東京 ことば悦覧 2008年7月   home 

 2008年7月5日 晴れ 加山由起さん

 その01 その02 その03 その04 

その04 

加山:みんな移動しちゃうんですね、北京大学の友達って。メールアドレスは変わらないから。それでPCを特に使うようになった。さらにその翌年にケンブリッチ大学に成蹊大学のプログラムで行って
佐藤:国際的に接してたいだわけだ

加山:だけど大学の中での事ですからね。そこら辺はもうちょっと自分で動けばよかったな〜と反省する処はあるんですけど
佐藤:完璧にやってしまうと後でやること無くなってしまうから
加山:ケンブリッチ大学で学んだ事で、凄くいいな〜と思ったのはケンブリッチ大学の授業っていうのは、基本的には教授が一人いて学生が1,2人居て。問答形式でやるっていう授業なんですけども。私は日本人の学生集めてお金とるような授業を受させるというようなかたちで連れて行かれると思ったら、結構真面目に授業して。結構難しい事を聞かれて、英語でそんなの言えないよ〜となっちゃて。それでオフィスアワー以外の時に、夜部屋に呼んでくれて話を、一体一で密に、こう言う感じでね。指導するというか議論する機会もあって凄く知的に満たされるというか。日本の大学では絶対ありえないような、そういう時間を過ごさせてもらって。そこで政治っていうのは何か?って。日本の大学に入ってなにか政治学の学科じゃないですか。政治学って何か?っていうのをね。ずーっと考えてはいるんですけどね。明確な答えっていうのは誰もだしてくれなかっった。誰も出してくれないしテキストによって書いてある事は違うし。
佐藤:自分で決める
加山:そう自分で決めるんだけど、それは何かっっていうのをもの凄く考えていて、そしたら、イギリスに行ったらもの凄く簡単な答えが在って。政治っていうのは、人が2人以上居るときの力の関係です

佐藤:なるほど、そう言われちゃったんだ
加山:そう。それがもの凄いショックを受けて。そしたらもの凄く世の中の事がクリーアーに見えて。
佐藤:私の悩みは家庭内政治だったのかと思ったわけね、私は政治をしてたんだと

加山:そうそう。

ドアを叩く人あり

共にはい

佐藤:今インタビューしてたんですけどよかったらどうぞ。どうぞどうぞ。良く判りましたね。初めまして。突然乱入して来て。今、加山さんのインタビューしてたんだけど、龍光寺さん奧にどうぞ、野村さんも奧に

野村:早く来すぎたららしかったので
佐藤:今インタビュー中だから
加山:インタビュー中

佐藤:あと20分ぐらいやるからね、俺と加山さんが喋っている処を写真撮ってくれますか、

龍光寺:ああいいですよ。
佐藤:2しょっと出来ないと思っていたから、佳かったは
加山:今日2回目じゃん
佐藤:今日よろしくお願いしますね、はい初めまして。今日はこれから筒井さんがやってきますので、これだけのメンバーで親密にやりましょう。
龍光寺:ふふふふふ

佐藤:この部屋でも出来たかもね。パワーポイント映せないからフロントで。国際政治学の話をしてて
加山:政治っていうのは、人が2人以上いる時の力の関係の事なんだ
佐藤:親密な話だと政治にならないじゃない
加山:そんな事ないですよ、今私と佐藤さんの間にも政治的な関係が生じているわけです

佐藤:家庭でいつも政治問答してるんですか
会場わらい
野村:それをミクロ政治っていう
 かいじょうわいっわい
佐藤:加山さんは2000年の3月の建築あそびに参加してくれて、そのご参加者はどういう人生を生きているんだろうか?と追跡調査をしている。龍光寺さんのようなロスジェネの建築家も調査

会場わら

佐藤:ロスジェネの親方なるかのように 独立して
加山:ロスジェネの親方ってははあはははは
佐藤:30才前後の独立系の人をインタビューして歩いているんです、それで加山さんも同じ様な世代なので
加山:そうだよね
佐藤:どくりつ系
加山:たまたまだよね

