2009年7月10日、庄川のイワナです。高原川のアユが7月12日解禁と知り、思わず出かけてしまいました。飛騨は大雨です。前日にはインターネットのライブ画像で大増水の様子も見ていました。でも、もしやうまい具合にどこかで釣りになるかもと行ってしまいました。はたして浅井田ダムの一角にまだ青い水面を見つけましたがみるみる泥水に占領されてジ・エンド。ほぼそのままUターンして庄川でこの魚が釣れたからよかったようなもののあほです。そうは言っても自分の目で見てきたから納得できたわけで、行ってなければもしかしたら釣りができたのではと思ってしまうものです。行かなかったらこの魚だって釣れなかったのですし。 (2009/7/14)

 この写真、青いかい? 補正しようにも今使っている予備のノートパソコンのディスプレーの色がいまいちで判断のしようがないのです。10日くらい前からメインで使っていたデスクトップの調子が悪くなり、とうとう動かなくなって修理に行ってしまいました。そのかなり前からインターネットの表示が遅かったり右クリックの反応が鈍くなっていましたが、前兆だったのかもしれません。HDDヘルスというハードディスク診断ソフトは2041年まで壊れないと出ていたのに、ぜんぜん当てになりませんね。ちなみにこのノートパソコンは2182年まで大丈夫だそうです。わしが生きとらんわ!

 私のパソコンはそのデスクトップもこのノートもウインドウズXPです。すでにビスタが出て次は7だそうです。ソフトとハードは別の話かもしれませんが、そんなもんを次々出すよりXPのままでいいから10年使っても壊れないパソコンを作ってほしいものです。

 ウインドウズ98は1日に10回も20回もフリーズするとんでもないものでしたが、XPはほとんどそういったことが起きず、何の問題もありません。なぜこれをモデルチェンジするのかといえば、そうしてどんどん買い替えさせないとメーカーが立ちいかないからでしょう。おかしな話です。まあこれは自動車から家電製品から何もかもですけどね。

 モデルチェンジといえば、10ステラはどうなるんでしょうね。次は平行巻きを変えそうな気がします。よもやもうウォームシャフトはないでしょう。かといってS字カムではイグジストになってしまいます。全く別の機構かエアロカムに行くというのが私の予想。あれなら死点コツンとかトルク変動を消しやすそうです。コストもウォームシャフトよりは安いでしょう。でも、広い意味でカム式には変わりありませんから、やっぱりダイワにリードされている感じです。

 モデルチェンジなら、イグジストで行くところまで行った感のあるダイワのほうが次どんなものを出すんだろうと興味がわきます。80年代まではシマノのほうが次何が出るかわくわく感がありましたが、どうなってしまったのでしょうか。

 故障といえば、この釣行でまたシトロエンが壊れました。前輪軸受けからの異音、エンジン不調、電圧低下らしきラジオの不調などなど。このあいだセルモーターを直したばっかりなのに、ゆるしておくんなまし・・・。

 最近モノが壊れまくります。去年の暮れには部屋のブラウン管テレビも壊れました。しばらくはデスクトップパソコンのテレビ機能を使っていましたが(これでよけいに寿命が縮んだか)、先日ついに買い換えました。しかし困ったことに気付きました。今までこのサイトのリール写真はフォトキューブプロというブツ撮り用の器具で撮っていましたが、その蛍光灯をブラウン管テレビを利用して吊っていたのです。今度のテレビはさすがにブラウン管ではないので、それができません。雑誌の写真などはリファー80でお店を広げて撮りますが、思いついたときにサイト更新というのはちょっとおっくうになってしまいました。そんなわけでよけいに最近表紙以外いじってませんが、なんとかせないけませんな。

 壊れる壊れないといえば、ミッチェルは壊れんなあ。

 2009年6月21日揖斐川水系のイワナその2です。前回の扉も「その2」だったって? そうだよ。同じ魚だもん。リールは92カーディナル33。市場に出たのは91年の可能性もありますが、カタログ初掲載年ということで92にしておきましょう。なに? 89年? だ、誰が言ったんだ、そんなこと。そういえば92年は初代ステラが出た年だったのですね。金属製高級スピニングの最初は89年のトーナメントEXですが、92年は競合品が出てこういったジャンルが確立されていった年と言えるのではないでしょうか。何だかそんな年に33が復活したことに暗示的なものを感じます。 (2009/7/8)

 それにしてもこのリールはひどかったですね。信じられないレベルの後ろ巻きとそれに伴うライントラブル、角度の狂ったラインローラーとそれに伴う糸ヨレ、普通のリールの基準を2倍以上の余裕で上回るローターの軸方向ガタ、形状の出ていないベールワイヤーとそれに伴う回転バランスの悪さ、あげくに巻き数違いのベールスプリングの折れです。92年のカタログに「REPLICA」と書いてありましたが、確かに飾っておくためのレプリカだったのかもしれませんねと、嫌みの一つも言いたくなるものでした。

