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2015.10.25.    岐阜基地航空祭 その1

 

開門前
あれからもう1年近く経つのですね。再びここにやって来ました。

到着時刻は7時ちょうど位です。開門は07:33で、10分程で中に入れました。

 

地上展示 ・・・ 陸自ヘリ
UH-60JA(43105)         AH-1S(73456)

空いているうちに撮れました。迷彩塗装が異彩を放ちます。

 

T-7 Jr. ・・・ 機材展示
会場正面にデルタ隊形で置かれていました。静浜からはトラックで運ばれてきたそうです。

1番機には「高齢者マーク」が、4番機には「初心者マーク」が貼られています。

公演は12:45〜13:10に予定されていましたが、南会場への移動を優先させたので、残念ながら見られませんでした。機材だけでも見られたので、良しとしましょう。
開場時から、エプロンに食い込むように公演のスペースが確保されていました。向かって右隅手前に予備機がポツンと置かれ、寂寥感を漂わせています。(笑)

後方は左から、U-125(041)U-400(054)。外来の地上展示機は上記の陸自ヘリヘリを合わせ4機のみ(飛行展示を行う機体は除く)と、少し寂しい状況です。

 

無人機展示
今年の武装展示機はF-15(928)が担当。

その両脇に鮫顔が施された無人機が展示されていました。正面向かって、左に青い塗装の1004番(写真上段)、右に赤い塗装の1001番(下段2葉)。

しかも尾翼には「飛行開発実験団創設60周年」塗装が施されています。

 

天候偵察? 1 ・・・ T-4 離陸
さて、いよいよ飛行展示の始まりです。先ずは、天候偵察(?)から。

プログラム記載は
08:30〜50 航過飛行、機動飛行(飛実団)

定刻にT-4(604)が離陸。真直ぐ飛び去りました。

 

天候偵察? 2 ・・・ F-15 離陸・機動飛行
続いて、F-15(914)が離陸。

おやおや、増槽とパイロンがついていますね。
離陸後左に急旋回、そして「8の字旋回」を披露しました。

写真は滲んでいます。ただ左翼先端には滲みが無いので、旋回前の排気の影響だと思います。こんなところにも、エンジンの凄さが見て取れます。
そして急上昇して、会場を後にします。

実はこの後、背面にならずに水平飛行に移行した(所謂「−Gレベル・オフ」)のですが、カメラを下げた後だったので、その光景を撮り逃しました。「一瞬たりとも気を抜くな」との教訓を得ました。(笑)

 

天候偵察? 3 ・・・ F-4 離陸
最後にF-4(393)が離陸。
そして、左急旋回で半周し、切り返し・・・

 

天候偵察? 4 ・・・ F-4 模擬対地攻撃
模擬対地攻撃を披露しました。(右から左へ時系列)燻し銀の迫力があります。
逆光で真っ黒になってしまったのが残念ではありますが・・・

 

天候偵察? 5 ・・・ F-4 タッチ&ゴー
模擬対地攻撃後、右旋回で離脱。(上段) その後右旋回で一周し、高速で会場を東方から通過。その時、写真撮影のウォーミング・アップを促すアナウンスが流れました。声の主は、いつものおネエさん!!

閑話休題。そしてタッチ&ゴーを披露しました。(下段) 再離陸後、滑走路上を低空で引っ張った後、機首を右に振りながら上昇。会場北方へ飛び去りました。

 

天候偵察? 6 ・・・ F-15 再登場
F-4と入れ替わるようにF-15が北方(会場後方)から進入して来ます。

遠方で進入態勢を整える姿を捉えることができました。大きな左バンクでエア・ブレーキを立てているとは、「直前までどんな飛び方しとったねん?」と、ツッコミを入れたくなります。(笑)
立ち位置の西方を通過。

順光で撮れました。
そして左旋回。快晴の青空では見難いのですが、火を噴いて飛んでいます。(笑) それにしても、好天に恵まれました。

その後、右、左と切り返し・・・

 

天候偵察? 7 ・・・ 低速旋回
東方から進入して来ました。

大きな迎角で、エアブレーキを立てています。
低速で通過。迎角は小さくなっているようにも見えます。
そして旋回。音は心持小さく聞こえます。
それでも、エンジンの排気口はオレンジ色に輝いています。この時のエンジン出力はどうなっているのだろうか??

