2010夏 ことば悦覧 in うるとらまんchin々 (仮想領域 大坂・京都) | |
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江頭昌志さん「人生を語る」 聞き手:佐藤敏宏 第1章 江頭昌志 のこれまで その01 02 03 04 第2章 岡田邸建築模型ケーキ in 岡田邸 その01 02 |
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第2 章 岡田邸建築模型ケーキ in 岡田邸 02 | |
佐藤:昨日はアーキフォーラム大阪ありがとうございました、朝までというか 満田:二次会も凄く楽しかったです 佐藤:あれから京都まで戻ったんですか 満田:門藤君と一緒に来るまで帰りました 佐藤:どうもご苦労様でした。大阪から戻ってここにいる江頭さんと一緒に朝から岡田さんの家に持ってくるための お土産を作ってんですけど。 どんなお土産かお見せしますね。建築模型ケーキの画像をお見せしますからね。今日午後から僕と江頭さんがケーキ作りをしてた絵を見てやってください 江頭:この辺ぐらいから 佐藤:これが生地です、平面図コピーとって これぐらいの大きさに 生地焼くと効率がよいと、次ぎは型に合わせて切ってます 満田:ケーキ作りは得意なんですか、それで何か得ているとか 佐藤:今は大学の薬学部の助手をやられています、時間があまると 直ぐケーキ 江頭:時間が余るとじゃなく 佐藤:無理矢理ケーキ時間を作ってもらい 江頭:休みなんで 作らさしていただきました 満田:基礎伏図とか掘削したときに 近いもんがへへへへへへ、 佐藤:岡田先生上で 寝てて きててね 岡田:はい 画像をさがしている 満田:これは串=鉄筋がたっちゃっているんでね 江頭:その前なんです |
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佐藤:グレーのところがパンの生地だと思ってもらえば 江頭:これぐらい鉄筋入れないとぐらぐらするんですね 佐藤:黄桃と生クリームで積み上げて 江頭:今から接着をして ふふふふ組み立ててまず 何もないのは寂しいから桃でも入れてみようかと 佐藤:ここで黄桃を均一に敷かなかったのが後々斜めになる、真ん中に置いてしまったからね 江頭:はみ出るかなと思っちゃって 佐藤:はみ出すぐらいの方がちょうどよかったかもね 満田:でもクリームの上にまた塗って載せる、そうすると結局圧縮を負担しているの桃になる わいわいがやがや 佐藤:そうそう桃負担 この桃のバラツキが後々響くんだよね 江頭:多少 均した 佐藤:おれが最後にコテいれするなんて夢にも思ってないんで うまくいくんだろうな〜と傍観してたよ 満田:あははははははは 佐藤:形が崩れだしたので 思わず俺も参加 江頭:あはははははは 佐藤:これ3層目 これ屋根の部分 満田:あははははははは 佐藤:屋根生地 滅茶苦茶 あはははは 江頭:そどうしても斜めにならないし曲がっているし 全部折って 満田:吹きつけの断熱材だけでやろうとしてるふふふふふ ふふふふふ 江頭:で一番上までとりあえず 満田:ああ いいですね〜 佐藤:段々倒れ掛かってきて 桃背にのって 倒れはじめてる 江頭:全体が歪んで来てあとは形を整えていただいて ふふふふ 満田:あ、ちゃんとこっちの勾配屋根も作ってんですね 佐藤:プロポーション違うんだけどこれ以上高くしたら倒れちゃうということで 江頭:どうしてもね、1階ぐらい低いですね 角は無理ですってことで 佐藤:俺が包丁をへらにして角入れてふふふふふ 次回は左官が得意の森田さんがいるので手伝ってもらいましょう 満田:原材料の調合からはじめられちゃうよ 江頭:ここでもう 良いかなと、この段階でほぼ終了ですね 満田:このガラスはめる 佐藤:そう焦らないで ガラスは2枚割っちゃったんですよ 満田:ああ 佐藤:ガラス用の飴 割れたところ撮っておけばよかったかな 江頭:もうここで ガラス 佐藤:いきなり填りました、最初のガラスは薄すぎた。 江頭:薄いと ぱきっと行きますね 佐藤:厚くって ほっといいたのを無理矢理 しこしこ 切り出して、完成。み江さんのアジトでケーキカットしようとしたんだけど。み江さんに駄目だしされて。岡田邸でお邸建築ケーキを食わないと駄目よってもんで、こんなデカイのどうやって運ぶんだ えらえこっちゃーと 満田:ふはははは 佐藤:作ったのはいいんだけど 運ぶ箱がないんだな 江頭:だんだん傾いてきているのが 満田:ふふふふふふふふ 佐藤:歪まないガラスと 傾く本体がケーキが〜 満田:ははははははは 江頭:だいぶズレてきてますね〜 満田: ふふふふふふ 江頭:早く運んでとタクシーで でここに居ます ちょっとずれてますね 満田:自分ちのケーキじぶんちでたべるなんて最高ですよ |