 こういうのを「旧型だから」という人がいますが、ぜんぜん違います。これは単なる不良品です。

 もしかするとラインローラーの角度やベールワイヤーの形状、ローターのガタは私の買ったものがたまたま悪かっただけかもしれません。しかし、このリールの後ろ巻きは個体差というにはひどすぎました。公差内の誤差の累積で1mmも狂わないでしょう。ベールスプリングの巻き数違いに至っては、ありえないことです。03年モデルはいろいろマシになったとはいえ、ひどい後ろ巻きやローターガタはそのままでしたし、しばらくアフターサービスのベールスプリングが5巻きのままだったのもあってはならないことです。

 なぜこんなリールが売られたのでしょう。普通の会社なら開発時の試作品であれ量産品であれ、テストやチェックをするはずです。耐久テストをすればベールスプリングの巻き数異常はわかるはずです(それ以前に部品チェックで引っかかるか)。糸の巻き上がりは生産ロットごとにチェックするのが普通です。ギアゴロのような感覚的現象ならともかく、ガタはマイクロメーター(訂正:ごめんダイヤルゲージだったわ)で測れます。

 昔作っていたリールだからチェックを省いた? シマノが日本で作っていたリールを海外工場に移すとき、耐久テストや強度テストはすべて行いました。トヨタや日産だって海外工場の車をノーチェックで出さないでしょう。

 日本の発売元が日本のメーカーに依頼して日本市場専用に作ったから・・・って、これは間違いなく「アブ」の「カーディナル」として売られるわけです。20年前にシマノがウェアやバッグなどの用品類の扱いを始めたとき、すべて担当を決めて品質チェックをしました。自社ブランドを付けて売る以上当然でしょう。ましてリールはアブの主力商品です。

 アブはかつて高品質が売りでした。でもこのリールに関しては疑問だらけです。

 なぜいまさら92年型の品質を嘆くのかって? もし92カーディナル33がちゃんとしたリールだったら、その良さを理解する人も多く現れたはずです。そうなれば33は金属製高級スピニングの一つとして一定の存在感を持ち、もしかしたらスピニングの流れに何らかの影響を与えていたのではないかと思うからです。

ちいとは見直したぎゃあ

 2009年6月21日揖斐川水系のイワナその2です。20年で2尾しか魚を釣ったことがなかったポイントから続けて2尾とはどーなっとるのでしょうか。リールはカーディナル33。昨日机のひきだしをがさがさしていたらこのリールを買ったときのユーザーズカードが出てきました。何気なく購入日を見るとH4年3月26日となっていました。平成4年ということは1992年です。このリールは89年型33のはず・・・だって、シマノにいた最後の年度に出て、翌90年岐阜に帰って買ったんだし・・・。ここで私は「ザ・クイズショウ」の櫻井翔のごとく記憶を取り戻しました。シマノにいた最後の年度、つまり89年に出たのはカーディナル33ではなく一連の日本向け復刻の始まりとなったアンバサダー2500Cだったのです。記憶が完全に入れ替わっていました。記憶が入れ替わっていたのは横山裕のほうだったか。
 (2009/6/29)

 まいったなこりゃ、今までさんざん33の復刻一発目を89年と書いてきたからなあ。ネット上にも89年と書いてる人がいるけど、全部私のせいなのね。あのトラウティスト18カーディナル特集の私の書いていないページ(細部の違いを取り上げているところ)でもこのときの復刻年度が89って書いてあるもんな。うへぇ。

 それにしても89年と書いたのはほぼこのサイトを作ったのと同時ですから、8年経っています。でも、その間、間違いを指摘されたことは一度もありませんでした。何年製とかにこだわるマニアにとって復刻版がいつ出たかなんてどーでもよかったということでしょうか。

 ま、ヤフー知恵袋ではカッパのカータンの正体がつボイノリオになっとるし、ネット上の情報なんてそんなもんということやな(自分で言ってどうするんだ)。

 カタログで確かめなかったのかって? 実は私の持っている釣り具カタログは1995年以前のものがスパッとないのです。1995年のあの事件で釣りそのものをやめてしまい、ずーっととってあった釣り雑誌やカタログ、一部の釣り具までも捨てたり人に譲ったりしてしまったのです。

 95年に何があったのかって? あれですよあれ。

 あれさえなければ94年はおろか、80年くらいからの各社のカタログや創刊からのアングリングなどものすごい資料が今も手元にあったはずなのです。

 このことひとつとっても、建設省(現国土交通省)は許せん。

 「ザ・クイズショウ」は途中から見ただけやけど、今シーズンのドラマは「白い春」と「臨場」と「BOSS」がよかったね。「白い春」の最後は悲しかったけど、物語的にはあれしかなかったんだろうなあ。

 「必殺仕事人2009」もなかなか。若いメンバーもさることながら今また藤田主水が見られるのは得した気分だったなあ。それにしても仕事人が本当にいたら、河口堰を推し進めた役人や政治家連中を全員やっちまってもらいてえくれえだぜ(一応書いとくが冗談だよ)。

