2010夏 ことば悦覧 in うるとらまんchin々 (仮想領域 大坂・京都) | |
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江頭昌志さん「人生を語る 建築ケーキに挑む」 聞き手:佐藤敏宏 第1章 江頭昌志 のこれまで その01 02 03 04 第2章 岡田邸建築模型ケーキ in 岡田邸 その01 02 |
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第1章 江頭昌志のこれまで 03 | |
焼き上がった生地 |
佐藤:お菓子つくったことないな〜、それはいいよね〜 江頭:毎日やらなくってもいいし ふふふふ 作ればもつし、材料も日持ちがするんで 佐藤:へーえなるほど、時々作っているの 江頭:そうですね時々 佐藤:月に二回とか 江頭:むらがけっこうあるんですよ 佐藤:集中して作ると臭い卵焼きみたいなのたちこめるよ 江頭:好きならいいんですけどね 佐藤:一緒に暮らしている人 卵焼 見たくなくなるから 時々にして 江頭:ふふふふっふふ 佐藤:むらがあるんだ 江頭:何か用事があるときは作りますけども。基本的に夏はあんまりやる気がないから、暑いし 佐藤:こんど京都インタビューに来るとき 江頭さんの家に来たら。お土産作ってくれる 江頭:ふふふふふ 佐藤:ちゃんとお金払うからさ、お土産持ってくるの困っているからさ。今日は無料で作ってもらうけど、ここに泊まって電車の駅も近いしね 江頭:ふふふふふふふふ、近いですよね、あっちこっちに行くのにね 佐藤:隣近所の人からお菓子作ってよって注文来ちゃうじゃないの 江頭:あんまりこっちでは近所の人とは付き合い無かったんで 佐藤:今日建築模型ケーキつくって記録公開するとメールで注文来ちゃうかもしれないよ 江頭:はははあははははあは 佐藤:もうプロの領域に入っているんですかケーキの技は 江頭:そんなこともなくって。プロって違いますよね。 佐藤:作っていて。味毎回違いますか 江頭:う〜ん物によりますね、慣れてないのは違ったりする、だいたい一緒なのは同じですね 佐藤:プロの味って毎回同じだから あきるじゃない 江頭:町で売っているやつは時々ちょっと暑いから味控えめにしておこうとか、そういうとこもあります 佐藤:家庭料理も毎日同じ味付けだと飽きるよね、適当味付けだから毎回同じにならないの、塩入れすぎちゃったりするそのむらがね。いいんだよね。両親の良さを有効に活用しつつお菓子を作って配って みななから喜ばれると 江頭:まあ作りすぎるほど作らないですけどね、最近 佐藤:作りすぎるほどつくったこともあるんだ 江頭:そのつもりで、何かのイベントに出すからっていうときにばーっと作ったりしてる 佐藤:いい友達できたな〜俺にもようやくケーキ職人友ありじゃ〜 江頭:ふふふふふ 佐藤:みんな なかなか 手放してくれないんじゃないの、お菓子作っている友達いなかったのでいいねいいね〜 江頭:最近多いみたいですね 佐藤:そうなんだ 江頭:本当に、廻り聞いていると若い、下の世代の人はちょこちょこ居ますね、普通に作ってきたとかいって。同級生に一人いるんですけど。あと下の方。 佐藤:京大の同級生ですか 江頭:そうそう、同じ学部の同級生に一人。 佐藤:お菓子作りの話をずーっとしているんだ 江頭:あんまり会話はしないんだけど、あの子よく作ってくるよって話は、ああそうなのって。 佐藤:だいたいこんな感じでいいかな〜あとは組み立てる順序を写真撮ってね。えこんなので出来るんですかって |
