大阪 ことば悦覧 ことば紀行 2008年5月12〜18日   home 

原田祐馬さんことば悦覧 2008年 5月12日 夜 西京町堀 原田祐馬さん事務所にて  
 笹岡さん記録へ 原田さん記録 その01 02 03 04 05 06  

 その03  音源2 − 0〜15分 23秒  

佐藤:11時です 家に帰れなくなっちゃうんじゃない
柳原:僕はそろそろ 
佐藤:音源二バージョンでみんなでわいわいトークに入りましょう
笹岡:ふはは 

柳原:おもしろいね〜 
笹岡:今ここ3人ですけど 建築家って居ないですね 
柳原:そうですね 無理に建築の話をしようとしている ところが無理がある

笹岡:たまにみんなで 集まって 最近ちょっと 疎かですね
佐藤:需要が無いのに無理矢理やると いけない 無理が出て来るじゃない
笹岡あ〜 
佐藤:しゃべるのは 延々出来るけど 楽しくない話聞きたくないんじゃないかな 
笹岡:だれかが切っ掛け作って 設定しちゃえば
佐藤:おれおれが設定しに来た
笹岡うははははは
佐藤:議題設定に来たんだけど 
柳原:佐藤さんたいへんですね〜 
佐藤:擬・売れっ子だから わらい 大阪に来て どうなんだろうね 全国を歩きたいだけど 知り合いがおらん
笹岡:全国 回っておられるんですか 
佐藤:東京 横浜 金沢 大阪来た 1月ほどですけど 
笹岡ああ〜ん
佐藤:全国 回るののいいけど 文字起こししなければならないから 
笹岡:はい

佐藤:この言葉は1時間ぶん 起こすだけで1日かかるから 1時間終わったから
柳原:1日仕事ですね
佐藤:1日仕事です 
笹岡:文字起こしやったことない これ聞きながら全部ですよね 巻き戻して聞き直さなければだめですよね〜 
佐藤:聞きながら 書き留めて はいはいはいはいとか 叩くわけです 全部 言葉を落とさないようにして 今回はビデオじゃないからまだ楽なですよ 音だけなので 案外楽なんだよね 

笹岡:は〜あ
佐藤:映像入っていると もっとデター細かく見えるので もっと手間が掛かるね 表情を記録したり 服装を記録したり 仕草を記録したり と細かくなるので
笹岡:ふんふんふん 
佐藤:音だと 表情は落ちているから 思った程 疲れないんだけどね 映像入っていると この場面どう記述しようかな〜と悩む 迷うよね 情報量が多いので 
笹岡:視覚の情報だから 迷いが一杯出て来るんだ 
佐藤:画像解釈が出来るので 多様になる 音だけだと このICレコーダーは良いことに 音しか拾ってくれないので 

笹岡:状景とか自分で味付けするとか 
佐藤:思い出すからね 「こと」の音はコーヒー置いたんだとね 酒置いたとかね そういう事は映像が ある方が書き込み記録しやすい 音だと コトだから なんだかわらない 俺が置いたのか 笹岡さんが音出したのか 思い出せないんだ 判らないところは飛ばすので そのような省略が出来るので そういう意味では ICレコーダーはいいですよ ビデオカメラで撮るも 良いんだけど データー量が多くて 

笹岡:
そうですね〜 
佐藤:それに 取材用DVDの機械を買い求める能力が無いので 幸いしてるね とりあえずICレコーダーだけです これでもデーター量は文字データの2〜300倍はあるからね 1時間の文字でも 100KBぐらいしかならないんじゃないかな 
笹岡:それなにか 面白いですね 映像にすると 何百倍とか何千倍になるんですね
佐藤:なるなる 何万倍に 情報量が多すぎる 

笹岡:でも音だけ取って データ軽くしたのが 想像力としてのデータ量は多いというか 
佐藤:あと 手軽だし 持続力もあるし 300年とか 500年とか 言葉や文字は伝わって残って来たけど 映像はまだ歴史が浅いので 残るのか よくわからない 保存媒体もドンドン変わって来ているし 
笹岡:うんうん
佐藤:新しい媒体につきあいきれない 購買能力もないので 残された選択肢は 手軽な文字になる 昔の洞窟に書いてある絵を1日中 見てたくないじゃない  文字だと勝手な想像を加えることが出来るの で ごろごろしながら読むことも出来るし

