2005年5月11日、高原川のニジマスです。今年の自然河川アブラビレ初ものです。ちいさ・・・。グリップ(しかも交換済み)しか写ってませんが、ロッドはティムコ・トラウターT-78ML。これじゃ、「鶏頭を割くに牛刀をもってする」ですな。
 リールはアボセットC2000。このリールに限らずS字カムって大発明ですね。あの高コストでややこしいウォームシャフト(クロスギア)平行巻機構ってなんだったんだって感じです。いまやウォームシャフトも「牛刀」なのかもしれません。 (2005/5/13)

 もちろん、過剰なものがついているからこそ高級品だという考え方もありますよ。

*画像が少し荒いのは銀塩カメラ(ニコンFE2)で撮影し、カメラ店でデジタル化したからです。

 2005年4月22日、ハミングバード通天湖のニジマス。アングリングファン誌の取材です。ヒレがきれいですね。取材のときは釣りはしないことにしていますが、この日は夕方少しロッドを借りて釣りました。
 借りて使った
セルテート、えがったです。慣性の少ない回転がトゥイッチングにぴったり。ウィスカートーナメントSSで始めたウォームシャフトを思いきってやめたのは正解ですね。昔のダイワってLBリールのシンクロフリーみたいに自分たちの打ち出した機構にこだわる印象がありましたが、変わりましたね。 (2005/5/5)
セルテート
 取材時に借りたセルテート2000です。
シンクロフリー
79スーパースポーツSS-LB
(写真上)
 逆転で糸を送り出すとき、ローターだけが回る「シンクロフリーシステム」搭載機。当時の釣り雑誌を見ていた記憶では、釣り人の受けはよくなかったみたいです。でも、ダイワは当時独占状態のLBモデルをすべてこのシステムに切り替えてしまっていました。
83BB-X(写真下)
 そこへ出てきたのが、シマノ初のLBリール、BB-Xでした。「レバーを引いていても巻ける」が売りでしたが、同時に逆転時にハンドルが回るのもカタログなどでうたっていました。このリールの登場後、ダイワはシンクロフリーを廃止しました。


 あくまで製品展開からの推理ですが、おそらくシンクロにこだわった分、ダイワはかなりシェアをBB-Xに食われたのではないかと思います。


 こういったLBスピニングの歴史を含めた特集は、5月26日発売の「磯釣りスペシャル」7月号でどうぞ。
 次の磯スペのために用意した88ツインパワーBB‐Xです。このリール、おなかにシマノのロゴがあります。これ、当時の専務が言い出したこと。ここにメーカー名を入れておけば、釣り雑誌の現ニコ写真で宣伝になるやろ、というわけです。
 でも、これカッコいいと思います? デザイナーは泣く泣くやったんじゃないかなあ。効果も・・・。偉い人が細かいことに口を出すとこういうことになるのです。 (2005/4/19)


 「あなたが竹中さん? あの、釣りサンデーに連載してた人? 私ね、あの大森の回に感動して、コピーを全社員に配ったんですよ」・・・今年のフィッシングショーである会社の方にこんなことを言われました。書いた本人は完全に忘れていて、「へ? どんなのでしたっけ」と聞くマヌケなありさまでしたが・・・。
 それがこれです。読みたい? うふ、いつか単行本になるまで、お・あ・ず・け。 (2005/4/3)

 と、いいたいところですが、そんな予定も見込みもないので、この回だけ、どうぞ


 おなかのおまけ、琵琶湖博物館レストランのバス天丼です。今日の本は「魔魚狩り」・・・ん?
 この本、バス擁護派からは最後の切り札かつ理論武装のためのバイブル、バス駆除派からはトンデモ本みたいないわれ方をしているようです。たしかに書名は過激ですが、書き下ろしの最終章を除くと、それほど過激なことをいっているとは思えませんでした。それどころか水口氏は、「バスの存在を望まない漁協の管理する水域は可能な限り駆除」、琵琶湖は「ブラックバスやブルーギルのいない一種の逆サンクチュアリに」と書いています。すなわちバス全面擁護ではなく、芦ノ湖など一部例外を除き、ほとんどの水域でバス駆除なのです。
 その水口氏がなぜ駆除派に反発するのでしょう? 私は最近、いわゆる駆除派のいっていることのほうが「正論」なのかなと思うことがあります。でも、彼らの、絶対に自分たちは正しい的言動や、みんなでバスをたたいているいまの風潮に、なにか薄ら寒いものを感じています。水口氏はこういうところに対するバランス感覚で、今のような立場を取っているのでは、と思っています。
 もっとも、正論は正論ですから、それを主張する人に違和感を覚えるほうが、へそ曲がりなのかもしれませんけどね(みなまで言うなといわれるかもしれませんが、日本みたいな全体主義国家では「へそ曲がり」は大切だと思ってますよ、私は)。 (2005/3/27)

 このバス天、不味くはなかったけど、やけに身がグズグズでした。まさか回収ボックスで寝ていた魚が材料だったとか・・・。

 ・・・長すぎたな、これ。

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