コットンは、せんいの中でとくに「肌ざわりのよさ」に優れています。 赤ちやんやアレルギー体質の方のデリケートな肌もコットンはやさしく包んで刺激することはありません。
静電気をおこさず、人にやさしい、 自然の植物せんいです。



コットンは植物です。
自然の中で生産と還元を繰り返すコットンは、人間にとってす
ばらしい自然の恵みです。地球上の綿畑で1年間に、18億ト
ンの二酸化炭素を吸収し、13億トンのきれいな酸素を生みだ
し、大気の浄化作用を行い“かけがいのない地球”を汚染か
ら守る一翼を担つています。
またコットンは、 ふとん素材のなかで  “リサイクル”にも最
適な自然の植物せんいです。


中空で天然のよじれをもつコットンは、 繊維が重なると 細
かい空気室を無数に形成し、保温性を与えてくれます。そし
て夏には、熱がからだの周りにこもらないように、汗を吸い
とり、外気に発散させる さわやかな“せんい”です。






 コットンは太陽の恵みを受けて、すくすくと育った植物せんいです。いわば太陽の子供です。日に干せば、母なる太陽のエネルギーを大いに取り入れて、ふっくらとよみがえります。
この日干し回復の良さが、ふとんのヘタリをゆるやかなカーブでおさえます。そして、あの“陽なたの香り”はなんともいえません。コットンのふとんは、太陽が大好きです。


コットンは1本1本のせんいが天然のよじれをもち、しかも、中空のせんいです。このよじれが、わたしたちが正しい寝姿勢で眠ることができる弾力性のもとです。また、寝返りの しや
すい 適度の硬さとクッション性をつ<ります。 とくに、インド、パキスタン産のデシ綿(せんいが太く、短い綿花)と呼ばれる綿花は敷きふとんに最適です。また、メキシコ、アメリカ産
の綿花はせんいが細く長いことから、ドレーフ性に優れ掛けふとんや肌掛けふとんに適しています。



綿繊維の断面


コットンの肌着が汗を良く吸収し、肌にさわやかな感触を与えてくれることはご存じですね。コットンは、わたしたちが眠っている間に放出する、コップ1〜2杯分の水分を吸収してくれま
す。吸湿した水分は、天気の良い日に日干しすると、太陽の力でサラッと、ふっくらとよみがえります。


コットンは植物せんい。綿とも木綿とも呼ばれ、ハイビスカスや芙蓉と同じあおい科の植物
で、美しい花を咲かせます。 コットンは、クリーム色の美しい花を1白だけ咲かせ、次の日
には紅くなってしおれてしまいます。花が落ちた後に実がだんだんと大きくなって、ポッカリ
割れると、中から真つ白なコットンの“せんい”がとびだしてきます。この白い綿の実を「コッ
トンボール」と呼びます。コットンは、ご家庭の庭や、ヘランダの植木鉢でも栽培することが
できます。



コットンの花(開花1日目)

2日目には紅くなってしおれます


人とコットンのおつきあいは、とても古く、数千年前から。メキシコのテワカン渓谷からは、紀元前5,000年の綿花が、またパキスタンのインダス河下流域では、紀元前3,000年の綿布の
切れ端が発掘されています。 コットンを初めて知った人間は、その白く、柔らかく、美しく、しかも丈夫なコットンに、驚いたに違いありません。人々はその自然の贈りものを栽培し、人
間の文化が広がるのと共に、コットンを世界中へと広げていったのです。
コットンのふとんはアジアを中心に今では30億人以上の人々が使っている寝具です。
そして、私たちの暮しになくてはならない“せんい”として、人とコットンは、自然のおつきあいを続けています。





午前10時から午後3時の間に日干しを。 コットンふとん
は、太陽の子。お天気の良い日には、両面を2〜3時間程
度、日に干して<ださい。 吸収した湿気をとり、かさ高性
や弾力性を回復し、お陽さまの香りと共に、保温性をとり
もどします。さらに日光消毒による殺菌効果もあります。太
陽がさわやかなコットンふとんをふっくらとよみがえらせて
<れます。




長い間保管する場合は、 日干しをしてから、
通気性の良い押し入れの上段に保管してくださ
い。そして、再びお使いになるときは 日干しをして
からお使いください。 すると、日干しでお陽さまの
香りがよみがえります。
日に干したふとんは、叩かないで下さい、ほこりや
ダニを取り除くにはふとんの裏表に掃除機をゆっく
りかけると効果的です


現在は、ふとんを丸洗いすることができま
す。ふとんは丸洗いで、清潔かつ快適にあ
使いいただけます。詳しくは、寝具専門店又
はクリーニング業者にご相談ください。




参考文献 全日綿 「人,太陽,コットン」


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