 サルの惑星の映画をズーット観ているのは辛いじゃない せいぜい 2時間ぐらいだ ところがサルの惑星時代の人々の会話を文字にしておくと 簡単に見ることができるし 自分のイメージを重ねて更新することもできる  言葉の持つ この場で消えてしまう感情と 読み手の都合よく再生できる感情の よさがあるので

会話の一部の情報が 欠落することは 必ずしも悪くはないね  文字起こしを 10年ほど やってて そういう気がするね 言葉も文字も どっちもいいけど  みんな忙しいので文字にしたほうが 短時間で読むことができるので いいと思うね 

柳原:さっきご飯食べてて すごいな〜と思ったのは言葉の凄さ 
佐藤;身の回りは 言葉だらけだから 自覚してないけど 新聞雑誌に囲まれて文字にも溢 れているので 言葉や文字について考えるチャンスがないけど 

文字や言葉は凄い力があるよ 世界を変えちゃうからね デザインなんかは世界を変えない こんなこと言っちゃいけないけど 
言葉で世界は変わるけど お金では世界は変わらないね 言葉は教育の協力な道具で 宗教はいろいろ問題があるというのを整理するのは言葉じゃないですか 手軽にそのことを伝え広めるって言うことが言葉を使うと出来る  

よいと言うデザイや宗教的現実を持ちだすと 何故互いが 殺し合わなければならないのか 殺し合いを止めさせる唯一の武器は言葉ですよね  殺傷能力がある武器では争いの連鎖が続くだけだ。そう言う意味でも言葉は凄いパワーをもっているよね 言葉が力をもっていると教えるのが教育だから 今は日本では お金の力をと に偏っているけど お金を持つと 世界の平和や貧困を 救えるような気分にさせているけど 教育でしか 問題は解決できないね でもそういうことはいわない  

大学でしこたま勉強して投資会社にはいって お金を お金に投資して稼がせる 後期資本主義の現在だけど このまま放置し続けると 超インフレがおとずれて 互いの首を絞め合う結果にしかならない  平和や幸福は具体的なものではないので 抽象的な言葉で単純にして語るしかないじゃない  抽象度は高いけど 殺し合わないことが大切だ は言葉で伝えるしかない 

身内が殺されている現場では言葉は虚しくなるので 争いのリアルさが無い 起きる前に言葉で語るしかない  リアルの無さが世界に伝わる力でもあると俺は思うな 未熟でもいいから 建築もそう言うふうに言葉で語ったりする場を多く作りたいと言うのが俺の行動の原点です

30代の人と言うのは 現在の社会の矛盾を おおかた被って 引き受けている人々だし その人達しか言えない言葉が一杯ある と思うです 現在の社会問題を言葉で語れるのは 30才前後の人々でしかないと思うのね 価値大系に填っていく40代には無理なじゃないかと想像してます
 原田さんが車庫から戻ってくる

 30才前後の人はPCを高校生ぐらいから 使っていた 大学では勿論 PC使っていたでしょう デザイン学校でもキャドでしょう 

原田:そうですね 
佐藤:20才前から情報を簡単に発信できる道具を当たり前に使っているわけだよねする PCがそこで人格だったり道具だったり いろいろすると思うのですが 笹岡さんと 原田さんはどんな感じにPCを使っていらっしゃるんですか 
笹岡:僕は道具ですね
原田:それ以上のものではない 
佐藤:鉛筆とか消しゴムとかとあまりかわらない

原田:変わらないと思います 
佐藤:人間の友達とかパートナーという気分ではない 
原田:僕はおもはない 
佐藤:まだそこまで使い込んでないんだな 
原田:う〜ん 
笹岡:ソフト使うのに手間になるから それがコンピューターじゃないですか 
佐藤:あくまでも 既存ソフトを買って来て使いこなすためにあるって言う話ですね その話を聞くと大阪はやや遅れているかもしれないね 東京はプログラム設計して バリバリ動かす人に出会うね プログラム作るの大好きな人が居て 

