ヒメぱせりさんの詩集です。 |
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ひらく農園の古い友人のヒメパセリさんは、詩と切っても切り離せない人生を送っている方です。自らのアトピー体験から自然食を経験し、農や食のライターとしてペンも執っています。幼少のころから詩を書いてこられました。二十代には、故サトウハチロー氏が創始した詩の同人誌「木曜手帖」にも子供の詩(どうよう)を書いて誌上に発表していたそうです。現在、中学3年生年生になる娘さんのおかあさまでもあります。また、現在web版「木曜手帖」にも参加されています。
畑や田んぼ、生命、地球環境というテーマで詩やエッセイを書いてくれることになりました。 ここに掲載の詩やエッセイの著作権はヒメぱせりさんにあります。転載、引用には許可が必要です。 |
生きてんのか
息してんのか
生きてんのか
息してんのか
目をつむったままで
うんともすんとも言わず
顔に耳を近づけると
かすかに寝息の音
生きてんだな
息してんだな
生きてんだな
息してんだな
おなかがすくと
泣き声を上げ
おっぱいもらって
また目をつむる
また 静止する
生きてんのか
息してんのか
生きてんのか
息してんのか
おまえ。物体だな
まだ人になってない
おなかの中に住んでた時と
おんなじ状態なんだな
といっても ここに出てきたんだから
耳は 多くの物音をキャッチし
時々あける目で 広い視界を感じてるはず
おまえ。生きてんだよな
息してんだよな
生きてんだよな
息してんだよな
2011年 ヒメぱせり
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