2005年7月02日  植田実さんと 建築あそび記録  HOME 

 前おき
 01 建築学会文化賞 受賞について  02 抵抗し・・展覧会をやりたい!
 03 学生との交流            04 展覧開で配るつもりの冊子 
 05 大学で教える            06 雑誌 「都市住宅」 


 本題 「真夜中の家」
 11 夢に溺れちゃいないぜ  12 漫画       13 見たくもない本 
 14 イバラード物語より    15 イバラード物語 16 堀内誠一さんのこと


 15 イバラード物語の世界 

彼は漫画だから上手いんだよねぇ。ちゃんと設計されているんですよね。彼の住んでいる町は。主人公達のね。

だから、例えば電車はこうだと。いろいろ説明があるんですよね。乗り物のはこうで、これは一種の念力で動いてる世界にしているんで、燃費がかかればロボットを動かすとか、それから、壊れた路面の電車を生かして、リサイクルして。

実際 町の中を走らせたりとかね。市場はこんな状態ですとか。彼の住んでいる家はこういうんですとか。 非常に精密に自分の町を作っているんですよね。

贅沢なことに、この家はこんなデカイ家なんですよね。 キの字型で。 7〜8階あるか。これが全部 緑に覆われている家でね。 家の中はこんなふうですというような世界なのですね。建築的にもしっかりとした描写なんですね。

それでちゃんと細かい小道具についても全部書いてあるわけ。 電車はどうやって行って、子供達は たばこ みたいなのを吸っていて、これはなんであるかとか。

解説が非常に詳しくて。文章もスゴーく上手い人なんですね。絵とイラストレーション集はたぶん20冊

佐藤:よくみつけますね〜

これが入っているんですね(真夜中の家)表紙に。 井上さんにお願いしてここは取ってもらってね。

佐藤: ないほうがいいですね

というか なんだか分かんなく成っちゃうから。これまともに普通にしている。これはダントツに他の漫画と違うと思うんですね。ほかの漫画も面白いけど。 でもまったく売れてない。 大阪の出版社でしか出してないですよね。そういう凄い方がたくさんまだいるからね。

佐藤;これは偶然出会われたんですか

やっぱ本屋で。

佐藤:よく出会われましたね

うぅ・・漫画はホントに、大変なんですね。 というのは、ほとんどカバーしてあるんですよね。 立ち読みできないように。 だからイラストだけで新しい作家は見てセンスで

佐藤;直感で

センスで、この人は・・ウフンゥ・・良いんじゃないかな〜〜ぐらいの。

会場:わらい

それで買ってだめだったら、もう捨てちゃわないとしょうがないですね。

佐藤:外れたことありますかね

結局 漫画はね 手間 掛かっているからね。それで読むと、たいへんだな〜 面白いな〜 に なっちゃうんですよね。

漫画と原作の裏話的なことを非常に面白く書いてあるのあの「光の碁」って知らない。 呉の大好きな 少年の話があってね〜 。

それ一時アニメになってね。それで一時。 去年か一昨年 囲碁がブームになってその漫画のお陰なんで。 漫画と原作が どういう連絡とってやっているんだと、はじめて分かるように。

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