昨年スモールマウスバスが見つかった岐阜県伊自良湖です。地元新聞によると先日水抜きをして外来魚の完全駆除を行ったそうです。仕方ないようにも思いますが、この巨大なダムを空にする徹底ぶりに薄気味悪さを感じます。記事によると、水抜きしてまで完全に駆除したのは、再びバスが見つかれば密放流の証拠になるからだそうです。でも、90年代ならともかく、これだけ外来魚バッシングが高まっていてバス釣りも下火になっちゃったのに、いまどきそんなバカいますかねえ。ここまでくると被害妄想か誇大妄想みたいなもんじゃないの・・・と思う私は認識不足でしょうか? (2006/12/6)

 ここじゃないけどね、関市のため池でバスやギルを駆除するために池の水を抜いておいたところ、何者かがネットを外して10万尾のギルが長良川に流出したそうです。ネットを外した奴も奴ですが、流出したギルを駆除するために電気ショックを行うとニュースが伝えておりました。日本の魚まで逝っちゃうだろうが・・・。本当にこういうのを見ていると異常なものを感じます。長良川のアユが危ないとマスコミは言いますが、ギルって流水中でアユを捕まえて食べるような魚でしたっけ? それに、バスもギルも流水中では繁殖できません。長良川でこれらの魚が増えているのは、河口堰でできた止水域です。外来魚がどうのという以前に、孵化したアユの稚魚が河口堰でできた止水域のために海にたどり着く前に死滅しているほうが問題でしょう。このことについては、マスコミも市民団体も知らんぷりです。(2007/12/18)

 1970年代のアメリカでのお話。日本メーカーの社員と釣りに行ったゼブコスタッフは血相を変えてこう叫びました。「ペンチだペンチ! 誰かペンチを持っていってやれ!」 (2006/11/20)

 2006年11月8日、天竜川のニジマスです。このくらいのサイズの釣れる管理釣り場もありますが、やっぱり川で釣るのはええですなあ。漁協は頭の固いじいさん連中が仕切っていて、硬直しているところが多いといいますが、天竜漁協はたいしたもんです。ニジマスを放すだけでは魚欲しさのエサ師にめちゃくちゃにされそうですが、ルアーフライ専用とし、さらにキャッチ&リリース区間まで設けています。近かったら年券を買いたいくらいです。 (2006/11/9)

 岐阜には環境保護団体(?)の圧力でニジマスが放せなくなった河川型管理釣り場があります。天竜川はもろ大河川の本流なわけで、ここまで大々的にやってだいじょうぶかいなという気も・・・。エコロジスト気取りの人たちに目をつけられないことを祈りたいです。

 私は昔エコな人のつもりでしたが、ちょっと前に触れた釧路川復元工事に反対する環境保護団体といい、生物多様性がどうのといってバスをたたく人といい、最近この手の人が嫌いになってきました。堕落したのかなあ・・・。

 2006年10月13日美濃フィッシングエリアの続きです。ひさびさにルビアスを持ち出し、やっぱりええのおとご機嫌で釣っておりました。この日、川は不調だったものの池はミノーを浮かべておくだけでニジマスがバシャンと飛び出すのですからたまりません。ところがこの魚、このショットの後大暴れ。魚の巻き上げた泥水の中にルビアス水没。魚をリリースした後、回転に引っ掛かりが・・・。でも、終了間際だったのと魚が釣れていたのとで、少しくらいいいだろうとそのまま続行。帰ってバラしたら、ギアが死んでました。いつも雑誌のメンテ記事などで「泥や砂はリールの大敵」と書いておきながら、自分がこんなことするんじゃあ・・・。医者の不養生みたいなものか(ちょっと言葉の使い方が違うような)。 (2006/10/30)

 ピニオンギアとドライブギアを(自分で)交換して、4725円でした。自業自得やなあ。

 2006年10月13日美濃フィッシングエリアのブラウンその2です。ふと指が触れたレブロスのスプールエッジに気分が萎え、午後はルビアスを持ち出しました。あらためて見ると、よけいな装飾がなくてこっちのほうが「本物感」があります。前回から写っているロッドは、フェンウィック・イーグルGTのS66L-2。米国仕様。もちろんエリアロッドじゃありません。エリア用どころか、メーカーサイトを見る限りトラウト用とかバス用とかもうたっていません。メーカーに買わされてる感じがしない分、こっちのほうが気分がいいな。昔はみんな「ルアー竿」だったんだし。 (2006/10/23)

 この竿は、自然渓流用に使っていますが、同じ竿で釣ることで川のヤマメとエリアの魚の違いも実感できます。

 この竿、カベラスで月曜日にネット注文して、その週の金曜日に届きました。恐ろしい時代ですねえ。

 こんな写真の撮り方をしているとリールが・・・という話は次回。

 2006年10月13日美濃フィッシングエリアのブラウンです。この日は、川(アマゴだけ)が不調でテンカラの人も含めてみんなポンドで釣ってました。リールはレブロス1500。回転良好、ドラグの滑り出しもいいです。ちょっと気になったスプールの仕上げもただちにラインを傷めるようなことはないようです。でも、部屋で見ているとカッコいいのに、現場で見るとなぜかチープな感じ。色だけスプールリング(よそもやっとるけど)とかなんちゃってエンジンプレートのようなお化粧のためのお化粧が、そう思わせてしまうのか・・・。 (2006/10/16)