 

天候偵察? 8 ・・・ 模擬対地攻撃
その後切り返して、模擬対地攻撃を披露します。攻撃後、右へ旋回して離脱。(写真は右から左に時系列) F-4F-2とは一味違う妙技を見ることができました。

枚数を抑える為写真は割愛しますが、続いて東方から進入し、高速で通過しました。

 

天候偵察? 9 ・・・ 追跡
折り返し機首を東方に向け会場南方を飛行するF-15は、更に南方を西に向け飛行するT-4F-4の編隊に加わる為に、切り返して追いかけます。

よく見ると、先行する2機は脚を下して低速で飛行しています。

 

天候偵察? 10 ・・・ 3機編隊
見事3機編隊を形成し、ランディング・ライトを点灯して会場に向かって来ます。

真面目に天候偵察に専念していたT-4は、悪い仲間に引き込まれたようです。(笑)
この大きさでは判り難いのですが、左側に小さな点が多数写っています。

興奮した鳥が編隊に飛び入り参加した模様です。(笑)
編隊は機首を東に向け、会場正面を低速で飛び去ります。その後、順次着陸しました。

ところで、かつて「『静かに離陸し、静かに着陸する』天候偵察は『武人の鑑』」と言っていましたが、こんなド派手で良いのでしょうか?

いいんです!だってプログラム名は「航過飛行、機動飛行」なんですから・・・

 

ヘリ相次ぎ離陸
岐阜県防災航空隊
ベル412EP JA119V (若鮎V)


08:50過ぎに東方から離陸し、途中右旋回で北に転針。立ち位置の東方を通って、飛び去りました。
岐阜県警
ベル412EP JA110V (らいちょう)


09:00頃東方から離陸し、会場正面を真直ぐ西方に飛び去りました。

次は救難団の出番なので、その演出(友情出演?)だったのでしょうか。災害・事件・事故を想起させる取り合わせなので、何事も無ければと願って止みません。

 

救難展示 1 ・・・ 発進準備完了
 
09:00頃、U-125A(014)UH-60J(577)が次のプログラムに向けて準備を整えました。
プログラムの記載は、09:10〜30 航過飛行、訓練飛行(救難団)

 

こちらも準備中
視線を動かすと、F-4(431)の点検整備の様子が目に入って来ました。次の次のプログラムに向けた準備も進んでいます。

 

救難展示 2 ・・・ 離陸
ほぼ定刻にU-125Aが離陸。
間髪を入れずに、UH-60Jも離陸しました。

アナウンスは引き続き、「いつものおネエさん」が担当します。

 

救難展示 3 ・・・ 編隊航過
離陸後両機は南方を飛行し、東方から並んで進入して来ます。

例年、ここは小牧からの飛来時に行われ、いったん着陸するのですが、今年は、救難訓練のプログラムと統合されました。各プログラムの間隔が、20分以上(去年は5分)に変更された影響でしょうか。

U-125Aは07:10頃に、UH-60Jは07:18頃に飛来したのを、開場前に確認しました。

 

救難展示 4 ・・・ 機動飛行
UH-60Jから落下傘降下が行われるが、規定高度に達するまでU-125Aが機動飛行をする旨がアナウンスされました。何たる柔軟性!!(笑)

その機動とは、60度バンクの旋回!これが中々のものでした。小さな旋回半径でビュンビュン飛び回る印象です。

 

救難展示 5 ・・・ 遭難者捜索
地上に目を移すと、遭難者(代理?)が発煙筒を焚いています。これには、訓練開始の意味が含まれているようです。
U-125Aが旋回し捜索を進めます。
旋回時のバンクは40度程でしょうか。

 

救難展示 6 ・・・ 落下傘降下
規定高度に達したUH-60Jから救難員が降下します。
2人の救難員が落下傘で、救助に駆け付けます。
遭難者はもう目の前です。

 

救難展示 7 ・・・ 救出
駆け付けたUH-60Jからストレッチャーが下ろされます。

更に上空では、U-125Aが見守っています。
救難員の1人に寄り添われ、遭難者が収容されます。

この後もう1人の救難員を引き上げ、UH-60Jは遭難現場から飛び去ります。

 

救難展示 8 ・・・ 着陸
UH-60Jは救出から1〜2分で着陸。
そしてU-125Aも着陸。

 

救難展示 9 ・・・ スポット・イン
誘導員に導かれ、U-125Aは駐機位置に向かいます。
引き続き、UH-60Jも駐機位置に入ります。

9月の鬼怒川堤防決壊時も、警察や消防、海上保安庁、そして陸海空各自衛隊が多くの人命を救いました。この場を借りて、国民の1人として、再度、感謝と敬意を表します。

 

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