 2009年6月21日揖斐川水系のイワナです。高速代を使って庄川まで行って貧果で帰ってくるくらいなら揖斐川水系をうろちょろしてたほうがいいなんて言っていたら、本当にこんな魚が釣れてしまいました。揖斐川水系はすごい? んなあほな。この魚を釣ったポイントなんか、引っかかってきてしまった新子アマゴを除けば、渓流魚はこの魚が3尾目ですからね。この日3尾目とか今シーズン3尾目じゃありませんよ。揖斐川水系に通い出して以来だから、ほぼ20年で3尾目です。どんだけ釣れんところなんや・・・。 (2009/6/22)

 揖斐川水系で40cmクラスのイワナなんて初めて(今年の5月に2回釣れてきた尻尾の丸いヤツは除く)です。遠い分釣行の少ない庄川でも40cmのイワナは2回釣ってますし、00年代になってから行きだした高原川でも2回釣ってます。

 それでも最近釣れているように見えるのは釣行回数が多いからです。下手な鉄砲というか1日1寸というか(ちょっと違うぞ)。

 もうひとつ思うのは、やっぱり同じ川に通うと、いろいろわかってくるのですね。一番単純なのは入川点でしょう。意外にわかりませんからね。

 川の深さなんかも意外にわからないもので、以前は闇雲にラインを送ってやたら根掛かりさせたり、逆に上っ面やら魚のいないところばかり引いてしまったりとかしていたものです。そんなのは川の流れを見て判断しなきゃならんのですが、そうそうその域には達せないわけで(未熟なだけやろ)。

 13日に貧果だった庄川でも放流モノとはいえヤマメが追ってきたり群れていたりはけっこう見ましたから、魚の絶対量はあっちのほうが多いのでしょう。ダム遡上の大型が釣れる可能性もあります。でも、ポイントや入川点そのほかの引き出しがすでに少ないわけです。もし私が庄川に1時間前後で行けるところに住んでいて揖斐川水系並みに釣行していたら、こんなもんじゃないはずです。でもそれは仕方のないことです(お金と体力があれば別ですが)。

 遠くの有名河川より近くの川・・・やね。

 リールは思い出したように時々使うカーディナル33です。自分がやっていてこんなことを言っても説得力がありませんが、写真みたいに水に浸けるようなことはやめましょうね。写真の元画像は横3072ピクセルあって拡大するとリールの浸かっている水に細かい粒子がいっぱい浮かんでいるのが見えます。浮遊しているのは分解された落ち葉など有機物が主だと思いますが、少ないとはいえ土や砂の粒子は金属より硬いです。

 いつもならせめてネットのフレームに乗せて水に浸からないようにするのですが、渓流で使っている内寸30cmのネットでは入らなかったので、岸際にいけすを作ってこうしました。

 このサイズの魚を30cmのネットですくっていてはリリースネットもくそもないのですが、こういう点から見てもネットを2個持ち歩きたくなります。でも相当ヘンだよな・・・。

 2009年6月13日庄川のヤマメです。口がヘンです。アゴが外れたみたいになってます。フックは上あごに掛かっていたので、釣ったせいではないはず。養殖時の奇形かもしれません。高速代4700円も使ってこのサイズ2尾とはトホホです。ますます揖斐川水系でうろうろしてたほうがいいやとなりそうです。釣れなかった理由は高速とともに人が増えたとか腕が悪いとかいろいろですが、この日は大減水です。この川に限らず最近雨が降った2日後くらいに釣りに行ってもぜんぜん水が増えていないことが多いように思います。たぶん異常気象で冬に雪が降らず、山が乾いているのではないかと思います。 (2009/6/18)

 今まで庄川は下道で行っていましたが、この前石徹白(白鳥で下りる)へ高速を使ってみたら、もう下道走れません。東海北陸道と下道のR156は何度も90度で交差するんですからね。つまり下道はそれくらい蛇行しているということです。速度以前に距離がぜんぜん違います。わかってはいましたが、あらためて走ると差がありすぎます。

 13日は土曜日ですから、他の車は1000円でゲートをくぐっとるんやなあと思いながらお金を払いました。ETCそのものが癪(自動改札機の改修費を客に負担させる鉄道会社があるか? しかも、ETCがらみの会社って天下り企業でしょ)なのですが、今頼んでも2ヶ月待ちとかです。遅くても9月には総選挙があって、かなりの確率で民主党政権になりそうです。そうなったら高速無料化策でETC用済みですからね。

 そやけどまあ、高速1000円とか、なんなんでしょうね。どう考えても「エコ」とやらには反するでしょう。高速1000円はまだましで、エコポイントとかエコカー割引とか無理やりの地デジ切り替えとか、家電会社や自動車会社の製造ラインを止めないのが本当の理由でしょう。

 長良川河口堰や徳山ダム、木曽川水系連絡導水路などの無駄な公共事業がごり押しされるのは、政治家と企業の癒着もありますが、もはや国土を開発し尽くしたにもかかわらず企業として存在するゼネコンに仕事を与えるためでしょう。

 役割を終えた企業のために税金を使っていらないものを作り環境破壊を進めるとは、まったくもってくだらないことですが、家電・自動車産業も同じなんですね。

 でも、こうして物を作っては捨て作っては捨てしていかないとこの社会は麻痺してしまいます。だから誰もこれを止められません。異常気象だけでなく、行き着く先には何があるのだろうと思います。

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