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「七五三」

 次女の朱里の七五三のお祝いをしました。お祝いと言っても、三年前の長女の妃袈里の七五三の時に恭さんの実家で買っていただいた着物を着て、双方の実家に着物姿をみてもらいに行き、近所の神社にお参りしただけのことですが。

 七五三というものは、インターネットで調べると、武家社会の名残だそうで江戸時代から庶民にも波及していったと書かれています。3歳、5歳、7歳がこどもの厄年にも当たるそうで、そのお祓いということでしょうか。

 僕の子供のときにも、紋付袴は身に付けませんでしたがそれなりの洋装をした記憶があります。しかし、嬉しいという記憶は残っておりません。それがどうでしょう?朱里は、着物を着た自分が気に入ったのか、いつになくご機嫌でおとなしく丸一日着物を着ていました。3歳から4歳にかけてのこの時期は、自分をお祝いしてくれるという自覚が出始める年頃なのでしょう。写真を撮られることにすら満足感が漂っていました。

 普段から朱里は、洋服を選ぶことに関心が強く、特にここ数ヶ月はスカートがお気に入りです。保育園から帰ってくるとすぐにスカートに着替えますし、休みの日には朝から箪笥に向かってごそごそやっています。親が着るものに無頓着に近いのに、どうして子供が洋服に執着するのか不思議です。

 農家はとかく着るものに無頓着で、機能性を最重要視します。夏は下着のみならず作業服まで汗でぐしゃぐしゃになりますから、日に二,三度は着替えます。冬は、作業にあわせて変化もしますが、暖かければよいという感じです。僕の場合は、一年中綿のつなぎ服を着ていて、その下や上に着るもので調整します。見た目の良さにかまっていられなくなるのです。ですから、子供に対しても機能性で服を選ぶようになる習慣があります。

 野菜を配達していると、長年野菜を買っていただいている方々から、その家々の子供たちのお下がりをたくさんいただきます。うちの三人娘の着ているものの九割以上が頂き物です。それこそ山のようにありますから、子供たちはかえって選ぶようになってしまったのかもしれません。男の僕から見ると、女の子特有の性質なのかと理解しがたい部分です。大人や年頃の女性ならばいざ知らず、わずか三才の執着です。

 この子供たちが大人になったとき、どんな具合に変化しているのか楽しみではあります。親が大人が思っている以上に子供たちの意思は強烈であることを、この子達から学びました。七五三の時の朱里の表情は、今のこの子達を象徴している印象があり、時代の波とは無関係であるところに子供たちの可能性が秘められているのでしょう。

2002年11月14日 寺田潤史

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今週の野菜

野菜

品種

播種日

玉葱
にら
葉ねぎ
ほうれんそう
にんにく
レタス
春菊
ロケット
なす
小かぶ
大根ぬきな
菜の花
ピーマン
ししとう
小松菜
サニーレタス
さつまいも
べかな
セニョリータ
京みぶな

お茶(煎茶)
ターザン
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わかさまパワー
イーハトーブ
上海早生
シスコ
おたふく
オデッセイ
黒潮
雪峰
(自)宮重
広東サイシン
京みどり
つばきグリーン
新黒葉小松菜
なんそうべに
寿
はまみなとべかな
セニョリータ
早生みぶな

やぶきた
ユリ
ユリ
ユリ
アカザ
ユリ
キク
キク
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ナス
アブラナ
アブラナ
アブラナ
ナス
ナス
アブラナ
キク
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アブラナ
ナス
アブラナ


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