ことば紀行  2008年春   home 

         金沢 ことば紀行  2008 年 4月28〜 5月01日 
  寺尾ユリ子さん ことば紀行  2時間33分44秒
 その01 その02 その03 その04 その05 
 その06 その07 その08 その09 その10 

 その01 0分〜15分18秒
  5月01日 佐藤寺尾屋上にて昼食するために 行ったり来たりしている 

佐藤:(助成金)もらったんですか
寺尾:もらったんですよ 土地 広とこ買えないし 屋上に わらう こういう風にしようと思ったのね。
佐藤え〜
寺尾:そしたら、本当に 寸前ぐらいに あたしの主人の知り合いがね 確かそんなのがあったとゆって。申請しに行ったら。それ通って。半分出してくれるのかな 
佐藤: 工事費の半分ね

寺尾:豪華にすればするほど 、しても良いんだけど
佐藤:金額の制限ないんですか
寺尾:あるんだけどね。でも半分 は出さないといけない  うふふふ こっちの出せる範囲で やって 
佐藤:出せる金額×2になるわけね

寺尾:そうそうそう 出せる×2 なんだけど ね 。それはね。
佐藤:この屋上の工事金額ですね 
寺尾:最初はね こつちも屋根側を指し ・・すると言ったの。(小さな袋)これ金沢の名物。これここ(お碗)に入れるのよ ここいれて 。

佐藤:
はい 
寺尾:で。お湯入れるのね 。金沢のこれ なにか名物 これねちょっと お箸でね突っついて置くの 
佐藤:これなんて言うんですか

寺尾:お吸い物 なんだけどね 
佐藤:金沢名物インスタントお吸い物 
寺尾:お蕎麦やさんがね なんか 色々袋が一杯ある んだけど 
佐藤:本当だね 
寺尾うん それがちょっと面倒なだけど ね ご大層に。昆布こんなに ぺったんこにしなくっても いいじゃない。よいしょ

佐藤:やっぱガサバルから 潰すんだ
寺尾:うん、ね〜 これも結構 金沢のお土産の一番人気みたい 
佐藤:ああそうなんですか
寺尾:うんうん

佐藤:美人  下に居るね
寺尾:美人ね。 黄色いの どこ行ったかな  。あ。こんなとこに居るだろう。 
佐藤:これは 全部とらなくっても大丈夫なの 
寺尾:これで 大丈夫 ピー君ここに居るの 

佐藤:金沢名物を撮っておこう、凄いね。やっぱ突然 来るのがいいね。知らないことを一杯教えてもらえるもんね
寺尾:うん〜 
佐藤:これがみんなの人気商品なんだ 
寺尾:これが結構 ね。でいろ〜んな種類在るだけどね 食べちゃったんで今日はこれだけ何だけど 
佐藤:はい 

寺尾:なかから ふにゅふにゅ出て来るの 
佐藤: 麩だ
寺尾:そうそう お麩屋さんなの 金沢のお麩屋さんの 

佐藤:では いただきます
寺尾:たいしたもんないけど
佐藤:今日はよろしくお願いいたします

寺尾:こちら こそよろしくお願いいたします
佐藤:なにかラッキーだな〜
寺尾:ええん 
佐藤:ウナギが出出来ちゃったよ〜 ともにわはははあ

寺尾:たまたま あった
佐藤:いただきま〜す
寺尾:よく混ぜてね〜 混ぜないと美味しくない お汁が溶けないと味が よくまぜてね〜
佐藤:これは  結構 良い味だしてるな〜 
寺尾:良い味している。よかった

佐藤:一昨日あさ 僕あそこ(寺町の町家)で スープ 作ったけど 
寺尾:うん
佐藤:こっちの方が美味しいな〜 
寺尾:ふふっふ 

佐藤:だし が無かったから、鰹節と ちっちゃな小魚 があったので
寺尾:あ あん あん
佐藤:水入れてね。椎茸いれて 昆布いれてね 
寺尾:本格的じゃない。出しの素なかったけど
佐藤:本格的じゃないの、たまたまそこに有ったのこを。昆布と椎茸と 小魚があったから入れた

寺尾
うん 
佐藤:丁度 目につくところに 。みんなそのままのんでしまっったな〜 
寺尾:あそこ面白いよね。なんかこう 遠くから 鐘の音が聞こえる ちょっ〜っと 学生時代の乗りで 
佐藤:吹き出しわらう ふふふ

寺尾:なんかそんな気しない?あの。割にね 今まで来た中で。金沢に来てから みんな結構ね ガードが堅いんのよ 
佐藤:あ。地元の人が
寺尾:うん そうそう うん  何かこう〜 あんまり 遊びにも行けないし 。てみたなとこあってね。
佐藤:交流が なかかな出来にくいってことあるよねと

