業務日誌(2004年12月)

 12月6日 12月8日 12月14日
 12月23日 12月31日
 一つ前へ 一つ後へ  日付順目次へ 分野別目次へ トップページへ


12月31日 この1年

 またまた12/8からずいぶんとご無沙汰してしまいましたが、この間風邪を引いて自宅へ帰ると寝込むのが精一杯→嫁さんが子供を連れて実家から帰ってきて、帰ると育児で精一杯→12月23日にこの日誌の更新に使っているThinkPadT23のHDDがクラッシュ!(これは是非日を改めて詳述したい。注:この後に下の23日の日誌をアップしました)→その後も年賀状の準備等でパソコン復旧の暇がないまま、気がついたら大晦日でした。

 この1年は、上記の事情に象徴されるように、私にとってはどたばたしながら終わってしまったような気がします。事務所が拡張・移転したり、プライベートでは長男が誕生したり、と、いろいろあるのですが、感慨にふける暇もなく年が明けていきそうです。

 社会的には、相変わらず政治も経済も不透明感が消えないままですね。法律界も、次々何でもありのような立法によって、激動が続いており、弁護士にとってもついていくのが大変という本音を漏らしたくもなります。商法なんか私が司法試験を勉強している頃とは別の国のように変わってしまいましたし。

 日本の人口もすでに減少態勢に入ったとの報告もあるようで、人口減少社会の中で、どうやって社会の安定、発展を維持していくのか、不安は尽きません。来年こそは、少し展望の持てる時代になって欲しいものです。




12月23日 T23クラッシュ!

 20日に嫁さんと子供が実家から帰宅して以後、家にいるとあらゆる作業が子供のおむつ換え作業に分断されてしまいます(まあそれは仕方ない(^^;)。

 しかし、時節柄年賀状は作成しなければならない。そこでパソコンを立ち上げて、………と、電源を入れたところでまたまたおむつ換え。

 ところが、まさにおむつを交換している最中に、ThinkPad T23から変な異音がします。何か金属を叩いているようなノック音。HDDがやばそうです。。。

 すぐに対処したいのですが、子供を放り出すわけにもいかず、逸る心を抑えておむつおむつ(^^;やっとおむつ換えを終えてT23に駆けつけると、ログオン画面は出ていますがノック音が断続的に続いています。試しにログオンを試みたら、そこで固まっちゃいました。しかもノック音はそのまま止まず。

 やばーい。HDDが逝ってしまったか?真っ青になりながら、強制電源オフ。再度、電源を入れると、BIOS画面で固まり、HDDからすごい音が………どうやら物理的に壊れちゃったかも。

 長年、PCを使ってきて、幸いにも今までHDDの物理的突然死には立ち会ったことがありませんでしたが、年末のこの重大な時期にお亡くなりになってしまったようです。考えてみると、夏ころに80GBのHDDに換装しようと考えて新HDDを購入したのですが、なぜかデータの移行がうまくいかず、そのままになっていた経緯があります。あのときあきらめずに換装をやり遂げていたらこのような事態はなかったのに………(;;)

 ZAURUSの失敗といい、このところついていません。頭にきて、T42を注文しちゃいました。




12月14日 ザウルス失敗………

 本日、ZAURUS SL-C3000が私の手元からソフマップに引き取られていきました。

 実は使い古したCRIE NR-70Vの後継機種として、11月下旬に買ったのですが、店頭でさわることもなく、通販で購入したのが大失敗。

 長い歴史を誇るZAURUSだから、インターフェイスも洗練されているのだろう、と高をくくっていましたが、カットアンドペーストによる予定のコピーもできないは、通常のビューでは予定の場所が表示されない(3時間程度の長さにならないと表示されない)は、法廷で次回期日の打ち合わせを裁判官としながらPDAに予定を打ち込むには、使いにくいことこの上ない。

 まあ、それでも買ってしまった以上、慣れるしかないかと観念して使うつもりでしたが、使用開始後直後から、パソコンのOutlookとの同期に異常に時間がかかる上、同期中に頻繁にハングアップする。これは私が97年からのスケジュールを全部同期させていることにも原因があるのですが、少なくともシグマリオンやCRIEを同期させているときはこんなに時間はかかりませんでした。そして、4日目にしてついに同期中に突然ZAURUSのデータが全部吹っ飛んでしまいました。顔面蒼白。。。

 まあ、幸い直近4日分の損失ですから、入れた予定を記憶から復元するのは困難ではなかったですが、このような事故が起こるようでは使えません。あっさりあきらめて古女房のCRIEに復帰し、ZAURUSは売り飛ばすことになりました。 




12月8日 ThinkPadとスカイライン

 ちょっとここのところ、体調が不順で疲れ気味なので、業務に関する日誌の更新も滞り気味ですが、ThinkPadの記事だけ反応しちゃいます(日誌の私物化?)。

 ついに発表されちゃいましたね。まあ一般紙もトップニュースで扱うほどですから、私ごときが引用することもないですが。

米IBM、PC事業をLenovoに売却

 まあ、少ないとはいえ、IBMも出資するということで、売却というよりは不対等合弁と言えなくもないですが。私の危惧は、次のコラムそのまんまです。

IBM-Lenovoに「明日のThinkPad」がもたらすリスク

 まあ私自身は、ThinkPad信者ではあっても特にIBM信者ではないので、現在の品質とサポート態勢が確保されるならば(これが最も不安ですが)、IBMのロゴが消えてもまあ仕方ないかな………と納得はするかも知れません。

 それにしても、ThinkPadは従来、700、500、300といった型番の時代のイメージから、BMWとのアナロジーで語られることが多かったですが、今回の買収劇からみると、日産自動車に吸収されたプリンス自動車の「スカイライン」を彷彿とさせます。

 どちらも名声を欲しいままにしながら、固定ファンの求める約束事があまりに多い。スカイライン→直6エンジン、丸形4灯テール、サーフィンライン、フラッグシップモデルGT-Rの存在。ThinkPad→黒い筐体、7段フルサイズキーボード、トラックポイント、周辺機器の汎用性。

 スカイラインは日産吸収後もさらに一時代を作りました(結局その後時代に乗り遅れてブランド力は低下しましたが)。ThinkPadはどうなるでしょうか。こだわりを持って、決め打ちで選べるパソコンがなくなってしまうと悲しいものです。




12月6日 ThinkPadの危機

 業務に直接結びつかない記事ですいません。でも書かずにはいられない。

 IBMがPC事業を売却?

 しばらく前から、コンシューマー向けの販売から事実上撤退し、企業向けに特化しつつあったIBMですが、ついにPC部門ごと売却とは………。玄人受けするインターフェイスとメンテナンス性の良さ、一貫したデザインポリシー。そして他のPCメーカーには存在しない、マニア受けするブランドのストーリー性。こうしたThinkPadの良さは、どこにいってしまうのでしょうか。

 ………と、週末を暗澹たる思いでいましたが、考えれば考えるほど、ビジネス的に納得いかない。IBMのパソコンは、値段は割高で、しかも企業向けが大半ですから、サポートやソリューションビジネスとセットで販売していたはず。そこからPCだけ抜いたって、事業として買ってもらえるほどの価値があるんでしょうか?

 と、思ってたら、週明けには似たような論評が。

 PC事業売却はIBMにとって「賢明な選択」か?

 中国メーカーがIBMにThinkPadを供給するというなら、まあ最悪よりはマシな展開かも知れません。それでもブランドイメージとしてはやや傷つくのは避けがたいとは思いますがね。