事の始まりはT600Cを購入してから。メモリも増えたし、ハイレゾだしって事で最近枚数の増えてきたCDを管理できないかなと思いデータベースを作ってみることにしました。(ちなみに書籍の方はLibrarianというソフトがあるので、そっちで管理してます)
すでに使っているPicoというデータベース閲覧ソフトがあるので、これを使うことにしましたが、扱えるデータ形式であるJFile4形式にPC側で変換してやらなければいけません。フリーウェアで何とかできないかということでソフトを探してみました。
とりあえず前提としてはEXCELを持っていること。これがないと始まりませんので。下準備として超便利CSVコンバーターFree版というアドオンソフトをインストールしておきます。別にこれじゃなくてもいいのですが、CSVにコンバートするときに標準の機能だとうまくいかないみたい(僕が知らないだけかもしれませんけどね)なので。
まずはデータの入力です。今回は所有するCDのデータベースを作ることにします。列に項目、行にレコードを取ります。ここではタイトル、アーティスト、レーベル、型番、備考としました。
入力が終わったらCSVファイルにコンバートするのですが、ここで超便利CSVコンバーターFree版を使います。この後PDBファイルに変換するのですが、各データをダブルクォーテーション(")でくくらないとコンバーターがデータとして認識してくれないのです。シェアウェア版だとCSVの形式を選べるらしいのですが、フリー版では各データを必ずダブルクォーテーションでくくってくれる形式のみなので、かえって好都合です。変換後のファイルを開いてみると、空のデータも含めてすべてくくってあるのがわかりますね。
このまま変換しても何も表示されないので(実際に試しました)DEFファイルというものを別に用意します。DEFファイルは普通のテキストファイルで中身が
[JFilePro]
Widths=80,80,80,80,80
Types=STRING,STRING,STRING,STRING,STRING
Title=CD_ALBUM
Sort=0,0,0
Find=0,
Filter=0,
FirstCol=1
Category=0
ReadOnly=FALSE
となっています。
Widthsで各コラムの幅を、Typesでフィールドタイプを、Titleでリスト画面に表示されるタイトルを設定します。WidthsとTypesは項目の数だけ用意します。
Typesには次の種類があります。
基本的には文字列ですからStringsを選んでおきます。 これをメモ帳などで作成し、拡張子をDEFとしておきます。
※わからなければ、素直にJFile4に付属のコンバーターを使った方が早いかもしれません。JFile4自体はシェアウェアなのですが、コンバーターは制限がなさそうなので。微妙にライセンス違反のような気もしますが。
CSVファイルとDEFファイルを同じファイル名にしておきます。ここまできたら後はコンバートするだけです。JFILE Utility Pack(CSV2PDB.EXE)を使います。これを先の2つのファイルと同じフォルダ、ここでは仮にDドライブのTEMPフォルダとしておきます、に置きます。
コマンドラインから扱うプログラムなのですが、難しくありません。ポイントは一つ。Jfile4形式でコンバートするって事だけです。9x,MeならMS-DOSプロンプト、2000,XPならコマンドプロンプトを起動します。
起動した直後はこうなってると思います。(僕の場合OSがDドライブなので、最初に一般的なCドライブにしてありますが)
まず「D:」とタイプしてリターン。Dドライブに移動しました。
次に「CD TEMP」とタイプしてリターン。TEMPフォルダに移動しました。
最後に「CSV2PDB /V4 CD_LIST」とタイプしてリターン。
このようなメッセージが出れば、成功です。
フォルダを開いてみると、同じファイル名のPDBファイルが出来ていますね。後はこれをHotsyncしてPalmにインストールすればOKです。
データの閲覧にはPicoを使います。これもPalmにインストールしておきましょう。Picoを起動するとインストールされているデータベースの一覧が表示されていますので、「CD_ALBUM」をタップして選択します。
出来た!