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江頭:こんな感じで 満田:うわ〜 これは凄いプレゼントじゃないですか 佐藤:つくってもらちゃた myお土産 すごすぎたかな やりすぎるからな 江頭:でも面白い、面白半分ですけど 満田:これは凄いと思いますよ 佐藤:ここから外です。 建築ケーキをもって 記念写真とらなければと 外で撮る 満田:外出るですか うははははは すごいな〜 佐藤:これ凄いプレゼントだと いわれちゃったけど 満田:メチャメチャ嬉しいですよね 岡田:これはうれしいよ〜 わいわいがやがやわいわい 岡田:新築祝いかなと 佐藤:江頭さん めちゃうれしいってよ 江頭:ありがとうございました 佐藤:京都インタビュー土産は俺とコンビ組んで 満田:ふははははは 佐藤:ここからはみんなで喰うと 江頭:けっこう撮ってますね色々 満田:桃の許容圧力が 佐藤:これ いいでしょう 冷蔵庫の中の岡田邸ケーキ 満田:ふふふふふふ 岡田:模型を冷蔵庫の中で撮るの流行りそうだ ははははははは 15:04 |
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満田:ケーキはいいですね〜僕らもケーキの構造についてやれば一儲けできるかもしれへん 佐藤:食べることが出来るネットのような素材があるといね 満田:これは骨組みの模型なんですけど 中山事務所が ある時期に作っていた模型ですよね。 佐藤:真ん中のあんこの部分しかつくってないね ケーキも同じだったよね 満田:あとでまた話ますけどこの建物、母屋があって新築だけど増築するようにっていう。増築しているかのように、その雰囲気を狙っているというふうに直接言われたか、解釈したかはあれですけど。全体で成立させるって話もありますけれども。真ん中のこのものをぴちっと作ろうと、それで成立している状態の構造にしようという僕らのコンセプトなんで。 江頭:ケーキも寄りかかってますふふふふ 満田:へへへへへへ最終的に脇つくとこうなるけどもっていう。 だけど内側の方どうするって。このころの模型は本チャンとは違うんですけども。この時は途中で止まっていたんですよね。 要求面積っていうか、色々やっているうちに前までいきますとか、メインフレームは一番先頭までいってて。 佐藤:ケーキ職人からドンドン聞いて インタビュー外注したから 満田:ケーキ職人じゃない わいがいがややがやわいわい 江頭:寄りかかっていたんでね、それが分かってもう 佐藤:満田さんは岡田邸の建築ケーキみてどうおもいました めちゃ嬉しいだろうはさっききいたのですが 満田:ああいうものが作ってもらえる 岡田さんって仕合わせだな〜って 岡田:ほんとうそうだと思う 佐藤:そういう話じゃなくって 満田:まずそれありきでよね ただ僕としては途中でどんどんどんどん傾いていくとかいうのはモチーフにされる側としてはちょっとドキっとしますよ、フォルムがもともとそういう性質を持っちゃっているのか、何造かで、どういう伝達の仕方をしているのかていうのが 僕らが、プロフェッショナルで調べる話ですけど 佐藤:まるい黄桃に載っかっているから傾くんですよ 満田:桃 プラス生クリーム、作りでしょう 何で支える。普通のケーキもそうでしょう、何層も重ねていくて話ですと。そこまでおかしくはないと思うんだけど 江頭:その方が楽なんですよ 満田:そうじゃなかったら、今の仕組み聞いているんだけど。生クリーム塗って桃並べてその次は 江頭:また塗って 満田:また塗ってでしょう、だから一回そこで平らなものを敷いてからやっていくと荷重は分散されていく 江頭:あああ 満田:常に分散されながらいくんで たぶん安定するんだけど。ひたすら桃クリーム、桃クリーム 江頭:桃クリームスポンジ桃クリーム 満田:それだったらまだ だけどだけど桃の配置のバランス、桃も高さって絶対こうとか こうとかバラバラになるから。それを整えるのは 江頭:高さをキチッとね、普段はねそこまで気にしなくっても丸とかだから出来るんですふふふ 満田:形がそもそも カーブしているっていう 江頭:ここ平面すごくカーブしてますよね 満田:単純に積み重ねていくっていうとき ケーキでも難し 江頭:難しい これ屋根も難しですね 満田:屋根ね、在る瞬間の断面がこうであるっていうのは 作るときっていうのは こっちとこっちの何ていうのかな 、真四角のものを並べるってものすごく簡単だけど、それを微妙にズラしながらって、どうやったって難しいんで。