佐藤:ちょうど我が家の子供たちの世代だからね
加山:そうそうそう
佐藤:今年はまあ今年は50人を目標にロスジェネ世代をインタビューして

野村:僕もそうです
佐藤:独立してないと駄目なの、独立したらインタビュー、来月独立しますとか?
野村ははははは しないしない

佐藤:今日は筒井さんは37さいぐらいからな
加山:35以下は今厳しいよね、
佐藤:建築あそび以降の話をしてくれる

加山:ケンブリッチでそういう話を聞いてたわけですよ、それでね帰ってきてね。日本に戻ってね、日本人つまんねな〜と思いながら。別にイギリス人が面白いわけではなくって、要は日本にはそういう刺激が少ないというか。情報量が少ないんだっていう事だけが判って、でインタネットに填って。そうするとその当時インターネットってね。各大学に在ったの。個人住宅では回線も細いし色々な意味で高価でしたけど。理科系の研究室にあることが多くて。手続きするだけで無料で使えるし、情報取りだすだけじゃなくって発信も出来る。そうすると野村さんみたいな人が多分、変なHP作っていた。

野村ふふふふふ
佐藤:今でも作っている。
野村:作ってない
加山:へんなHP作ってね、チャットに居たりして。そういう人達ってもの凄く満たされていないというか。知的に飢えていたりね。発散したい処があったりとかね。そしたらたまたま私は、とある学者さんがインターネットで面白いホームページを作っていたんですよ。でその人とか、某Wさんとかね、そういう人と出会って

佐藤:この図録は加山さんのお爺さんの物だから観てください

加山:それでその頃は
佐藤:おれは2001年にHPを作り始めた、そしたら加山さんとか田中さんだとかね交流してね 建築あそびやっていたんだけど、ネットを知ったから。情報発信したと
加山:野遊びをね するんだ〜とかおっしゃっていて。で花田先生だったじゃないですか。

佐藤:そうそう公共圏の話ね
加山:それで、その時に私はハーバーマスの本を大学生の時に凄い読んでいてですよ。それで
佐藤:花田先生はハーバーマスの直弟子だからな
加山:凄い感動して、花田先生にお会いしたかった。こんな神のような人が、私にとっては
佐藤:雑魚寝しちゃうからな〜
加山:雑魚寝して ハーバーマスが神だとしたら花田先生は天使のようなものなんですよ。その人と雑魚寝して。朝一緒に卵を食って、この卵はうめーとか言いながら。
佐藤:会津の酒蔵に行って、蔵の生酒のんでね
加山:神の露ですとか言って花田先生がおっしゃって
佐藤:来る人達みんな濃いからな
加山:うん

佐藤:
そうかそれで丁度政治的な関心と公共圏などが花田先生が来てぐーっとまとまるんだな
加山:そうそう、マルチカルチュラリズムっていうのがずーっと頭の中にあって、東アジアの文化の事とか政治的な問題。これから日本はドンドンドンドン多文化社会になって行くだろうというね。今回も移民受け入れのことで随分やっているじゃないですか、インドネシアから看護婦受け入れるとか。そういう事がドンドン頭の中にこう入ってきて、そういう事を頭の中で構築するのにハーバーマスのああいう論考とか凄い役に立っていて。それに花田先生というのはそういうのを、日本で実際に検証し、さらに書いていらっしゃるっていうね。
佐藤:ジャーナリズムの研究も長年やっているからね
加山:長年やっている。
佐藤;ジャーナリズム界隈では孤立無援で闘っている
加山:私的には本当に神なんですよ

佐藤:はあははははは
加山:で、そんな人に凄い簡単に会わせてくれるんだもんははははははは
佐藤:上野で花見もしたね
加山:花見しよう!とか言って
佐藤:今でもそうやっているし、今回もそうじゃないですか

加山:上野でお花見して
佐藤:そのあと花田先生にご馳走になったりして
加山:凄い楽しかった
佐藤:今回の活動は花田先生の大学の文字起こしで活動資金を得たので、東京に来れる
加山;それなんだ

野村:ははあははははは、文字起こし人 と言うのはそういう意味だったのか
加山:私こんど花田先生の授業に潜りたいな

佐藤:みんなの活動がリンクしているだね
加山:凄いリンケージが在るの

 ワイワイガヤガヤワイワイ

佐藤:そろそろ時間になりました世界各地に越境して活動してる筒井康二さんの講演準備にはいりましょう

 はーい 

佐藤:加山由起さんインタビューは 終わりますどうもありがとうございました
 会場拍手ぱちぱちぱち 


  2013年をまたずに
続きを取材して記録を作りたいと思います読んでいただき有り難うございました
      文責佐藤敏宏