週刊てーて ひらく農園から
「水たまり」
おんもに出たいとあーちゃんが
赤い靴を履いてきたよ
水たまりに入るなら
長靴履いといで
あっちの畑まで行こう
冬の雨はやんだ
どうしてそんなに嬉しそう?
白い足が駆ける
こんなにも生きていくことに
眉間のしわが寄るとしても
千年前と変わらないで
愛は宿っている
あーちゃんが蹴り出した石は
転がり続けてる
も一度照れ隠しのように
水たまりの中へ
おんもに出たいとあーちゃんが
赤い靴を履いてきたよ
水たまりに入るなら
長靴履いといで
あっちの畑まで行こう
冬の雨はやんだ
どうしてそんなに嬉しそう?
白い足が駆ける
どうしてそんなに嬉しそう?
白い足が駆ける
この詩を書いた二年前の冬は、西暦二〇〇〇年になったばかりで巷には「ミレニアム」の言葉が氾濫していました。千年単位で物事を考えるということは、日常では少ないのですが、ふと足元の石を見るとそこには長い時間が流れていることに気付いたのです。どこの家にもたくさんの石があります。子供達は、きれいな石を見つけることの名人です。その石たちが、どんな過程でここにあるのかは様々です。僕がよく連想するのは、山から大きな岩が砕かれながら川を下って、下流の平地に大雨とともに散らばっていく、という光景です。それは想像出来ないほどの長い年月が考えられますが、家庭にあるくらいの大きさの石は、もしかすると五百年あるいは千年くらいはこの近辺でやはり子供たちの目に止まっていた、とも考えられます。とすれば、その長い間中、石に宿る魂がその時代時代の子供達を見守ってくれていたのかもしれません。同時に、近年のアスファルトやコンクリートに覆われてしまった石にとっての受難は、子供達の受難でもあるのです。
2002年10月24日 寺田潤史
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