2007年2月18日、根尾川のアマゴです。この日は今まで行ったことのなかった東谷川に行きました。最初に入ったところで小さいもののきれいなアマゴです。おお天然モノやのうと写真を撮ってリリースしたら背後に漁協の監視員さん。「ここまだ禁漁やぞ」。えーっ !? 「遊漁案内」では黒津(西谷の上流)は「3月1日解禁」とピンク色で大書してありましたが、東谷は・・・ありました、ちっちゃい文字で。いつもの年はわざわざ書かなくても雪で入れないのだとか。今年は異常な暖冬で普段入れないところまで行けちゃったのです。これも温暖化のせいです。なに? お前が悪い? スミマセン。 (2007/2/20)

 真面目な話、お恥ずかしい限りです。

 2007年2月12日、根尾川のアマゴです。解禁とはいうものの、この時期現実には成魚放流魚が対象となります。正直なもので、放流場所は釣り堀状態、それ以外のところは釣り人の姿なし・・・。でも、考えてみれば2月は一年で一番寒い時期です。釣りができるだけで儲けもの、一種のお祭りみたいなものと思うことにしましょう。 (2007/2/12)

 ただ、私は数年前まで2月に釣りに行くことがほとんどなかったので、昔からこんな風だったのかちょっと心配。川から魚がいなくなって、放流魚しか対象にならなくなってきたとか・・・?

 ルアーは(写ってないけど)またしてもヘブン3gSP。スミスのHPに載っていなかったので廃版だと思っていましたが、よく調べたら紙のカタログにはずっと載っていました。ところがHPをあらためて見たらなぜか今年の1月付けで「New Product」として掲載されとりました。なんやようわかりませんが、今後も入手できそうなのでめでたしめでたしです。

 2月2日、大阪フィッシングショーに行ってきました。PFJが出ていないので、アブとミッチェルが見られません。つまり、リールはシマノとダイワ以外ないわけで、寂しい限りです。ルアー系の人は他の釣りの分野よりネット利用率が高そうです。だから、高い(?)場所代を払ってショーに出展しなくても、HPで十分と考えたのでしょう。他にもティムコは出展したものの紙のカタログを廃止、検索ワード(*)を載せた小冊子を配っていました。いまは万博不要論があるくらいです。時代の流れでしょうか。 (2007/2/5) 

*てっきり検索ワードでグーグル検索するとティムコサイトへ飛ぶのかと思い込んでいましたが、そういうことではありませんでした。あらためて考えれば「サクラマス」と入れてエンハンサーのページに飛ぶようにしたら、グーグルにものすごい登録料がいるはずですもんね。

 以下、感想のようなもの。

 07ステラは、ラインを控え目に巻かせることでトラブルを防ぎつつ、控え目に巻いても飛距離が落ちにくいスプールエッジ形状にしたということみたいです。

 ああいうふうにするなら、スプールリング径をスカートより大きくしたらよさそうだけど、ABSみたいに見えちゃうからダメなの? と意地の悪い質問をしたら、スカートにラインが乗ってループを巻き込んだみたいになってトラブるのを防ぐためだそうです。うふ。

 あのスプールの考え方は、昔のエルムGXのスプールに通じるようにも思えますが、たぶん今のシマノで知ってる人はいないだろうな。

 ナビの新型・ナスキーはウォームシャフト(クロスギア)オシュレーション。S字カムが主流になったいま、ウォームシャフトで差別化する方針みたい。みんな同じじゃおもしろくないし、シマノのウォームシャフトの耐久性は万全だから、ありでしょう(と、18年前メッキなしのウォームシャフトにOKを出してどえらいことになった人が申しております)。

 イグジスト1003のローターはカーボン製。小型モデルはボディーも含めてこういう樹脂のほうが向いているのでは? 80年代の「カーボンリール」はコストダウンでずるずるガラス入りになっていきましたが、いまあえてカーボンメインの材料で、軽さを徹底的に追求したものを作ったらおもしろいのではないかと思います。日本は全体主義なので、アルミが高級となったら全部アルミ、マグネシウムが流行ったら全部マグネシウムですからねえ。でも、少量生産では元が取れないか・・・(金型代が小選挙区制度みたいな働きをしとるわけやね。そう考えると今の日本の進んでいる方向がわかるわけで。なんの話や)。