それが出ているんだろうな〜とは思いましたけどね さっきのガラスの話あったじゃないですか。この建物でもやっぱガラスを取り付ける時が一番大変だったと聞いているんですよ、ガラス入れるときは僕は立ち会ってないんですけど。その辺 永岡さんに聞いてもらえば分かると思うんだけど。 19mmのガラスと聞いてますけど。あれを取り付けるときが一番。 佐藤:ケーキもそうだったけどガラスの部分は歪まないけど本体は動いて歪むからね、 満田:建物ってガラス様々のところがあって、価値が高いから。このサイズのガラス入れると変形いくつぐらい下さいとか。建物ってどうしても地震のときに嫌でも歪むんで。でそのクリアランスを幾つにするかみたいな話になるときに。ガラスをこうしておきたいから こんだけの変形に納めて欲しいとか。けっこうガラス何様やねんと 佐藤:ふふふふふふ 満田:だけどそれがまあ顔になっているわけじゃないですか。この建物でいったら。 江頭:顔ですよね 満田:だし。この模型 じゃなくってケーキふふふふ 済みません・ケーキがふふふふこのケーキが何がすごいかってガラス付けたのがやっぱすごい 江頭:ガラスね 満田:ガラスのものが、そこで割ってしまうという、そういうもんなですよね。ガラス一枚でこういうもんを作るときの値段っていうのは原価率としては高いはずなんですよ。それだけ失敗 裏にあるからっていう。 佐藤:ケーキもね同じかもね、平らに均して冷め固まるときに割れるし、切り出して割れるし 運ぶ時割れるし 満田:さっきの生クリームと桃っていう複合体状態じゃないですかふふふふふ、で、コンクリートってモルタルって聞いたことあります、セメントと水と砂を混ぜているんですけど。コンクリートとなるともうちょっと砂利とかもうすこし小さく入ってくるんですよ。なかその姿を想像したんですけど。コンクリートっていうのはシャバシャバの部分がやがて固まるっていう体質があるんですよふふふふふ 江頭:ふふふふふ 満田:それがケーキの場合はずーっと同じ柔らかさのままだから 江頭:ほとんど変わらない 満田:その辺が違ったのかなって気がしまふふふ 江頭:こ〜 歪んできて 満田:さいしょ桃筋 生クリーム造みたいな 江頭:ふふふふふ 佐藤:黄桃をみじん切りにして入れればね 傾かなかったかな 満田:色んなものをもうちょっと混ぜていくと、桃だけじゃなくってサクランボとか葡萄のやつとか色々入れていくとより安定したものになるんではないかとふふふふふふ、そういうふふふふ 佐藤:味も複雑になり構 造も安定すると 材料費がかさむと 満田:ちなみに桃はカットされているやつを使ったんですか 江頭:缶詰です、砂利状に 佐藤:原寸でいえばこの部屋にテーブル分ぐらいの岩状の桃を入れた感じだ 江頭:ああ〜そうですね、そんな感じですね 佐藤:このテーブルぐらいはの大きさだよね 江頭:このぐらいはありますね 満田:で一箇所が傾き始めるともう、どんどんどんどんそっちに集まっていく 江頭:さかんに 寄ってきますねふふふふ 満田:たぶん生クリームも瞬間的に弾性体じゃなくってジワジワジワっといくじゃないですか、それ上の重量載せても戻らないでしょう。圧縮力と、僕らは行って戻る関係をまあ線形とか弾性とか言うんですけど。非線形の可塑性とか非線型で塑性というような いって戻ってくれないみたいな 江頭:圧縮されて終わりですよね 佐藤:ケーキと構造は相性がいいということにして ケーキ構造問題はいずれ解決しますよ 満田:ふふふふ 江頭:こうしたらいいと 満田:ケーキのエンジニアリングふふふ 江頭:不安定なのはそうですね 普通丸で 一番 どんと作って終わりですからね 満田:シンメトリーのものって 基本的に安心感与えますよね。 佐藤: 今9時半ぐらいですか 江頭:もうそろそろ10時です 佐藤:ケーキチーム解散しましょうか どうもありがとうございました 江頭:ありがとうございました 満田:何かのご縁で また 佐藤:ケーキと構造について 30分語っておりました どうも江頭さん朝から晩までケーキ三昧 ありがとうございました 満田:み江さんによろしくお伝えください 江頭:はい |
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読んでいただきありがとうございました 2010年8月01日 岡田邸建築ケーキを作りながら江頭昌志さんに聞く これで終わりです 文字起こし・文責 :佐藤敏宏 |
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