業務日誌(2003年6月その2)

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6月18日 プチ日誌

 最近また忙しくなってきて、日誌の更新がままなりません。転居通知のはがきもまだ出してないし………そういえば今週は、月曜日から毎日、朝一番で横浜、八王子、浦和とミニ出張です。転居したためまだ電車のつながりがわからず、なんか疲れてます。




6月16日 怒濤の週末/雑感

(その1)
 またまた間があいてしまいましたが、実際週末にかけて怒濤のように公私とも忙しくなってしまいました。

 金曜日夜8時に刑事事件の関係で関係者の方にお会いするため出向き、帰宅は夜10時過ぎ。

 土曜日は朝8時30分から久々に水泳指導のため三鷹へ。いったん帰ってきて、午後には新幹線に乗って、法友全期会の夏期合宿の下見のため、軽井沢へ。夜、宴会の途中でダウン。

 翌朝、軽井沢発8時半の新幹線でとんぼ返りし、12時半に東京都水泳協会の泳法研究会に出席。この日はわが油屋会の泳ぎがテーマなので、休むわけに行かないのです。

 本来、予定はここまでのはずでしたが、何と金曜夜に大変お世話になっていた水泳部の先輩が急逝されたため、ここからお通夜に直行し、お手伝いを行いました。なんだか、重なるときには物事は重なるものです。ご冥福をお祈りします。

(その2)
 日曜日の朝日新聞に破産法改正の案が報道されていました。
 破産宣告後、破産者の手元に残せる自由財産(債権者の配当にまわされないもの)の限度額が21万円から90万円に増額されるとのこと。

 これも明るいニュースかも知れませんが、免責手続きが破産手続きと一本化されることの方が、よいニュースですね。
、現行法では、同時廃止事件(債権者に配当すべき財産が明らかにないため管財人を選任せずに破産手続きを終結する方法)では、破産宣告後免責決定までに、債権者の強制執行が可能になってしまう「穴」があったため、破産事案であるにもかかわらず、債権者が訴訟を起こしてこれにつきあわされる作業が必要でしたが、ようやく立法でこの「穴」が埋まることになります。

(その3)
 引っ越してちょうど1ヶ月、本日ようやくBフレッツの工事があり、FTTH環境が復活しました。

 ………が、前のマンションタイプより早いニューファミリータイプのはずなのに、なぜか前よりレスポンスが悪い気がする。原因を究明中ですが、判明するかどうか。




6月12日 裁判の迅速化………はまだ遠い

 現在やっている私撰の刑事事件で、第1回公判予定日まで2週間を切ったというのに、まだ検察官が検察側提出予定証拠の開示を行わないため、昨日電話をして催促をしようとしたところ、立会の事務官が出てきて「まだ追加で出す証拠を警察に作成させている(=要は何か補充捜査をさせている)ので出せません」と来たものです。

 「そんなこと言ったって、もう2週間前ですよ。いくら何でもまだ開示されないのはひどすぎる。既にある証拠だけでも開示してくれたらいいじゃないですか」と抗議したところ、この事務官、「そんなことを言ったって、こっちにだって都合があるんだ。自分の勝手な都合を押しつけるな」という剣幕で開き直られてしまいました。大した事件でもないのに。

 検察官本人でもない事務官ごときに開き直られては私もキレるしかありません。「ああそうですか。じゃあもう準備が間に合わないので、第1回公判では書証の認否はできませんけれど、いいんですね」と言って電話を切り、すかさず裁判所に電話を掛けて書記官に苦情を言っておきました。すると今朝早々に(私は事務所にいなかったのですが)検察から「記録の整理ができましたので開示できます。遅れてすみませんでした」との伝言が。

 謝るくらいなら開き直らなきゃいいのに。どういう事務官なんでしょうかねえ。

 ちなみに裁判の迅速化の前提条件として議論されているのは、捜査機関の側の証拠を、捜査機関が提出しない者まで含めてすべて事前に開示する制度の導入の是非です。しかし、自分が提出する証拠ですらきちんと事前にきちんと開示されないようでは、迅速化どころの話ではないでしょう。