笹岡:アプリケーションを自分で作ってしまうと言うことですね〜 
佐藤:自分の為にソフトを作ってしまうので 使いにくいから 余りはやらないけども
柳原:大阪ないよね
笹岡:ないない 
原田:聞かない 
佐藤:おれが出会った人が偶然そうなのかもしれないけど 彼らも自己表現をしたいと言う 意欲があって作る 表現意欲は東京の方が高いのかもしれないね 既存ソフトでは満足できないので 簡単なフリーソフトを作って 公開しあって 面白プログラムに育てて行くと 

笹岡:表現したいものがそういうものが無いと出せないであろうと 
佐藤:そうそう 既存のソフトをちょっとプログラムを書き換えてあげると このような動きするから 使いやすいと言う 面白い使い方している人が居る 松川さんだけど 特別なのかな〜 松川昌平さんは東京と金沢を往き来しているから 彼も熱くいろいろ行動している  大阪でも居るんだろうけど 出会わないダケでしょう 

柳原:あんまり居ないですね 僕らの廻りかもしないけど 
佐藤:アプリケーションユーザーで ソフトを作ることまでは行かないというのが 今の大阪の特徴であるかもしれないと言うことで  最初に出会った 今津さんもそう言ってました パソコンの話は止めよう 

笹岡:IMIに入る処まで行きましたね
佐藤:IMI と言うのは何でしょうか
原田:インターメディゥームインスチュートと言う 

柳原:じゃ〜
佐藤:出て行けるの一人で きょうはお世話になりました 最後に一言
柳原:じゃー赤裸々に頑張ってください

佐藤:どうも有り難うございました
笹岡:原田:どうもありがとうございました 
柳原;なにか連絡してくださいね
佐藤:はいはい 柳原さんが今日の介添え役なんですけども 帰ったので楽しく行きましょう
笹岡:はははははは

佐藤:ここは 皆さん家に帰らないくっていいの 
原田:僕はこれが終わったら京都に打ち合わせ一個あるんです 地獄の
佐藤:そりゃたいへや〜 打ち合わせ何時からですか 
原田:AM1時半ぐらい
笹岡:へへへへへ
佐藤:ここから何時間かかるんですか
原田:12時ぐらいに出たら 

佐藤:ほんなあら あと1時間ですね 
原田:はい 
佐藤:わかりました インタメデュームってどういうコトですか
笹岡:入り込むって言うことです 
原田:なんて言ったらいいかな〜 メデァをこう 簡単に言うと どんな学校かと言うと いろんなメディアを学ぶ学校なんですけど 例えば編集であるとか 映像であるとか 音楽であるとか 建築であるとか グラフィックデザインであるとか そう言うものを全体を通して 
笹岡:考査するって言う

原田:考査したり 
佐藤:インタメデューム その後なんだっけ
原田:インスチュート研究所
佐藤:簡単にいうとメディア研究所だな 
原田:はい 
佐藤:それはジャーナリズム研究所ではないの
原田:いや違う 新しいメディアをつくり出す 人達を育てる ような学校感じでした
佐藤:マテリアルじゃないんだよね
原田;マテリアルじゃなくって 

佐藤:欲深いね
原田:欲深い ふふふうふ
笹岡:欲深いのに それが判らなくってやめた と思うんですよ 僕は
原田:僕は何か 
佐藤:そこで一緒に成ったんだ

原田:そこの学校で 一緒になった 
佐藤:先生が一緒だったと言うこと
笹岡:あのね 入った年も違うんですよ 
原田:だから何期生というのがあって 笹岡は6期
笹岡:6期 
原田:は7期生で入った 
笹岡:5年があるんで 僕は4年で行っているから 
佐藤:インタメデューム研究所というのは 民間の学校なの

原田:民間がやっている大学院みだいな感じ です 
佐藤:ただぼったくりじゃないのね
原田:でもぼくは凄く勉強に成った 
佐藤:それは適性があるから 大阪は怪しい学校があるんで 色々聞くからね
原田:一杯あります 

佐藤:東京では出会わない不思議な関係があるよね 
笹岡:中途半端に関われない 学校 ですね メチャメチャ深く入ると 
原田:ふかいー 深くはいってもた〜
佐藤:宗教に近いじゃない 
原田:ちょっと近いかもしれない 

佐藤:真理教みたいな 
原田:うん 
佐藤デザイン宗教 
原田:デザイ宗教 編集宗教みたいな かんじ 
佐藤:お布施をもって行きながら そこでこき使われる 
原田:あとは労働  かいじょうおおわらい 

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