 トーナメントISOに本体だけ(ハンドルとスプールなし)のモデル登場。他のリールもこうして売って欲しいぞ。私の05バイオ2500もキャパで深溝を選んだらハンドルがごつくて巻き心地が悪く、ほとんど使ってないわけで・・・。

 セルテートのギア組み換えサービスはSWカタログで、使ってなじんでから滑らかになるみたいなことをいっています。昔のミッチェルの「使えば使うほど滑らかになる」を思い出しました。なつかしいのお。

 そうそう、シマノとダイワしかないと上に書いちゃいましたが、ペン、ゼブコ(クァンタム)、オオクマ(オクマ?)、ティカも出てました。スンマセン。

 リールのことしか書いてませんが、エギングとバスのカタログ的ムックが控えているので手当たり次第カタログをもらったら、重たいのなんの。あまり重いのでしんどくなってしまい、肝心の現物があまり見られなかったのです。とほ。

 エアロES5000のラインローラーです。20年も前の話ですが、こういった投げリールのトップモデルにキススペシャルというリールがありました。形状やサイズは写真のものと同じながら、SiCのラインローラーにルーロンブッシュ(だったと思う)を仕込み、さらにSiCの軸で支えるという贅沢な仕様のリールでした。ところが、当時キススペには糸がヨレるというクレームがよく寄せられていました。本当にヨレが多かったというより、高級品だからユーザーの要求も高かったのでしょう。そのときとられた対策はなんとラインローラーの回転を止めるワッシャーキットをクレームを寄せたユーザーに送るというものでした。で、実際、キットを送った人からの再クレームはありませんでした。なぜこんな話をいま書いたかというと、最近の人の中にはラインローラーはベアリングが入っていてスムーズに回るほど糸がヨレないと思っている人がいるからです。もちろん、キススペ時代とはローラーの形状も大きさも違いますから、いまのリールにそのまま当てはまるかどうかはわかりません。でも、“ラインローラーが回るほどヨレない。だからベアリングが入ってないとダメ”というのは、思い込みかもしれないぞということです。 (2007/1/27)

 市場の思い込みのためにベアリングで巨大化したラインローラーを採用し続けているとしたら、それはもったいないことでしょう。ラインローラーが大きいということは、バランスを取るために重量増加分は2倍以上になるのですぞ。

 話は変わりますが、糸ヨレに関して、07ステラのムービー中、バスプロさんが「07ステラの新しいスプールは太いフロロでもヨレない」みたいなことを言っています(27日現在)。どうもこの人、ライントラブルのことを「ヨレ」と言っているようです。世の中には「糸ヨレ(糸自体がねじれていること)」、「糸グセ(糸にコイル状のクセが付いていること)」、「ライントラブル(糸がもつれてバサッと出ること。ベイトでいうバックラッシュ)」をごちゃごちゃに使う人がいます。でも、メーカーがそのまま流しちゃダメだよね(もしかすると、正しく理解していてヨレのことを言ってるのかな・・・でもスプール形状がヨレにかかわるというのは初めて聞いたぞ)。

 郡上八幡の吉田川です。13日、サツキマス釣り名人として有名だった恩田俊雄さんが亡くなられました。恩田さんは、私が初めてインタビューさせていただいた釣り人でした。インタビュー終了後も、愛用の竿やベストを手に釣りの話を夢中になってされていたのを思い出します。ご冥福をお祈りします。 (2007/1/15)

 安倍ちゃんやっちゃったねぇ・・・。でも、映像(1分33秒から)を見ると、朝日新聞のニュアンスとちょっと違って、経団連に気を遣いつつ(笑)おっかなびっくり慎重論を言っているようにも見えます。だってさあ、ホワイトカラー・エグゼンプションで労働時間が減るなんてホントに思ってたら、正真正銘のバカですよ。いくら安倍ちゃんでもそれは・・・あったりして。なに? 釣りと関係ないことはいらない? スンマヘン。

 とりあえず、御手洗キャノンのプリンターカートリッジは再生品にしましょ。

 また釣りと関係ないこと書いちゃうけどね、9日発売の週刊東洋経済の奥谷禮子のインタビューはすごいな。発言は雑誌を買うかネット検索してもらうとして、このおばはん、政府の審議会の委員として派遣などの労働規制緩和を推進しつつ、自分はザ・アールという人材派遣会社をやっとります。しかも、なぜか日本郵政株式会社社外取締役でもあらせられます。でもってザ・アールは郵便局員の研修などを受注しとるそうです。むちゃくちゃでござりまするがな・・・。