 やっぱり、特にスプールは2回もアルマイトをかけるのにコストを使うくらいなら、色なんて1色でいいからもっとスムーズな表面仕上げにして欲しいな。

 貯水が始まったばかりの日本最大のダム、徳山ダムです。岐阜県じゃ公共事業見直しも脱ダムも別世界の話。徳山ダムといい長良川河口堰といい、私が離れている間誇りに思っていたふるさとを次々だいなしにしてくれます。こういう政策を推し進めた前知事梶原拓はかつて「日の丸君が代に敬意を払えない人は日本国籍を返上しろ」と発言したことがあります。国を思う心の源はまずふるさとを思う心でしょう。この男に愛国心など語る資格はありません。とどめに17億円もの裏金で岐阜県を一躍有名に。「愛国心は悪党の最後の隠れ蓑」とはこの男のための言葉です。 (2006/10/12)

 作っちまったものの水の使い道なし、発電所計画も中止。たいしたもんだ。

 2002年の揖斐川旧徳山村付近です。このへんはもう徳山ダムに沈んだはずです。流れがやせているのは徳山村の人たちが山を降りる前に水源地である冠山の村有林を伐採して売り払っていったからだそうです。この写真を撮った前年の夏、このあたりを見に行った私は異様な光景を目にしました。川で魚が何匹も死んでいるのです。異常渇水のせいかと近所の釣具屋でこの話をしたら、毒流しだといいます。しかも犯人は旧徳山村民で、漁協がないのをいいことに“里帰り”しては毒流しで魚を捕っていくのだといいます。以前長良川河口堰反対運動の集会で、ある学者が「美しい川が失われると、人の心まで濁ってしまう」と言いました。ドラマのセリフみたいなことを言う人やなと思っていましたが、こういうことなのですね。 (2006/10/5)

 犯人には諸説あって、K村(同じ揖斐川流域の村)の左官屋だというやけに具体的なウワサも聞いたことがあります。今年庄川で会った酔っぱらい渓流釣り師(御母衣ダムに沈んだ旧荘川村民だったそう)は、酔っぱらった勢いで、俺も徳山の毒流しをいっしょにやったと勝手にゲロしていきました。

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 8月12日付けのここに書きましたが、今年渓流用にナイロン4Lb(1号)を繰り返し12回も使ってしまいました。こんなに長持ちしてしまったのは摩擦と吸水を防ぐライン用コート剤のせいだと思っていましたが、もうひとつ理由がありました。写真は、「ちぬ倶楽部/磯釣りスペシャル」の企画で行ったラインの結節強度テストの試験片です。ハリ結び、サルカン結び、ライン同士とテストしましたが、ナイロンとフロロをユニノットで結んだときの強度低下に驚きでした。今年渓流用のラインがいっこうに弱らなかったのは、根掛かりなどで大きな張力がかかってラインが劣化する前に、フロロリーダーの結び目が切れていたためだったのです。 (2006/9/30)

 雑誌のテストはサンラインさんから借りた試験機で行いました。ついでにその12回使った4Lbラインも見てみましたが、スイベルへのユニノット(5回巻き)で2kg強度を維持、同じラインの新品と同等でした。

 テストでは、ナイロンとフロロのユニノット結節部の対直線強度は約50%。事実上2Lbで釣っていたわけで・・・。

 かといって、直結にすれば、根掛かり一発でリールから出ていた分のラインは全部信頼できない状態になってしまうのです。少し使ったラインが思わぬ弱さで切れてしまうのはこのせいです。それなら(50%は低すぎるにしても)安定した強度で切れるリーダーを付け、その強度を感覚的にとらえていたほうが安心という考え方もありそうです。

 詳しい結果は10月25日、11月25日発売の「ちぬ倶楽部/磯釣りスペシャル」で。

 2006年9月16日、九頭竜川支流のイワナです。今年、寄る年波に勝てず黄色い蛍光ラインを使い始めましたが、なんとなく不安なのでリーダーとしてフロロカーボンの1号を使っていました。でもこの日は、雨中の釣りでめんどうになり、途中から蛍光ライン直結で釣りました。昼からの釣りでエサ釣り師2人の後を釣ったため(と言い訳しておく・・・)、釣れたイワナは2尾でしたが、両方ともリーダーなしのときでした。蛍光ラインでも関係ないのか、リーダー付きなら2尾が3尾か4尾になっていたのか・・・。どっちなんでしょうね。 (2006/9/16)

 たぶん、魚は動くものに神経が行ってしまい、ラインが見えていても認識していないのではないかという気がします。カエルの目の前で雑草の穂のちぎったのをひらひらさせると飛びつくのと同じイメージ。ジュラシックパークのテラノザウルスも動くものしか認識しなかったでしょ。

 蛍光ラインといっても、このとき使ったのは透明感のあるもの(バリバススーパートラウトアドバンスVEP)でした。不透明なものなら・・・とか考え出すときりがない、というか、その辺で悩むのも釣りの楽しみというか。

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