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2015.10.25.    岐阜基地航空祭 その3

  

コックピット展示
プログラム上、次の展示飛行まで3時間ほどあります。一服しようと移動したら、例年通り抜けられる所が通行止めになっていました。

そこで出くわしたのが、この光景。120分待ちのプラカードを見て思わず撮影。格納庫内の機体を一緒に取らなかったのは、痛恨のミス。

気が急いていたのでしょうね。何しろ、去年流れた「あれ」があるかも知れないのですから・・・

 

試験飛行 1 ・・・ T-4 離陸
やはり「あれ」が行われます。XC-2の「試験飛行」です。プログラムに記載はありません。直前に会場にアナウンスされましたが、その時刻をメモらなかったのは大きなミスです。

予感はありました。何故って、会場にXC-2が展示されていなかったから!!

11:10頃、T-4(751)が離陸します。
離陸したT-4は、左に急旋回し、着陸コース上に進入します。

このT-4は両翼の下に1つずつ、計2個の増槽を装着しています。

さて、今回XC-2は飛ぶのでしょうか!!

 

試験飛行 2 ・・・ XC-2 離陸
飛びました!!

XC-2(202)が、岐阜基地航空祭では初めて大地から舞い上がりました!!

機体はゆったりと上昇を続けます。

 

試験飛行 3 ・・・ ピックアップ
離陸上昇するXC-2T-4が追走します。
忍び寄る黒い影〜♪ 誰だ?!

T-4です。




この光景を見ていたら、何故か頭の中でこの歌がずっと、リフレイン。

50年近く前に放送された「バンパイヤ」のテーマソングです。その中で、右京さん(杉下警部)は警察に追われていました。(笑) 

放送時、私はまだ就学前でした。当時住んでいたのは、ここ各務原市!!

閑話休題。




T-4は徐々に並走位置に着けて行きます。
並走位置に着いたようです。

エンジン推力を調整したのか、T-4のエンジン排気口からは黒煙が噴き出しています。
並走して右旋回。

編隊を維持しながら、かなりの低速での旋回です。操縦士の技量の高さが窺えます。

 

試験飛行 4 ・・・ 闖入者旋回時
上記旋回時、2機の奥(西方)に7機の笠形編隊が近付いて来るのが見えました。

何らかのサプライズ演出かと期待していると・・・
種類は判りませんが、大きな水鳥の群れでした。渡りの季節なのでしょうか?

 

試験飛行 5 ・・・ 着陸復航
東方から進入して来たXC-2は、徐々に高度を下げ、着陸復航の確認を行いました。

アナウンスは、第2回展示飛行の時の「新しいおネエさん」です。
上昇中のXC-2

前輪はいつの間にか収納されて詳細は判りませんが、主脚収納扉の構造が面白いですね。
両横から観音開きの扉が閉まり、次いで前方から閉まります。

 

試験飛行 6 ・・・ 兄弟
ここ各務原生まれの、「縦3」一家の小さな兄貴とでっかい弟。面倒見の良い「お兄ちゃん」は大きな迎角で、一生懸命弟に寄り添っていました。流石兄弟!それに何となく姿形が似ているように思えます。同じ設計者なのかな? この後飛ぶ長男や、海の方へ行ってしまったXC-2と双子の三男と、一家総出で飛んでくれないかな?

実は、今年のサプライズとして、小牧の「横3」一家から、生まれたばかりの兄弟が来てくれるかなと淡い期待を抱いていました。来年に期待します。再び閑話休題。

 

試験飛行 7 ・・・ 編隊旋回
試験飛行はまだまだ続いています。

今度は左旋回で再び着陸経路に向かいます。低速で、ゆっくり、慎重に旋回します。60度バンクなんて、致しません。(笑)

下段から反時計回りに時系列。

 

試験飛行 8 ・・・ T&G
再び滑走路上に進入し、今度はタッチ&ゴーの確認を行いました。

前輪扉は観音開きではなく、前方へスライドして閉じる方式のようです。

 

試験飛行 9 ・・・ 安心してください
単機で飛行しているようですが…
T-4が)着いてます。(笑)


大きなフラップは二重スロッテッド。2段目は1段目の半分ほどの長さです。エンジン排気を利用しつつ、軽量化を図ったように思えます。「飛鳥」で収集したデータが活かされているのかな??

 

試験飛行 10 ・・・ XC-2 着陸
  そして左旋回でして着陸。


逆噴射が唸ります。また大きなスポイラーが片翼に3枚立てられています。翼前縁ではスラットが下ろされて、公演では、フラップが大きな角度で下げられています。

 

試験飛行 11 ・・・ T-4 着陸
T-4はもう一周旋回して着陸しました。誘導路に入ってXC-2担当整備員の出迎えを受け、駐機場に向かいます。

低速での性能と技量を目の当たりにして、私も大きく手を振ってしまいました。

 

試験飛行 12 ・・・ 地上展示機に
そしてXC-2が誘導路上に姿を現します。この付近に駐機する模様です。

離陸から着陸まで通しで、この巨大機の飛行を見られて感無量です。

それにしても良い天気でした。遠方の山並みまで見通せる程です。大気もこの試験飛行、そして航空祭を祝福しているように感じました。

 

恒例の人出観測
会場が広々としているせいか、とても余裕があるように見えます。昼休みだからでしょうか。今年は航空祭直後に、岐阜基地HPで来場者数が発表されました。6万5千人だったそうです。

 

「ご当地アイドル」ライブ
その後基地内を歩き、南会場にやって来ました。

まず目に飛び込んで来たのが、この光景。ご当地アイドル「宇宙と大地ガールズ」とのこと。荷台が舞台になるトラックは、初めて見ました。

プログラムに記載はありませんが、岐阜基地HPには、10:30、12:00、1430から各30分、計3回公演が行われるとのこと。これは2回目の公演です。

 

チビッコエア遊具 1 ・・・ C-130Hタイプ
中は滑り台になっています。小さな子供たちに大人気です。

今年は駐機場の関係か、それとも休憩時間延長の関係か、C-130は、展示飛行は疎か地上展示もありません。

あれ、来ないと言えば・・・

 

チビッコエア遊具 2 ・・・ 資料画像
  写真は昨年の航空祭の様子です。

C-130Hタイプの横に、T-4(ブルーインパルス)タイプが設置されています。

なのに、今年は実機だけではなく、エア遊具でもブルーインパルスが無いとは・・・!!!

 

チビッコエア遊具 3 ・・・ T-4(ブルーインパルス)タイプ
再び今年の光景。

ここにありました!何と空気が抜かれています!!

傍にいた警備担当者に訊くと、大きな翼が強風に煽られて大きく振動し、危険と判断したとのこと。

そうそう、「天気晴朗なれど西風強し」の航空祭でした。

 

航空機撮影特設エリア
南会場でのペトリオット展示もプログラムに記載されていましたが、見当たりません。案内所で訊いたら、中止とのこと。ペトリオットにステルス性が備わりました!(笑)

そこで、「航空機撮影特設エリア」に向かうと、昨年よりさらに拡張され、広々としている上、見晴らしも最高!!感謝・感激・雨・霰!!

先ずは、北会場の光景を。
そう、ここは「航空機撮影特設エリア」の最東端、一番奥です。東側のフェンスには、警備犬訓練展示の会場への案内が貼られていました。プログラムの記載では、10:00、13:30から各30分、計2回の展示が行われるとのこと。

次の展示飛行は、13:40からなので、初めの5分で見ようかとも思いましたが、ここからの景色を楽しむことにしました。

 

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