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週刊てーて ひらく農園から

「奈良県十津川村上湯温泉湯治紀行」

 玉葱の植え付けを完遂できないままに、今年の休養旅行に出ました。玉葱を無理して植えるだけ植えて旅立つよりも、植えた玉葱だけはしっかりと僕らの不在時に根付いてくれるよう身支度をしておいたのでした。

 十二月一日の日曜日の朝七時半に出発して、国道一号線を行き、名古屋あたりで国道二三号線、四日市でまた国道一号線、亀山で名阪国道二五号線、天理で国道二四号線、五條で国道一六八号線と、高速道路を選択しない道のりで十津川村の上湯温泉神湯荘に到着したのは午後五時でした。

 昨年に続いてのこの宿を選んだのは、温泉の心地よさだけでなく、一泊大人二人と子供三人で一万円という料金、自炊できることで食事の心配をしなくてよいということも大きな理由でした。ただ、子供たちが七泊という長期の日程に退屈してしまわないか、ということだけは心配していました。野菜コンテナ一杯分のおもちゃ道具だけで子供たちが満足するとは思っていなかったからです。

 神湯荘には、内風呂の家族風呂二つに加えて、露天風呂の家族風呂が二つあります。その中でも、ランプの湯という露天風呂を子供たちがとても気に入った様子で、何度も足を運びました。このことが、子供たちが退屈しないひとつのアクセントになったことは間違いありません。湯治期間中の前半は、折り紙を折ったり切ったりで部屋を装飾することや、お絵かき、編み物の真似事、持っていったおもちゃで遊ぶことなど、子供三人で充分楽しんでいる様子でした。後半は、数キロ離れた近くの公園へ行って、思いっきり走ったり、サッカーをしたり、あるいは「野猿」というロープで高いところを移動するものに乗せてもらうという、動的な要素で退屈しないようでした。この「野猿」というものは、今でも地元の方が使われている移動方法だそうで、川や谷に橋を架けるよりも「野猿」を作ったほうが手っ取り早いし、災害にも強いとのこと。太いロープで対岸とを滑車でつなぎ、ロープに吊るされた木でできた籠に載ってその中でロープを手繰り寄せて対岸に渡るというものです。

 帰る前日には、玉置山の玉置神社に参拝しました。雨の中を子供たちと傘をさして山道を歩いたので少し大変でしたが、寒さを特に感じたのはこの時だけでした。その昔神武さんが八咫烏に先導されて玉置神社で兵を休めた、という伝承があるようです。

 僕たちのこの旅の目的は、何といっても休養にありますので、七泊という期間の湯治は効果絶大でした。恭さんはよく眠り、後半は編み物をして過ごしました。食事の支度をしなければならないことは、食事の心配をするよりもずっと精神的に楽なようでした。僕は、パソコンにギターやシンセサイザーを持ち込み、音楽の録音編集を主にしていました。帰り道は、南下して新宮から国道四二号線を三重県に向けて走りました。高速道路を使わない旅行は久しぶりで、最後に天竜川を渡ってラーメン屋さんに寄ったのが初めての外食でもありました。とてもよいリフレッシュをいただいた旅でした。   

2002年12月12日 寺田潤史


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今週の野菜

野菜

品種

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