江頭:やりますけど 佐藤:み江さんが描いてくれたケーキ用スケッチもあるけど。建築模型ケーキは 初挑戦ですか 江頭:こんな形はふふふふふ 佐藤:今までは丸とか四角とか 江頭:もっとゆるい形、何て言うか ぴしっていう形じゃない 佐藤:即興で出来た形のままっていうこと 江頭:ちょっとずれてもOKみたいな、これって今回のキチッとしているじゃないですか 佐藤:ずれたら違う建築になっちゃうよ 作るならキチッとしたいって 江頭:あります。あります 佐藤:岡田邸建築ケーキ 作ってたな〜と思ってたら コルビュジェのロンシャン教会 が 出来たぜ みたいな感じでは 注文人は受け取れないよね 江頭:はははははは、材料 ぴちっとしてますよね 佐藤:なるほど 緊張してるわけね 江頭:どうやってやろうかって。けっこう縦長ですよね 佐藤:そうそう縦長、ひょろひょろですよ 江頭:これがめちゃ不安定な 佐藤:転倒すると 縁起でもないんで あんまり高くしないでさ 江頭:だいたいこんな感じで 佐藤:じゃ建築模型ケーキを、江頭さんの建築ケーキ処女作を、デビュー作を 江頭:建築のケーキは今までないですからねふふふ変な物はありますけど 佐藤:超高層ビルのケーキつくってくれって注文きたらツインタワーのよなものを100分の一で作ってくれって来たら大変だね 300mとして3mだからね 江頭:絶対無理ですね 佐藤:ケーキの大きいのを作るときは寄せ木細工のように組み立てるしかないのかな 江頭:あんまり高いやつだと支柱入れるんじゃないですか 佐藤:飴の棒かなんか固い芯をね 江頭:普通の紙か何か筒にして、保護して、そこにその廻りを飴で付けていく 佐藤:面白いね、高いより 今回のように複雑な形の方が面白いんじゃない、 江頭:こういう所が難しい、カクってなっているところ 佐藤:ああ、薄い屋根の先端ね、軒ね そこはチョコレートか何か固めておくしか出来ないじゃないの 江頭:今考えているんですねどうするのか 佐藤:そこは板状のものを作るしか出来ないよ 江頭:そうやるしかないんですかね 佐藤:ぶよぶよの 生地を切り出して出来ない、巧くいかないでしょう 江頭:そうなんですよ切り出すの 佐藤:軟らかいから ガサガサぶよぶよにしか切れないでしょう、それは軒先きちっとつくるのは無理だね。実際の建物も 置屋ねだから、真剣の形に本体に屋根が乗っている 江頭:置いているだけなんですか 佐藤:蔵と と同じ方法、スポンジで本体つくってチョコレート板の屋根を乗せると 江頭:ああ〜あ 佐藤:母屋はそうだけど下屋の方はそうじゃないから。雨落ちてきて五月蠅いんだなバタバタ音がして 風呂入っていると雨脚が音で分かる、天然太鼓 福島だったら氷柱落ちてきて一冬で穴あくよ 氷が刺さっちゃうよ、京都はあんまり雪ふらないから良いけど。東北でこれは無理だ、上から雪落ちてきて 子供が圧死、建築雪崩圧死しているからね 危ないんだよね 江頭:あそうなんですか |
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(写真 志水工務店にて) |
佐藤:鉄板屋根の体育館に積もった雪が一斉に落ちてくると危険極まりないんだよ、民家の屋根でも時々雪に埋まって老人が死んでるんだから 地域によって全く違うから 建築は難しいよね、ちょっと脱線しましたが、屋根どうしようね。正面のガラスは 江頭:これはカラメルで流して、きればいいのでこっちは楽あなんですけど 佐藤:チョコレート乗せるんですか 江頭:それでもいいんですけどね、暑いじゃないですか、チョコレート溶けてしまうんですよねふふふ 佐藤:今 暑いからね、そうか〜 江頭:きょう なんかも〜 チョコレート溶けてしまう 佐藤:食えない紙とかか 江頭:ああ紙でも良い感じですね 佐藤:何となくね 江頭:キラッとしている紙 佐藤:食える方がいいけどな、難しな、昆布とか 江頭:ふふふふふふ 佐藤:昆布 ぴちっと伸ばすの 難しいな ふふふふ、ぴちっとしてて平らな食べ物ってなだろうな 江頭:そうなんですよ クッキーだと重いんですよ、崩れてしまう可能性がある、パイシート伸ばす。パイ焼く、薄いパイ作ってやればもしかしたら出来るかも知れない 佐藤:うすーい ぱいつくって 飴を吸い込ませると 江頭:飴を塗って、それか飴にするか 佐藤:飴でも全体が湾曲して とったん円錐だしな〜 江頭:ああ〜難しいですね ここが難しい 佐藤:そこをねぐって すとんと作るのは嫌でしょう 江頭:ふふふふふふ 佐藤:これは考えねば ムースを固めるような方法ですかね、そこは難しいね屋根ケーキ 江頭:そうなんですよここが難しい そこはねぐってズドンと作るのも嫌なんで ふふふふ ふふふふふ、駄目だったら そこ 紙になります。 その 04へ |