治療の安全性について

針の滅菌と材質の安全性 

  ディスポーザブル針(使い捨て針)を使用

   大成鍼灸院で使用する針は、全てヨーロッパ連合(EU)への 輸出規格に適合した針で、エチレンオキサイドガス(EOG)で予め 滅菌・密封処理されたディスポーザブル針です。 
未使用の新品の針を1回だけ使用し、廃棄します。
 したがって、針を介して他の人の病気が伝染する心配は不要です。

 鍼の太さは、直径0.2ミリ、材質はステンレス鋼。  髪の毛よりやや太い程度ですから、 せいぜい蚊に刺される程度の痛みで、 注射針のような痛みはありません。
Needls
上;開封前の密閉された状態  下;針本体


解剖学的に危険な部位には鍼をしません

  重要な神経、血管、臓器、脳などがある部位には、基本的に鍼を しません。   肩の周囲、背中、脇などは、肺を傷つけないようにするため、 安全が確認できる部位にのみ鍼をし、安全が確認できない場合 には、別の安全な部位に鍼をします。   また、鍼を刺す深さも、ごくわずかです。


灸の安全性

 温灸を使用します。 体に直接火がついたり、痕が残ったりしません。 温かく、快適な方法です。  


快適性

 鍼灸治療を受けているときの感覚(快、不快)は、患者さんの 体質や体調によって異なります。
基本的には、治療中は快適さを感じることが普通で、多くの 患者さんが、治療中に寝てしまう程です。 安全上の問題はなく、 むしろ、より高い治療効果が期待できます。



消毒法

 私ども鍼灸師は、患者さんを治療する前には、必ず手指の消毒が必要です。  また、ある患者さんを治療した後、別の患者さんを治療するときも消毒が必要です。  こうした消毒には、「イルガサン」という強力な薬品を使用しております。  これにより、肝炎ウイルスやHIVウイルスなどが、鍼灸師の手指を介して患者さんから 別の患者さんに感染する心配は不要です


鍼灸をする部位

 鍼や灸をする部位は、必ずしも病気のある部位とは限りません。 その病気や症状の原因が何であるかを中医学的に診断し、その原因に働きかける 経穴(ツボ)を用います。 鍼が適しているか灸が適しているかも、診断に基づいて 決定します。
 一般的には、手足、腹部、及び腰背部の経穴(ツボ)に鍼灸をすると、少ない刺激で 効果的な治療が行えます。 従って、例えば眼や顔面部の病気でも、眼の周囲や顔に 鍼灸治療を行うことは、ほとんどありません



鍼灸の副作用?

 鍼灸には、薬のような副作用や習慣性はありません。 
ただ、慢性的な症状や重い病気の 治療をしようとするとき、治療後に一時的にだるく感じたり、眠気を催すことがあります。  これは副作用ではなく、効果が現れて体の状態が変化しようとしている証拠で、むしろ 好転の兆しと考えられています。  長くは続きませんので、心配は不要です。



治療直後の注意

 治療直後の入浴、水泳等は避けてください。 また、症状によっては、食事や 飲酒の制限が必要になる場合があります。
 治療を受けた日は、できるだけ静かに療養に努めていただくと、より効果的です。



大成鍼灸院 苫小牧市北栄町
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