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週刊てーて ひらく農園から

「新緑の黄、気、希」

 日曜日に水窪町へお茶の刈り込みに行ってきました。その前の週の日曜日には、恭さんが一足先に水窪へ行って、お茶畑の草取りと肥料やり(米ぬかのみ)に行っています。僕たちには野菜の苗という多くの子供たちが常にいますから、特に温度差の激しい春先は一日家を空けることができませんので、どちらか一人が家に残って苗の水遣りとビニールトンネルの開け閉めをしなければならないのです。

 水窪への道中は、沿道の桜並木の満開が駆け足の春を演じてくれて、気分転換を兼ねた水窪行きにそれこそ花を添えてくれたのでした。この時期のお茶の刈り込みは、昔からの、水窪でお茶を細々と作り続ける人たちにとっては、「へぇー?」という印象のようです。お茶を揉んでいただいている龍山村のお茶名人の鈴木貞次さんのところへ恭さんが先週立ち寄ってアドバイスを受けたことには、ちょうど刈り込みにはいい時期だ、ということでした。鈴木貞次さんは昔からの手もみのお茶を、古い機械を組み合わせて再現性のある微妙なお茶に仕上げることを息子さんとやられていて、お茶の栽培も、息子さんの提言を受け入れてどんどん農薬を減らしていっている方でもあります。一方で、お茶を専門としているわけではない水窪の方々は、昔からの手法を守り続けているようです。僕のところに届くこの意見の違いが興味深いところでもあります。

 野菜が専門の僕たちには、春先の農繁期のこの時期に遠く水窪のお茶畑まで行かなければならないことが一つの難題といえるのですが、新緑の気に触れてみることで癒されることに加えて、山に住む方々の気をいただくことの嬉しさが「ああ、行ってよかった」と思わせてくれるのです。

 ひらく農園のちーち畑では、エンドウの横で十年ほど前に植えた次郎柿の新緑の黄色が春をいっぱいに吸い込んでいます。とーと畑のアスパラは、にょきにょきと地面から伸びてくる新芽にボリューム感が出てきました。早生の玉葱は玉太りし始めてきて、四月下旬までには収穫が始まる気配です。さやえんどうは背丈が急に伸びて人間の肩に並びそうなくらいになってきました。

 僕たちの希い(ねがい)は単純なものです。新芽が伸びやかに育ってくれること、古葉古根が確実にその役割を果たしてくれること、そのことに尽きます。新旧の連動が多種を伴って彩り豊かな春であることを、人間の世界でも実現していくことを強く希います。

          2002年4月4日 寺田潤史

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↑↓アスパラ畑

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↓早生玉葱

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