 どこかの会社の釣具事業部じゃ、うつ病の休職者が続出しとるというのに、これ以上社会がこんな方向に行ったらどうなるんでしょうなあ。

 写真は奥谷禮子にしようかと思いましたがHPが汚れるので止めました。

 2007年1月5日、天竜川C&R区間のニジマスです。もう1月だからとプールを釣るもバラシ1回のみ。この季節、こんなところにいないよなあと、足元の瀬にスプーンを入れたらいきなりヒット。寒いのに元気やのお。リールはミッチェル408。昨年ほぼ新品で手に入れたものですが、このころのは足が大きくてスライドリングか富士のパイプシート以外にはまず付きません。だから、ヤスリで削ってしまいました。もったいない? 使わないほうがもったいないでしょう。 (2007/1/7)

 正月早々釣りなんてするもんじゃないと思って(ヘンなところだけ古風なんやなこの男は・・・)、年末年始は本を読んでいました。下流同盟トヨタの正体「小泉規制改革」を利権にした男宮内義彦悪夢のサイクル誰がウソをついているのか・・・おー、反体制派やのお。利権を求めて政治をゆがめるといえば、かつては公共土木事業でしたが、現在は「規制緩和」がそれです。土建業界のために美しい国(笑)日本の自然を破壊した公共事業はいけませんが、地方に仕事を与え、所得格差を抑え、失業対策になった面もあります。これに対し、規制緩和を後押ししつつ自らも利益を上げた連中は、格差を広げ、日本をすさんだ社会にしてしまいました。今日の治安の悪化だって彼らのせいと言えなくもありません。こりゃあ、長良川河口堰より悪い! (2007/1/4)

 私的には、長良川河口堰より悪いものはめったにありません。

 他には、ナチスの発明も読みましたが、アブナイ奴だと思われそうなので写真からは外しました(もう十分思われてるよ)。ドイツなら表紙デザインだけで発禁やろ・・・。でも、この中の労働や公共事業政策を読むと、(この本のとおりなら)日本よりよほどマシ。それだけいまの日本がおかしいということか(ただ、大衆にばら撒きすぎたゆえに国外進出に走ることになった面もあるのかな? 私は歴史に詳しくないのでなんともいえませんが・・・)。

 前回のニジマスを釣ったルアー、マスターアングラー5gです。マジックで(セコい・・・)グリーンとオレンジを塗っています。ゴールド、グリーン、オレンジの組み合わせは、ラパラのパーチに通じます。サクラマスに効くといわれるフライでアクアマリンというのもこの色の組み合わせです。バスプラグのホットタイガーもこの系統の組み合わせといえなくもありません。今年スミス・ヘブンでもこの色(GGO)はよく当たりました。ヘブンではほかにシルバー、ピンク、イエローの組み合わせ(SP)もよかったのですが、この3色の組み合わせはフライならミッキーフィン、バスプラグならクラウンに近いものです。どちらも魚が好む色の組み合わせなのでしょう。 (2006/12/26) 

 忠さんのスプーンといえばパール系が有名ですが、あれ80年代の終わりにそれまでの塗料が生産中止になって色が変わっちゃったんですね。パール系はそれからばったり効かなくなったので、いまはゴールド・シルバーベースのものしか使っていません。いまもパール系カラーはありますが、いっそ止めてゴールド・シルバー系に絞ったほうがいいんじゃないかしらん・・・。

 上のアクアマリンについては、このフライからプラグのカラーのヒントを得たという話がもとなのですが、あらためて調べると必ずしもゴールド、グリーン、オレンジの3色ではないみたいです。

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 2006年12月7日、天竜川C&R区間のニジマスです。リールはひさびさ登場のカーディナル33。実はこれ、まだ89モデルなんですね。03年に買ったほうはいまだ使ったことがありません。というか、03年のはベールスプリングのテストのために(「Broke ? Broken ? /ベールスプリング2」参照)買っただけで、私は基本的に同じリールを2台は持っていないのですね。世の中には同じリールをずらっとそろえる人や、古いリールを部品取りのためにいくつも買う人がいますが、私はこの1台が自分のところに来たのも何かの縁と思ったほうが愛着がわくと思うのです。 (2006/12/16)

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