週刊てーて ひらく農園から
「玉葱の植え付け準備」
玉葱の植え付け期に入りました。朱里の七五三、僕の祖母の米寿祝と催事が続き、疲れもたまってきたことで久しぶりに軽い風邪を引いて、玉葱の植え付けがやや遅れ気味です。この寒い気候の影響で、苗も少し遅い成長ですので、植え付けの遅れはちょうどいいくらいに思っておりますが。
昨日は、玉葱の苗の防虫ネットをすべて取り外して、玉葱トリマーで剪葉作業をしました。玉葱の葉っぱを十センチから二十センチメートルくらいにそろえます。そして、残り四品種のうちの二品種の根切りをしました。これらの作業には次の三点の重要な要素が含まれます。
第一点は、虫から守られた玉葱苗を外界の空気に直にさらして馴化させます(といっても虫は防虫ネットの裾や地面からいくらでも入ります。益虫である蜘蛛がたくさん入っていて、虫のバランスをとってくれてもいます。外界に出ることで、虫のみならず鳥によってもバランスがとられることになります)。二つ目に、苗の葉先を切ることで茎を太くして機械移植に適した苗となります。そして三つ目に、根切りによって鉢の中の苗土を根がしっかりつかんでくれると同時に、大地に伸びていた根が自立して、今度は新しく植えつけられる本畑に備えるのです。
とーと畑の玉葱予定地は、夏から何度か耕され、繊維質豊富な雑草の緑肥がすき込まれています。そこへ、鶏糞もみ殻堆肥を散布しました。愛知県の新城市から夏に運んできた鶏糞もみ殻堆肥は、この三か月でいい具合になってきました。それを二反(約六百坪)ほどの畑へ、マニュアスプレッダーという肥料散布機で積み込んでは散布し積み込んでは散布しと、十往復以上はこなしました。
今日は、その散布された堆肥が一晩たって落ち着いたところで、土中にすき込む作業をしなければなりません。そして数日して、きっちりと畝立てをして、紙マルチをかぶせ、玉葱移植機で植え付けとなるわけです。
2002年11月21日 寺田潤史
鶏糞もみ殻堆肥 |
一度も葉を切られていない玉葱苗(もみじ3号) |
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2週間前に剪葉された七宝早生7号。 切られた位置から葉がぐんと伸びているのがよくわかる |
2度目の剪葉をされた後の七宝早生7号 |
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時期をずらして3回目の播種後乾燥が続いてやっと芽が出た、大根 |
ほうれん草の芽もようやく出た |
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もみ殻をまいたところから芽が出た |
もみ殻の周囲は生の米ぬか |
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ごろ土の乾いたところでも、ほうれん草は芽が出てくれた |
わかるだろうか?目が出かかっているところが |
今週の野菜
野菜 |
品種 |
科 |
播種日 |
玉葱 にら 葉ねぎ ほうれんそう にんにく レタス 春菊 ロケット とろろいも 小かぶ 大根ぬきな 菜の花 ピーマン 大根 小松菜 サニーレタス さつまいも べかな セニョリータ 京みぶな 人参 お茶(煎茶) |
ターザン スーパーグリーンベルト わかさまパワー イーハトーブ 上海早生 シスコ おたふく オデッセイ (自)とろろいも 雪峰 冬みね 広東サイシン 京みどり (自)宮重 新黒葉小松菜 なんそうべに 寿 はまみなとべかな セニョリータ 早生みぶな 紅映2号 やぶきた |
ユリ ユリ ユリ アカザ ユリ キク キク アブラナ ヤマノイモ アブラナ アブラナ アブラナ ナス アブラナ アブラナ キク ヒルガオ アブラナ ナス アブラナ セリ |
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