8月はついに釣りに出ることはなかった。理由は色々あるが、去年の経験からこの時期は暑すぎてマダイの食いが悪いこと。もう一つの理由は、身体の不自由なおばあちゃんを家族に頼んでミキコとサブローは二人で香港へ旅行したこともあって、あまり家を留守にできなかった。 9月に入っていよいよ釣行再開だ。久しぶりの釣りに2週間も前から楽しみで胸がワクワクしていた。まるで小学1年生の遠足前と一緒だ。マダイ仕掛けも青物の仕掛けも1週間前には準備を整えていた。 そんなときにフランスから電話が掛かってきた。取引先のフランス人担当者ゲールが9月9日に名古屋へ来るという。都合はどう?と聞いてきたので仕方ない、正直に“釣りに行く予定だ。”と告げた。サブローとしては釣りはやめたくないし、10年来の友人でもあるので、結局ゲールも一緒に釣りに誘って行くことにした。ゲールは釣りは昔やったことがあるがホントに久しぶりだと言って大喜び。 すぐに民宿を予約したが部屋は一つしか空いていない。仕方ないので3人で雑魚寝。日本人は大部屋での雑魚寝は慣れているが、フランス人には初めてのことでゆっくり眠れなかったようだ。 久しぶりの釣りが始まった。ゲールには本人の大好きなハマチが釣れるように生きアジを付けて投入。ミキコも青物ねらい。サブローは大好きなマダイを狙って自家製K団子を付けて投入。ところがコッパグレの大群に襲われて餌は棚に着くまでにとられてしまう。ボケを付けてみた。餌取りに囲まれて餌が沈んでいかない。上げてみるとボケがボロボロになっている。青イソメを付けて投入した。結果は同じ。釣りどころではない。エサ取り防止の方策はないものだろうか? しかも今日は食いがあまりにも悪い。全然釣れないし、あたりすらない。いつも朝一番には2,3匹釣れるのだが、今日は全然だめだ。どうしたことだろう。朝一番に釣れないときは良いことがない。 悩んでいるところにゲールの竿が曲がった。やっと待望の青物がかかった。強い引きに苦労しながらフランス人は奮闘する。10分近くのやりとりの末あがってきたのは70センチを越えるワラサ。本人は苦労の末上げたので大喜び。しかし、喜びもつかの間。記念写真を撮ろうとハリスをつかんで持ち上げたところ糸が切れて魚はバタバタしながら筏の中にボチャン。“アッ・・・・・・”、サブローも“アーッ・・・・・”、ミキコも“アーッ・・・・” ゲールに悪いことをしてしまった。しかしゲールはめげずにその後も頑張ってハマチをゲット。ヨカッタ、ヨカッタ! ミキコ名人も調子が悪い。いつも大物をつり上げるミキコに今日はあたりがない。しかし2回目の放流の後74pのワラサを生きアジで釣り上げた。ボケでマダイも1匹上げた。しかしそこまでだった。 サブローは、放流の後エサ取りが消えたのでマダイを狙い続けた。その甲斐あってマダイ2匹をゲット。青虫を付けたところ、吸い込むようなあたりが。少し送り込んだり小さく誘いをかけてあわせたところ、しっかり針掛かり。あまり強い引きではない。マダイかと思っていたら上がってきたのは31pのイシダイ。初めてのイシダイで少し嬉しかったが、ミキコの46pのイシダイにははるかに及ばず、喜びも中位。もっと大きいのが欲しいっ! 今晩中に東京へ戻らなければならないゲールのために早めに切り上げて名古屋へ。名古屋では大須のレストラン「かんらん」へ直行。釣ってきたハマチとマダイを料理してもらい早めの夕食。 ハマチはゲールの好きな刺身と塩焼きに。マダイは西洋風塩釜焼きにして貰った。さすがにプロの手に掛かると美味しい。これにはゲールも大喜びだった。 と残念がることしきり。 食べきれないほど 本日の釣果 マダイ 3尾 ワラサ 74p他 2尾 ハマチ 1尾 イシダイ 31p 1尾 イサキ 1尾 合計 8尾 エサ 生きアジ (ワラサ、ハマチ) 青虫 (イシダイ) ボケ (マダイ) 駄目エサ K団子 (エサ取りの襲撃に会うし、その後も当たりすらなかった。) |
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