寺尾:うんで 何か金沢の感覚わからないで、東京の感覚で 
佐藤:う〜ん
寺尾:あの〜 なんて言うの。遊びに何時でもいらっしゃい。みたいな 言うから
佐藤:うん
寺尾:行ったら上げてもらえなかったりとか 佐藤わらう 共にわらう ちょっと最初それで傷ついたんだけどね。 傷ついたというよりちょっとカルチャーショック受けたんだけど 

佐藤: そういうとこが有るんだ
寺尾:うん。 みんな
佐藤:とりあえず リップサービスはするけれども 
寺尾:そうそうそう
佐藤:実際にはいっちゃいけないんだ。
寺尾:うん うん 
佐藤:なるほど 

寺尾:なにか気さくさみたいなのがあんまり無くって それは結構長いこと居るからね そしれから  昨日のともちゃんとか ともちゃんて居たでしょう?
佐藤:うん
寺尾:うちに泊まってたけど、さっき帰っちゃった お昼ぐらいまで居たのね わらう ああいうちょっとワイワイワイの 友達出来 

佐藤:あそこの CAAKに行かれたのは? 
寺尾:うん
佐藤:どう言う 人間関係で あそこに辿り着いたんですか?
寺尾:あそこね。もともとね〜 ボランティアしてたのね。 今もしてるの。してて、今回もするんだけど 子供を案内する 

佐藤:
寺尾:小学4年生 を招待して。 で これどうだった ふふふふ〜 
佐藤:おいしい
寺尾:大丈夫だった 
佐藤:だまって喰ってるおいしい からね 一番良い朝飯だな みんな いいかったんだけど 屋上がついてるんで 金沢一の朝食です わらう 

寺尾:それでは まだCAAKに 辿り着かないんだけど 
佐藤:それは市か県に登録するんですか 町を案内するんでしょう
寺尾:町じゃなくって 美術館
佐藤:21世紀美術館 
寺尾:町 あんないするもの また有るんだけどね 

佐藤:21世紀美術館の作品を説明したりするですか
寺尾:説明 しちゃいけない 4年生の子が来るのね。説明しないで 例えばこれが作品だとするじゃない。 
佐藤:うん
寺尾:一緒に観に行って。グループで まあ5、6人か10人ぐらいのグループなんだけど わーこれ何に見える〜 とかね。なんで 出来てると思うとか 。そこで討論するだけ みんなで。 

佐藤:考えさせる
寺尾:そうそう。それで「これが木だよ〜」と言っても 。これ瀬戸物だけど 。瀬戸物だとか言わなくて いいのね。 別の 本当の答えも言わなくって 良いのね。 そこで作品 感じる その案内役みたいなの やっていてんだけど CAAKに辿り着いたのはね。 粟津潔と言うのをやってたのね。 
佐藤:え 

寺尾:粟津潔展
佐藤:粟津潔さんの作品展ですね 
寺尾:うん私シルクスクリーやっているじゃない シルクスクリーやっていたら たまたま ワークショップ。シルクスクリーンのワークショップがあって。でそれを手伝ったのね

佐藤:粟津さんの仕事と言うこと?ですか
寺尾:うんうん 
佐藤:僕は川崎に在る粟津さんの家に入れてももらった事があります
寺尾:本当〜 ふふ〜ん 
佐藤:食事はご馳走してもらわなかったけど ともにわらう お茶とお菓子はいただきました 

寺尾:それで 何かこう 結構いろいろ 
佐藤:ああそうか21世紀美術館のボランティアを。地元の人にはカルチャーショック受けちゃったけど それにもめげず またより危険な 寺尾わらう 誰が来るか判らない 美術館に出掛けて行った

寺尾出掛けて行って 佐藤ほほほほ〜わらう 
佐藤:積極的ですね〜 
寺尾:あぁ 結構そう。そうかもしんないね 一寸待っててね 危ないですね
佐藤:大丈夫です 

寺尾:帰るみたい。ピーチャンお家 かえるの〜 猫のお相手をしてる寺尾 サッチャンはいでしょう。出して上げると満足して家に入るのね。ちょっと見てないと、あそこ鍵かけ忘れると、開けて脱走 しちゃうの
佐藤:出て行って戻って来なくなっちゃうの? 何処へ行ったか分かんなく成っちゃう
寺尾:捜しに行くとその辺 に居るんだけどね

佐藤::家出 娘だな 
寺尾:うん なんて言うの。危ないじゃない 
佐藤:車にひかれたりするからね
寺尾:うん 
佐藤:道路にでるとね 何歳なんですかあの二人は

寺尾:サッチャンはね 8歳で ジーちゃんは6歳 ピーチャンの方は若いの。脱走組が 
佐藤:人間で言うとどのぐらいなんですか?働き盛りって感じですか 、12、3年しか生きないと言うことですか
寺尾:うんうん 20才まで生きる。 長い人ね。15、6年が普通かな 。計算だとね最初に1年で20才になるのね。 
佐藤:
寺尾:で その後4つ づつ年を取って行くと言うことだから 6才だと 44かか50ぐらいか

