3番筏、マー坊さんのグループ 3週間ぶりの辧屋だ。すごく長いこと来ていないような気がする。僕らは辧屋病症候群に掛かっているような気がする。何しろ1週間もたたない内に最後に辧屋へ行ったのは何時だったかなぁー?と二人で会話するほどだ。ひょっとしたらボケが始まっているのかもしれない。キケンだ。 4日間も爆釣が続いた後、魚の食いが鈍っている。今日くらいは回復するのではないだろうか。淡い期待とたくさんのエサをもって出掛けた。車で仮眠をとる。明け方、何時かなぁーと考えていると、まわりが急ににぎやかになってきた。元気な大阪弁が飛び交っている。時刻は4時半。みんなすごく元気だ。大阪の人は賑やかでいい。外へ出ようかどうしようか考えていると、窓をノックする人が。“サブローさんですか?”という声がする。あわてて外へ出ると“大阪のマー坊です”と自己紹介された。初めて会うマー坊さんは予想通り若くて快活な方だった。隣には小学6年生の息子さんが。息子さんを見てミキコとサブローはビックリ。背がお父さんより高くてハンサムでとても小6に見えない。少年と呼ぶにはあまりにも立派な少年だ。マー坊さんの自慢の息子さんに違いない。自己紹介の後、お願いしていた生きアジを頂いて、持参した沢ガニを差し上げる。頑張りましょうね!とエールを交換して渡しの船に乗船。マー坊さん達のグループは3番、4番筏を貸し切り。ミキコとサブローは2番筏へ。 いつも釣り初めの30分が勝負だと思っている。が、今日はどういうわけか全然反応がない。エサをあれこれ変えてもダメ。ところが、お隣で釣っている奈良から来られた二人組は、一人はハマチ、ワラサを専門に入れ食い状態で釣り上げ、もう一人もマダイを順調に上げている。エサを訊いてみると青物はカツオの切り身に、マダイは生ミック、だという。それだけではないような気がする。いつもとは魚の寄りが違うのではないだろうか。今日は大潮で潮の流れが速い。いつもなら根がかりしないのに、今日はなぜか根がりも多い。多分潮が速いのでネットの底の部分がいつもとは違う形になっているのだろう。 マダイに効果のある自家製K団子を付けてもウンともスンとも反応がない。仕方なく生き餌を使う。まず、生きウタセ。まったく反応がない。マムシ、これにも反応がない。今年初めて登場するザリガニをつけてみた。ゆっくりと誘いをかける。するとぐっと手応えが。すかさず合わせを大きく入れると、しっかり針がかり。あがってきたのは40p前後のマダイ。しかし後が続かない。 ミキコが根がかりで苦労している。たいてい糸を切らずに自分で回復してるのに今回は手に負えないのか、サブローに助けを求めてきた。心優しいサブローだ。自分の竿を置いてミキコを手伝う。何度か糸を上げ下げしてる内に、針が底のネットからはずれた。リールをゆっくりと数回巻いたところで何かが食いついてきた。“何か掛かったよ”といって竿を返す。ところが、ミキコはそれからが大変。何か分からないがいつもよりすごく強い引きだ。何が掛かったのだろう?上げるのに苦労している。ゆっくり巻け。慌てるなよ。と言いつつ隣で手網を準備していると、見えてきたのは大きな“シマアジ”。ミキコが長いこと釣っていないから、釣りたいなー、と言っていたシマアジだ。あがってきたのは52.5p、2sと型も良い。二人にとっても半年ぶり、ミキコにとってはほぼ1年ブリのシマアジに、おめでとうと祝いの言葉を贈る。 久しぶりのシマアジに大喜び 今日は本当に釣れない。やっと放流の時間だ。その直後青物が掛かった。釣れないついでにハマチの引きを楽しみながら、竿を上げて協力してくれているまわりの人に“みんな、追い食いさせて!”と竿を入れて貰う。じきに誰かの竿にハマチが掛かったところで自分の竿を上げる。1年前では考えられなかった事だ。昔なら自分の魚をあげるのに必死だったのに、1年の経験で余裕が出てきた。その後隣の人に青物が掛かったときも、まつらないように気をつけながら追い食いさせてサブローもハマチをゲットした。 ミキコの隣で釣っているご夫婦は、どうも奥様の方が釣り上手みたいだ。ご主人がずっとボーズを続けているのに奥様の方はマダイやハマチをあげている。話を聞いてみると、いつもは奥様一人10〜15匹はあげられるらしい。かなりのベテランだ。しかし今日は全然ダメだという。大潮のせいで底が取りにくいのか、根がかりで苦労をしていた。 ミキコとサブローは今日初めて一人ずつスカリを持った。だからどちらがどれだけ釣ったか一目瞭然だ。結局ミキコとサブローの釣果は、 ミキコ: マダイ 3匹 シマアジ 52.5p、2s 1匹 ハマチ 2匹 サブロー: マダイ 45p、1.2s他 3匹 ワラサ 70p、3.4s 1匹 ハマチ 2匹 合計 12匹 全体に釣果が悪かった中ではよく健闘した方ではないだろうか。 エサ: マダイ ザリガニ(朝)、ウタセエビ(昼から) シマアジ ザリガニ ハマチ イワシ(外で釣った)、小イワシ、 キビナゴ ワラサ 小イワシ ダメエサは自家製団子(苦労して作ったのに残念)、生きアジ、青虫、本虫。 当たりエサは青物にカツオの切り身、マダイに生ミック。納竿直前には、ウタセエビにマダイが好反応。しかし時間切れで釣果をのばすことは出来なかった。もっと釣っていたらマダイの数釣りができただろう。 潮は大潮。干潮が11時10分頃だった。潮の流れが速く、下げ潮の時には、いつもは1号のオモリで真下に下がるミチ糸が流されて斜めになっている。こんな事は珍しい。午前中マダイが上がらなかったのは、潮の上流の方に寄っていたのかもしれない。潮止まり後の上げ潮になると今度はマダイがこちらに寄ってきてウタセエビに好反応するようになったのではないだろうかと、素人は考えた。正しいかどうかは分からない。今日の教訓は、午前中効果のなかったエサでも午後からでは効果がある、ということだ。あきらめてはいけないことを学んだ。次回の釣行に生かそう。 今日は出船の頃からすごく暑い一日だった。前もって多めに水を持っていったが、すぐにぬるくなってしまう。冷たいもの欠乏症で苦しい。辧屋のスタッフにお願いして氷を持ってきて貰い、氷水をガブガブ飲み、頭にもかけて暑さをしのぐ。熱射病を防ぐにはこれが一番。なんとか最後まで乗り切った。こんなに暑い日は魚の食いを悪くするのかな?海面近くに下げているスカリの魚も海水温度が高いせいかすぐにくたばってしまった。こういう時はどうすればよいのだろう? 9月9日 海上釣り堀・辨屋の釣果 |
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