週刊てーて　ひらく農園から

「梅雨支度」

　梅雨入りです。それまでのからっとした天気は、玉葱収穫にはもってこいの天候でした。もうそろそろ雨の季節であることはわかっていましたから、毎日が玉葱収穫と収納の作業の連続でした。やることは単純ですが、量が多いので体力勝負です。ちょっと、農作業日誌から羅列してみます。

5月24日　平野さん親子が手伝いに来てくれて、七宝甘７０を半分以上引き抜いていってくれる。
5月25日　七宝甘７０引き抜き、葉切り。
5月26日　七宝甘７０回収(コンテナ２８箱）。
5月27日　七宝甘７０収穫終了。
5月28日　七宝甘７０葉切り終了。すべて冷蔵庫に入れる。ターザン収穫開始。
6月1日　 ターザン引き抜き３６ｍ×３畝。葉切り。
6月2日　 ターザン平コンテナに収納。
6月3日　 ターザン収穫終了（引き抜き、葉切り）。
6月5日　 もみじ３号収穫開始。
6月6日　 もみじ３号引き抜き。葉切り。
6月8日　 ターザン収納終了、冷蔵庫にすべて入れてしまう。
6月9日　 もみじ収納（軒下）。
6月10日　もみじ３号葉切り終了、収納終了。

　今、販売している七宝早生７号は七月初旬までで終わる予定で、七宝甘７０を十月いっぱいくらいまで販売し、そのあとをターザンが引き継いで一月まで、最後にもみじ３号が登場して来年の４月初旬までという具合です。収穫時期も微妙にずれるように品種を選んでいますので一度にどっと収穫ということは避けられていますが、そのほかの野菜を収穫仕分け配達しながらですと、体はやはり疲れてきます。幸い、僕の母親が玉葱の葉切りを八割くらいやってくれたので、助かりました。恭さんにほかの野菜の収穫を任せて、玉葱の引き抜きと、ひとつ約二十ｋｇのコンテナを動かす作業は僕が担当したので、腹筋がへたっています。去年の五月から今年の四月までの玉葱の販売量が2770ｋｇで、今年は去年と比べて収穫量が落ちましたが、ロス分も含めてやはり三トン以上を動かし、梅雨支度でへとへとになってしまいました。

　　　　　２００２年６月１３日　寺田潤史

今週の野菜

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