佐藤:女盛りとちょっとお疲れみたいなかんじかな 寺尾ううふふ わらう ちょっと年取ってきたかな〜ってかんじだな
寺尾:どうしたん〜 
佐藤:更年期障害に入るかもしれない 境目だな メランコリーの時代だな 
寺尾:メランコリーの時代  ううふふふ 熟女なんだね 

佐藤:それで21世紀美術館 に行かれて 小学4年生と 。小学4年生限定なんですか?
寺尾:うん。あのね 出来た時はね 1年生から 中学生まで。1年目の時はね。全員招待したの。市内の小学校と中学生

佐藤:はは
寺尾:そんでその後 毎年ぜーんいん 招待することも ないと思ったんだろうね 1年目だけ わらう そして。2年目から 4年生に。一番美術館の話だとね。
佐藤:はい
寺尾:何かそういう鑑賞だとか
佐藤:そうか一番感受性と効率がいい授業がの開けやすいと か
寺尾うんうん

佐藤:せこいこと考えるな〜 美術館なんだから なんで4年生なのか。個人差があるだろうに。 
寺尾:ウンウン 
佐藤:そうか でも取りあえず 行政的には 4年生にさい見せれば
寺尾うん 毎年毎年ね 。1年目の時はね。私しなかった。私したかったんだけど。研修の日とか色々あるのよね。

佐藤:うんうん 
寺尾:それが全然合わなくって
佐藤:学芸員から いろいろ教えられるのね。
寺尾うんうん 
佐藤:意味を誘導してはいけないとか 答えをあらかじめつくるなと いろいろいわれる。なるほど それはレクチャーを3か月ぐらい受けないと 案内人に成れないんだ。

寺尾;そんなでもないうんうん。何回かで イメージしてやる人達が。子供役大人役と成って 廻って観ると いろいろ問題が出て来るじゃない。子供だったらこんなことがあるとか 裏の空き地で工事が始まる 

佐藤:子供になった気分で パートナーは演じるわけね。
寺尾:そうそうそう そのまま行かないのね お茶持ってくるお茶 食べちゃおうね 私遅いの食べるの 
佐藤:僕がめっぽう早いだけです

寺尾:うふふふ 
佐藤:なにか賑やかになってきたね 工事が始まって(pm1時だから世間はお仕事)
寺尾・したの あれがね 下に行こうか
佐藤:いいです、音はちゃんと取れているから 問題ないです 
寺尾:なんか昨日から 裏の 
佐藤:工事はじめたんだ 

寺尾:それで 2年目は なにかそれがやりたかったの私。 1年目はしょうがないなと 思ったんだけど 2年目は 研修の日全部行けない があるんだけど も だめもとで。取りあえず行ったのよすいませんあたしこの日行けないんだけど 良いですか。駄目だったらいいですけど〜 みたいな感じで行ったら 別にいいですよ。みたいな感じで 

共にけらけらわらう

佐藤:そうか〜
寺尾うん 
佐藤:なるほどね
寺尾:それから初めて 晴れて
佐藤:案内人になれた

寺尾:うんうん デモ結構なにか あそこ扱っているのコンテンポラリーアートじゃない で なんて言うだろう 色んな市民から 非難の
佐藤ああ非難されたんだ わけ 解らん!と 
寺尾:こんなもん買って〜 ね
佐藤;これが芸術なのか〜ほんとに〜と 概念アートが結構多かった? 
寺尾そうじゃない。税金 で

佐藤:よくあるパターんだ 
寺尾:よくあるパターんなんども 共にわらう で、見に来る人でも 何か判らないとかさ 言う人多い ところもある んだけども。

佐藤:
寺尾:子供って全然そんな事何にも言わないのよね みんな面白がって観てくれるの 
佐藤:大人は こういうふうに生きなければいけないと こう考えなければいけないと教育されちゃているから
寺尾:ウンウン 
佐藤:見方にも 意味を求めたりしちゃうんだ
寺尾:うんそうだね〜 

佐藤:そうかそういう事で子供は素直に 観たままを 感じたままを居る
寺尾:そうそうそう それはけっこう面白い 
佐藤;それで喋ってみると、的確だったりするでしょ
寺尾:そうそう 
佐藤:子供の方がコンテンポラリーアートをよくわかっていたりする

寺尾
そうそう そのなかで 中の人でね 私は凄く 素敵だなと思ったのは 僕は毎回子供の 案内で 現代美術を観させてもらってます。みたいに ゆったのね 。なにかそれが一番あるいみで的確 かな〜と こっちの立場からしてね うん それが また始まるんだけど 

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