オンラインショップオンラインショップ。無農薬野菜の産地直送です。玉葱をはじめとして、旬の野菜や自然卵などをセットにしてお届けしています。


「週刊てーて《ひらく農園から、バックナンバー 週刊てーてのバックナンバーと、サイト内検索が行えます。


ヒメパセリさんの詩集 ヒメパセリさんの詩集


サイトスさんの野菜を使った「レシピ集《サイトスさんの野菜を使った「レシピ集《です。野菜中心のメニューを、簡単な方法で料理できるやり方を提案します。


「週刊てーて《ひらく農園から、語りと映像 語りと映像。視覚障害のある方でも畑の状況を聞くことができます。また、畑の様子をビデオで見ることもできます。


草子の演奏は草子ドットネットへお入りください。草子ドットネット。mp3やビデオで、無料の音楽を配信しているグループ「草子《のサイトです。


このサイトについてひらく農園の紹介です。


リンク集リンク集です。

ひらく農園のホームページに来てくれてありがとうございます。無農薬、無化学肥料のノンケミカルファームから、野菜を育ててお届けしています。自給自足に近い生活の中で、地球の未来に世界中の子供たちが安心して生きる喜びを分かち合える、そんな環境の実現を模索しています。

★ 「週刊てーて《+αをブログでどうぞ。 ☆ ひらく農園の野菜を入手できるお店

週刊てーて ひらく農園から


「どこから来たかを永遠に その8《



 自分の創作エネルギーはどこから来るのかを、先週は探ってみたけれど、正確な答えを文字にするのは難しい、と感じた。自分自身のことを書くのが難しい、というべきか?これを読んでくださっている方が、自分のことを書く、としたらどう書くのだろう?自分の今までの来し方を振り返って、それを現在の自分に繋げるということが、どれほどに自分を否定し肯定することになるのだろうか?しかし、多くの方は、懸命に生きてきた自分を知っているだろうし、ダメな自分を嫌というほど見てきたであろうと想像すると、僕もいくらかは楽な気分になる。

 農作業や出荷は、一年中絶え間なく続く。少なくとも34年間はそうだったし、これからもそれは変わらない。その土台の上に音楽があることも、変わらないと思う。YouTubeなどの媒体に曲をアップすることを続けたとしても、一年に2~4曲程度のことになるだろう。その間に何をしているのか?というところはYouTube上では見えない。その間の苦悩と言ってもいいような日々をやり過ごすために、先週書いたような小さな満足の繰り返しが必要になる。

 例えば、2週間前にアップした表題の曲のその後の日々のことである。曲を作る時は、未知への世界へと進むわけだから、ワクワク感に包まれている。そして、ふっと詩や曲のイメージの一部がやってくる。そこからが苦悩の日々になる。それをどのように発展させていくのか?どこにフォーカスしていくのか?メロディだってリズムだって歌詞だって、あるいはフレーズであっても、それらは降りてくる、というのが正直なところ。それを具体化しようとするわけだが、降りてきたことに対して忠実なことなのかどうなのか?本当にこれでいいの?というような自問自答をずっと続けているのだ。ある意味では、自問自答こそが創作エネルギーそのものかもしれない。右往左往、軌道修正を繰り返しながらも、よいフレーズと思えるような自分のギターなどを聴くと、ワオー、となってエネルギーが増幅される、というか前向き以外何者でもないような精神状況が現れるのだ。それは野菜の仕事にもある。収穫や種播き、椊え付けなどに追われて一杯一杯の時に、定期のお客さんなどからの感想で俄然前向きな気分になる。

 例えば、カリフラワーをセットに入れて宅配した時、はじめてカリフラワーが到着した方は「買ったことがない《という答えが返ってくるので、食べ方を伝えて、次の機会などにまた宅配した時、その家の小学生の娘さんが「カリフラワーがある《と喜んでくれた時などである。僕たちが育てただけのことで、味は僕たちが作り出したわけでもないのだが、美味しいと感じてくれたこと、僕たちの育て方が伝わったことに大きなエネルギーを頂くのだ。

 話を元に戻す。即興演奏をして、クリシェでなく自分自身に対峙してギターを弾こうとした時に生まれるものは、自分が作り出したものではない、と理解している。そこにこそ、何らかのものとの一体感のようなものを感じるのだ。ここでいうクリシェとは、定番の曲芸のようなもので、僕は曲芸師になって喝采を浴びたいとは思わない。一方、野菜の本来の味が引き出された時に伝わるものは、大地との一体感が生み出したものではないか?僕たちはその地域の土と同じものである(身土上二)。本来の姿を探しているのだ。

2024年3月29日





バックナンバーへ



★ ひらく農園の野菜の入手方法

☆ このページの最初に戻る